インドパンチャカルマの旅2020vol24【デリー編】
20日の朝、決断をしてマダムマサコを電話で叩き起こすところから始まり
デラドゥーン空港インデイゴ18時10分発デリー行きに乗るまで
息もつけないほどの大騒ぎ状態。
JALのデリー支店に日本行きのチケットを予約する際も、自分の携帯電話番号が記憶から飛ぶほどだった。
デリーに着いたらふきさんが出口で待っててくれた。
これがドレだけ「有り 難い」事なのか、わたしは1年前に経験済みである。
彼女が手配してくれたタクシーに乗り込む際に、わたしの荷物を勝手に運んでくれようとするおにーちゃんが現れるが、
ふきさんキッパリと「no problem」と追い払う。
重そうだから手伝いますという善意では無くて、あとで必ずお金を要求されるからだ。
その国その国に「顔」がある。
リシケシは肉も売ってないし酒も売ってない。そうゆう聖地だから。
リシケシに来て「良質なタンパク質を摂りなさいよ!肉を食べましょう!」と言ってる方が「イカレタ人」でリシケシに居る資格が無い人、とも言える。
タクシーの車窓から、デリーの街を望む。
すごく綺麗に見える。官公庁などがある通り、お金持ちエリアなどは道が広くとても綺麗。大きな門扉はあるけれどその中の家の姿は見えない。
インドの大富豪というのは、1つの国の国家予算ほど金を持ってるという。
どんなオーラを纏っているのか見てみたいものだ。
2日間お世話になるホテルに着く
豪華そうに見えるけれど、なるほどこれがデリーのスタンダードなのか?と思える部屋だった。前回1泊(と、言っても5時間ほどの滞在)デリーに泊まったホテルと変わりなかった。
ふきさんが5スターホテルを勧めていた理由が、すっごく理解出来た。
番外編Ⅱでも書いたけど、cocoonシーツが無かったら寝られなかった、、、。
ホテルに荷物を置いて、ふきさんの家に行く。歩いて5分もしない所にある。
ルーフトップとは聞いていたけれど、5階建てを登っていくというのはキツイ
その苦しさの果てに見える景色がコチラ。
ルーフトップのこの広いベランダでワイン会や焼き鳥をしたりするんですってよ。ステキだなー。
そして、ふきさんお手製の鍋を戴く。
鍋はインド製、中身は和風。
しいたけでなくてマッシュルームってのがインド。
彼女のインドワインの話しが特に興味深かった。
だってインド、ぶどう美味しいもの。本当に美味しい。
いま思い出したんだけど、ケワルに買ってもらったぶどう、アシュラムの冷蔵庫に入れっぱなしだ、、泣ける。
いま、もう1個思い出した。わたしマンゴー食べてない。号泣。
インドのワイン。ワイナリーに行って樽出しのワインを戴くツアーとかやってるんだって。
すっごい行きたい!
だけどワインはインドでは一般的でなくて、品質を保つっていうのが難しいんですって。
2日目にインドワインを戴いたけど、スモーキーでめっちゃ美味しかった。実に45日ぶりのアルコールでしたよ。
そこらへは又、次回のblogにて。
22日(日曜日)は全インド外出禁止の1日前の21日。店もほぼやってないと思うけど、開いてたらどこに行こうか?と計画をたて
夜遅く帰って来て、それでもちゃんとblogを書いて、風呂入って寝ようとしたら「水」でした。ドッチの蛇口を捻っても「水」でした。
えーい禊よ!と水かぶって速攻寝たよ。
朝、またも電話で起こされました
ええ、あの「鈴木さん」です。
鈴木さん、今回の旅で3回電話貰ってるんだけど、鈴木さんから電話貰ったら絶対いいことが起きるからね!
そのまま携帯メッセージをチェックしたら「朝ごはん食べ来て❤️」とふきさんからメッセージ。
もちろん行くよね。
デリーの朝。
あんなに小汚い、怖い、ヒドイと思ってた街。
1年前は怖かった野犬たちが、いまは可愛く思える。
リシケシも、たぶんデリーもそうだけど、成犬になるまでが過酷だと思う。
彼等は生き残って行かなきゃならない。
傷だらけの犬。たくさん見かけた。
これは縄張り争いだったり序列争いの末に付いているんだと思う。
マダムマサコが「マイドッグ」と呼んでる犬も傷だらけだった。
それでも1番強い犬に従っている。それが安全で安心だからだ。
わたしたちにはわからない見えない境界線やルールの中で彼等も生きている。
ほんの一握りだけが生き残れる。
あるメンターが言っていた。
物質化とはエネルギーの果てに物質となった、これを無視出来ないと。
意識下だけでなんとでもなってる人をまだ見た事がないと。
ウマイこと言えないけど、雨が降ったら、降ったように過ごし
嵐になるならそれに備えていくべきだと思う。いつだってそれが自然の摂理ではないか。
ただ、一定量いる。
ここがオラの家だ!どこさも行かねぇ!
このマインドは一体何なんだろう?どうしてソレを声高に誰かに言うんだろう。
言うことで自分宣言してるのかもしれない。わからねぃ。ただ一定量いるようだ。インドにも。