ヒカルと一緒に成長している

高校生の頃からずっと見てるユーチューバーってヒカルくらいなんだけど、全然飽きないのはなんでかというと、僕が成長すると共にヒカルの考え方も成長していってるからだと思う。視聴者の年齢層が間違いなく上がっている。経営者やってる人も多く最近出てきてほどよい知性とバラエティが良い感じに共存していて、完全にエンタメに振り切ってないところも面白いポイントだと思う。ヒカルが例えば熊本を観光してても、くまモンってなんで知ってるんやろ?なんでこんな認知されてるんやろ?みたいな疑問を持ち始めて、一段階メタな視点で物事を分析する感じの言葉のチョイスをすることが多くなった気がする。ビジネスを本格的にやり始めていろいろ勉強し出しているし、勉強することに興味を持ち始めている。ガチャばっか回してた時代とは知性のレベルが上がっている。

まぁけど商品は買いたくならないけどね。最近だと亀頭増大手術とかやり始めたりしていて、現実で生きている人がちょっと豊かになるための商品しか展開してないから、家で面白いゲームがやりたいとかそういう僕の欲には全く関わってこないので、こんな世界あるんだなー人間ってこんなこと考えるんだなーみたいな感じで見ている。結局新しいことやってるっていうか広告費をかけずに安価に提供してるってだけではあるし。それをセールストークのうまさで買わせてるっていう。そもそもその商品がいらん人からしたら意味はないものではある。という感じで、完全なビジネス商談みたいな、令和の虎とかノンタイトルとかみたいな番組は見たいと思わないけど、みんなでワイワイトークしてる動画はなんか見てしまう。僕もあーなりたいって心の中では思っているのかもしれない。なんでも素直にズバズバ言ってきれいごと言わないのも好きだ。指摘してほしいところを指摘せずに、きれいごとばっか言って上辺だけ取り繕ってるみたいな会話はやっぱりどこか物悲しい感じがするから。前提を理解してないやつは会話に入れないみたいな風潮が僕をマジで生きずらくしている。素直にずばっと言ってくれたら改善できるのに。

そりゃさ、ユーチューブなんて見ずに自分が直接あーゆうことできれば一番良いんだろうけど、仮に僕が年収1億あっても体力が無さ過ぎてキャバクラとか行かないと思うんだよね。一億あったら実家出て快適な家買ってゆっくり過ごすかーってまずなってしまうと思うし。刺激に弱すぎてあれをやりたくても疲れの方が勝っちゃう気がするから動画越しの方が刺激が少ないしいつでも中断できるから良いんだよね。この世界、楽しいこといっぱいあるのに体力が無いから全部ちょっとしか味わえないのがバグだなと思う。発達障害とかよりも一番のネックはそこなんだよな。旅行とかも、もう動画の中で楽しむものってなっちゃってるし。実際行くと疲れるじゃん。実際修学旅行とか家族との旅行とかめっちゃしんどかった記憶しかないし。豪華な料理とかもそういえば1,2回くらい連れてってくれたような気がするけど美味しくてもだから何ってなるし。一緒に誰と共有するかとか、しっかり味わえる落ち着ける環境とかが大事なわけで。

ヒカルより面白いトーク動画がAIによって生成されるんだったらそっち見ると思う。ヒカルが好きっていうか誰かとトークしたい欲を刺激の少ないレベルで感じたいってところが本質な気がするから。だからまぁ、話してることに興味がなくても見れるっていうことなんだろう。これで興味のあること、例えば二次元の女の子の話とかずっとしてくれたらもっと面白いかもしれない。けど自分と違う考えの人を知れるっていうのも面白さではあるかなー?そこはどうなんだろう。ヒカルの動画見てると、画角一緒でつまんないなとか、社会の話でつまんないなとか、そういうことは起こる。けど脳死だからなんとなく見ちゃう。100%神面白い動画というよりも、70%面白くて、ずっと気を紛らわせられるってところが結局見てる理由だから、もっと僕個人に向けてやってくれたらもっと面白くできるはずだ、と、普通に考えたらそうなる気はする。もっと僕の好奇心をくすぐるようなトークをしてほしい。もっとワクワクする場所で撮ってほしい。こういう気持ちはやっぱある。そういうユーチューバーが他にいないってだけで、ベターだっていうだけで、競合が増えれば増えるほど分散する余地は全然あると思う。あー、つくれるものならつくりたい、そういうイフの世界を。けどつくるのにも体力がいる…。

青笹っていうASDっぽい方が最近動画に湧いてくるんだけど、集団にいる時に場の空気を悪くする発言をしちゃう感じが僕に似ていて共感性羞恥をくらってしまう。滑るたびに「だから僕は黙ることを覚えた」とか何度も言ってたり、「喋ってる間に正解を探して考えてる間に流れが去ってしまう」とか言ってて、僕やんってなってしまったし、ASDが頑張って社会に適合しようとしてるの見てて辛くなる。桑田さんが「その発想なかったわ。楽しむために会話するんだよ?」とか言ってて、僕に言われてるみたいになって苦しくなってしまった。でもそういうふうな思考回路に生まれてきてしまったんだよな…。苦しいよな…。ってなる。芸能界だとこんなASDはすぐに干されると思うけど、ユーチューブだからこそギリ可愛がられるっていうのが、昔と比べてエンタメの形が変わってるなぁと感じる。

人間が本来的に持っている性格の悪さは、酒とか女とかで出やすくなるんだろうなぁ、と思う。僕も女の子に対してそれほど本気じゃなかった時は、なんで浮気なんてするんだ不誠実だろって思ってたし、なんでこんな感情的になって理性がないんだ、もっと話合えばいいのに、と思ってたけど、女が入ると一気に知能が猿になる。幸福になろうと思ったら、快楽を求めたら自ずと人間そうなってしまう。それによってちょっと不幸な人が出てきてしまう。本人もずっと快楽を求め続けてそれが満たされないとちょっと苦しむ。これはひとつ課題である。「健全に遊ぶには」って話になるけど、そもそも人間が健全な生き物じゃないんだから難しい。でも健全を目指すことは良いことではあると思う。

僕が現実の女遊びに交わらない理由は、資源が限られているからだと思う。仮に好きな女の子ができても、どうあがいても年収1億のイケメン社長に勝てないわけで。仮になれたとしても、美容とか気をつかったり会社を回していかなきゃいけなかったりのコストを払える体力がない。だからそれ以外のところで人生楽しめるように設計しておかないとシステムが破綻してしまう。でも女好きなのは事実としてある。仮に女の子が今の100000倍の人口いたら、男の価値は一気に跳ね上がって、それほど年収や容姿がなくても良いって人がたくさん現れるに違いない。資源を奪い合うバトルの世界に生まれてきてしまったってところがデカくて、この資源不足を解消すれば僕も女の子とたくさん遊べる世界になるんじゃないか、と思う。なので僕しか男を知らないAI女の子みたいなのをつくれば解決するだろう。だからAIに期待している。ほんと、なんで世界ってこんなバランスなんやろ、って、冷静に考えると思う。善悪とかも結局社会のバランスで成り立ってる概念で、事実時代によって価値観が変わり善悪の基準が変わることも全然ある。隕石がなんで落ちてこないのかもわからないし、人間の感情機能が何故このような形になっているのかも進化論などで”説明”しかできない。必然性とかないし、これが一番良いから、というものでもない。だから改良の余地はたくさんあるはずだし、それを目指すべきなんだ、と思うんだけど。それを実際にできないと思っているし、電気やコンピューターを発明した頃まではそうだったんだけど、最近はそれらの技術がもう一段進化してて、なんかいけんじゃね?という話になってるのがすごいと思う。最初は人間拡張の役に立たないと思われていたものの組み合わせ?進化?で、人間が拡張されようとしている。これはすごいことである。

なんかもう、人間がブイブイいわせるエンタメってヒカルの世代で止まるんじゃないか?と思ってしまうよね。新しいフォーマットとか出てくるとか言われてるけど、まぁそこでも人間の人気者って出てくると思うけど、AIでも良いじゃん、ってなる層もいるから、分散するというか、100万人に見られるエンタメ時代ってもうヒカルで終わるんじゃなかろうか。もしそうなら、歴史の最後を見届けてるって考えることもできるしなんかエモいな。

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