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吃音の治療(cure)法はないけど、吃音の治療(treat)法はある

吃音について調べると、「吃音の治療法はない」と書かれているのをよく見かけます。海外文献を調べると、ちょっと表現の仕方が違うと感じるので、今回はそれについて個人的な考えを短めに書いていこうと思います。

海外の文献を見ると、
「今のところ『cure』できる方法はないが、『treat』できる」
というように書かれています。
『cure』と『treat』はどちらも『治療』と訳されると思いますが、厳密な違いを調べると

・cure:(病や症状を)完全に回復させる(=完治)
・treat:(病や症状を治すために)を治療する

という意味になるそうです。

つまり、吃音を完全になくす方法は今のところ確立できていないけれど、吃音を治すための対処や処置は可能ということです。
完治は難しいけど改善はできるという感じ。

日本語ではどちらも「治療」と訳されることで、誤解が広がっているんじゃないかなと勝手に推察しているところです。

「改善は可能」というエビデンスは過去記事にまとめたりしているので、ぜひこちらも読んでいただけますと幸いです。

なので、よく見かける「吃音の治療法はない」というのは正しくは、
「吃音の治療(cure)法はないけど、吃音の治療(treat)法はある」という感じでしょうか。
ややこしいですね笑

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