ハタチの夏。
7/7、出国。
新しい場所にやってきた。
今まで見たことのない景色たち。
新しい環境、新しい友達、新しい「やること」
全部全部、わくわくしてしかないんだ。
毎日、穏やかに過ごしている。
なのに、なんでだろう。
「無性に泣きたい」
今の環境、満足してしかないはず。
友達もいるから寂しくもないはず。
なんで?
理由がわからないこの感情が怖い。
怖くて仕方ない。
ここ3ヶ月、泣きたくても泣けない日がずっと続いていて
だからきっと涙は出てこないんだけど、
なんでか泣きたい。
そう思ったって意味ないのに。
涙なんて枯れてしまっただろうに。
あとね、もう一個怖いこと。
「今日一日、何したか記憶ない。」
っていう日が続いてる。
友だちと話しても、
買い物に行っても、
ご飯を食べても、
ただ寝てただけでも、
インスタのストーリーとか
LINEの会話記録見ないと
何してたか思い出せない。
記録見て
「あれっ、今日これしてたんだっけ」
も結構ある。
なんかいやだ。
だって楽しいことも覚えてられないんだもん。
あ、もう一個あった。
朝が起きれなくなった。
今までも朝弱い方っちゃそうだったけど、
アラームかければ起きれるし、
二度寝も「寝よう」って思うから寝てた。
でもここ最近、体が起き上がれなくて、
アラームをいつ止めたかも覚えてなくて、
いざ起き上がるとふらっとして
そのままベッドにばったんで
意識飛んでる。
ストレスも何もないはずなんだけどなぁ、
すごく毎日楽しんでるんだけどなぁ、、
木曜日から始まった授業。
しかも1限目とったから8:00からだった。
起きれるかしら。
心配だったけど、授業開始2分前になんとか起き上がった。
でもしんどいな〜って思ったし、
Com Techの授業のoverviewきいててもワクワクしなかったから
Musicのクラスに変えた。
朝10:40までに起きれば良くなったけれど、
私の一日が始まるのがまた遅くなった。
正直、日本に帰りたい気持ちはすごくある。
後期の始まりに合わせて渡航してきた人は私以外にもたくさんいて、
みんな結局ロックダウンだから寮で一緒に過ごしている。
寮の生活は楽しいよ。
毎日滑り台滑って、夜に3時間バスケして、ラウンジでみんなでご飯食べて、
たくさの喋りして、たまにみんなでお買い物に行く。
楽しいよ。
なんだけどね、
蝉の声は聞こえないし、
手持ち花火もなければ
風鈴の音も聞こえてこない。
スイカ割りもない。
「夏」を感じるのは、この気怠い気温だけ。
季節感なんてここにはない。
だって常夏の国だからね。
みんなのインスタ見て、羨ましく思う。
ついこの前まで散々日本を駆け回っていたから。
みんなと一緒にどこかに行ったり、
誰かに会いに行く旅をしたり。
心の面で頼れる人が近くにいないことは大きいのかもしれないな。
長崎に帰りたい。熊本に帰りたい。京都に帰りたい。
東京にも行きたい。東北にも行きたい。四国にも行きたい。
そんなハタチの夏が始まった。
さぁて、課題をしようか。