カリフォルニアで保護猫(犬)の譲渡
カリフォルニア州在住
動物保護施設の保護子猫ボランティアに参加しています。
今回は こちらで犬猫を飼いたい時の情報を。
まず、こちらでは犬猫はペットショップでは販売していません。
動物を売っていない訳ではなく魚、鳥、爬虫類、ハムスターなどは普通に売っています。
ブランドの犬猫は直接ブリーダーに連絡を入れて買えます。
ネットで検索すると出てくるんですが 欲しい時に聞いてすぐに買える事はほとんどなく譲って貰える時期と金額や引き渡し方法など数回のやり取り後に迎える感じだそうです。
ブリーダー同士のネットワークもあるようで時期が合わなければ紹介で少し家から距離のある場所から引き取ることも。
そして 動物保護施設から引き取る場合
(今回は私の出入りしている施設中心の話になります。)
今は施設内への入場制限があるため ほとんどはウェブサイトを見て飼いたい動物を探しお見合いの予約を入れてから出向く事になると思います。
今回のコロナ禍前は 施設の開いてる時間に行って動物達を実際に見て選べました。
気に入った動物が見つかったらケージ外に書かれている番号を控え、施設内の用紙でお見合いの申し込みをします。
このお見合いには家族(同居人)全員の参加が求められます。
犬を飼っている人は、新しい犬や猫を迎え入れる場合 結構一緒にお見合いに来ていました。
順番待ちでお見合いが出来る部屋へ案内されて そこに希望した動物を、連れてきてくれます。
猫の場合、同じケージからなら希望すれば2.3匹一緒にお見合い出来ますが、別のケージからの場合は順番に連れてきてくれます。
その場で即決出来れば そのまま書類作成に入り 希望した動物は獣医さんの身体チェックを、受けます。
希望者には別料金でチップを入れてくれる所もあるし 譲渡するペットにはもれなくチップを埋め込む施設もあります。
犬猫は ほぼ予防接種は終わっており、去勢・避妊手術済。
子猫の場合 大きさによって狂犬病の予防接種が済んでいない場合はありました。
こちらは野生動物(アライグマ、オポッサム、スカンク)やコウモリから狂犬病が見つかるので犬猫どちらにも予防接種が推奨されています。(義務なのかは調べてません)
譲渡金は子犬・子猫が、成犬・猫より高めに設定されていて老犬・猫が安く設定されてある所も。
一律に料金設定している所もあれば 市が経営しているので住民より非住民は割高になる所も。(隣町の施設が後記述)
またキャンペーンで料金設定無料となる期間もあります。
町の議員さん等が料金分を寄付して先着50匹まで無料です、なんて事もありました。
動物保護施設の料金は予防接種や避妊手術を考えると格安です。
週末にペットショップなどで譲渡会をしている保護団体の方が金額が高くなっていますが これは仕方ありません。
書類申請と料金を支払い新しい家族を受け取り終了です。
お見合い時に保留した場合、例えば次に待っている人が同じ動物を希望していれば そちらへ貰われて行く可能性もあり「明日まで保留しておきたい」などは基本通りません。
避妊手術がまだ済んでいない場合は手術後に引き取れる日が決まります。
引き取り側の条件などですが
申請用紙に現在の同居人構成や既に飼っているペットの情報の書き込みがあり ここでは一世帯辺り、犬猫はどちらも3匹までと書かれています。
違反したからと言って罰する効力は無さそうですが ご近所からの苦情が入って立ち入り検査などがあれば規定以上の動物は保護されるかもしれませんね、いや、苦情が入ってる時点でペットに、問題が、あれば全て引き取られるのかも?
私は現在まて(アメリカでは)ご近所さんが拾ってきた子猫を引き取り 病院で予防接種、去勢手術した黒猫(クロ)が1匹、
動物保護施設からは 住んでいる町と隣町から譲渡を受けた事があり 保護猫からそのまま飼い猫になった猫もいます。
猫の他に庭にいるウサギも動物施設から引き取っています。
昨年のコロナ禍で皆んなが家に閉じこもった際、動物保護施設からほとんどのペットが消えた、という程 人気のあった動物達。
今年は皆んな(人)予防接種を済ませてキャンプなどバケーションで出かける人達が増えて動物保護施設から貰われて行く動物が減少するのかな、と心配です。
数多くの動物たちが最高の家族と巡り会って幸せに暮らせますように。
注)今回 上で使わせて貰っている猫の写真は保護施設からの転用です。
実際に飼い主を待っている猫ちゃんです、眉毛まであって可愛い❤️
予防接種といえば...
犬猫にも アメリカらしい?ドライブスルーでの予防接種があります。
ここでは 毎週末、動物保護施設の駐車場でやっていて いつも犬が窓から顔を出している車が数台の並んでます。