物を減らすと本当に生活や人生は変わるのか
今住んでいる家は、昭和初期に建てられた、建売住宅の一軒家だと思われる。
家の近くにはいくつも似たような家があり、そして我が家と同様に、各々、壁にひび割れが入っている。
今まで住んだ中で1番古い家で、ナメクジやアリや、ダンゴムシとの戦いに明け暮れていた。
知り合いの方に、大変安くお借りしているため、住めるだけでありがたいと思いつつも、次はもっと普通の家がいいと思ってる自分もいたり、…でもなんだかんだで愛着のあるこの家に、いつまでも居続けるわけにはいかず、重い腰を上げて、やっと家探しを始めた。
思い描くような家が見つからず、年内の引っ越しは無理かな…と思っていた矢先に、ふと旦那さんが小さくて、古い、一軒家をインターネットで見つけた。
お互いの仕事の合間に時間を作り、見に行くと、そこには随分と小さな中庭のあり、二人ともなんとなく気に入ってしまった。
あちこち修繕する必要もあり、全部自腹でというのだから、快適に「住む」ためには、時間もお金もかかるのに、そういうものに惹かれるところは性分なのだろう。
あんなにもっと普通の家がいいと思っていたのに…今の家より古い家には住みたくないと思っていたのに。
もう脳内では、あちらはこう直そう。ここにはこれを買おうとアレコレ思いを巡らせているのだから、「好き」からは逃れられないのかもしれない。
快適な暮らしをするために、何年も前から「本当に好きな物だけに囲まれて生きていきたい」と思っていた。
今回、その小さな家に引っ越すにあたり、実現させようとやっと決意を固めた。
まだ洋服の断活から始めたばかりだか、本当に物を減らし、トキメキを大切にしたら生活は変わるのだろうか。
本を読んだだけではわからないことだらけのため、どうせなら実体験をきちんと書いていきたいと思い、ゆるゆると徒然なるままに書き記そうと思う。
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