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さらん日記

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寺子屋さらんの日々の様子や出来事をつれづれなるままに記します。
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#長野市

魔法の姿勢

 先日の自彊術(じきょうじゅつ)のとき、参加者のお一人が、 「背筋を伸ばすだけでも気持ちが調うわ。」 と言われました。そして周りのみんなも、うんうん!とうなずき合って姿勢を正しました。  自彊術では、座り方・立ち方をとても大切にしています。きちんと座り、立つ姿勢をとった上で、31の動作を行います。しかしそれがなかなか難しいのです。背筋を伸ばして座っているつもりでも、先生の手で補正されると骨盤がぐっ!と立ち、自分の背骨はこんなに伸びるのか!?と驚きます。立って行う体操の動作の

困ったときは成長のとき!

 本日は池坊いけばな講座が開かれました。いけばなには決まった型に則って生けるものと、型がなく自由に生けるものがあり、後者を「自由花」と呼びます。先生からある程度の説明はもらいますが、生けるときは本当に自由。どの花を、どの場所に、どのくらいの高さで、どんな向きに生けるか、花同士のバランスをどうするか、など、自分で決めなければなりません。  さて、普段の私たちの日常の中で、こんなふうに自分の感性を問われることがあるでしょうか。ついルーティンになりがちな生活の中で、こんなにも今自

元気が出ないときは

 12月に入り、いよいよ寒さも本格的になってきました。そんな中、先日久しぶりにしっかり風邪をひき、しっかり寝て休みました。人はこんなに眠れるものなのか!と思うほど、1日17時間ほど眠り、1週間ほどでやっと回復。身心ともに溜まっていた疲れが癒され、よいリセットとなりました。  以前の記事にもありますが、病は通過させるもの。原因追及に没頭し過ぎたり、無理に症状を押し込めようとせず、病が過ぎ去るのをひたすら寝て待つしかありません。病の通過を経験するのです。負の感情や煩悩も然り。

治すと治るの違いって?

 寺子屋さらんは、「体と心を調える」がテーマです!と、色々なところで繰り返しお伝えしています。皆さんもどこかで目にしてくださっていると思いますし、もう見慣れてしまったという方もいるかもしれません。今日はもう一度、この言葉の真意に立ち帰ってみたいと思います。 治す  寺子屋にお越しくださっている方々の年齢層は40~80代が多く、皆さんそれぞれに体の不調があってご参加さる方が多いです。参加のペースや頻度がそれぞれ異なると同時に、気合の入れ方もそれぞれ。どんな心持ちで取り組むの

新学期の9月 新しいこと始めよう!

 暑い暑いと言っていた夏も、気づけば通り過ぎようとしています。日本には四季があるので時間の流れが早く感じますね。(年のせいもありますが・・・。)  空が高くなり、空気が澄んで、虫の声が夜を静かに演出する秋。そんな季節は「集中しやすい」とき!自分と向き合うにはちょうどいい季節ですね。夏の暑さで興奮した身心がしずまり、じっくりと体とこころを調えることができそうです。 新メニュー  そんな9月から、夜の生け花クラスが始まります。1週間働いた金曜日の夜、お寺でお花に癒される時間を

お寺って涼しいの?

 梅雨が明けていよいよ本格的な暑さがやってまいりました。太陽の陽ざしの威力が1年で一番強い季節。自然の力を感じるとき、同時に人間のちっぽけさを感じます。自分を小さく感じられることって実はとても大切ですね ! 煩悩のひとつ「慢」  つい自分に期待したり、大きく見せたくなったりしてしまう私たち。仏教では、そういう状態を煩悩の一つである「慢(まん)」と呼びます。誰かと自分を比べて自分の方が勝っていると自負したり、逆に自分が劣っていると卑下することも「慢」です。どちらにしても、自

令和6年6月 官足法講座開催しました

 寺子屋さらんの中でも人気講座の1つ、官足法。 官足法(かんそくほう)とは何でしょう? ー官足法とは、台湾出身の官有謀先生が創始した足もみ健康法です。 その原理は、人間の生命は究極的には血液に支えられているという考えに基づき、その血液をいかにきれいにするか、つまり腎臓機能をいかに高めるか、そしてその血液を全身にスムースに循環させるためにはどうすればいいか、このことに着目しました。 誰にでも簡単にできる、そして何より効果抜群。健康を取り戻したい全ての人にお勧めします。(官有謀