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さらん日記

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寺子屋さらんの日々の様子や出来事をつれづれなるままに記します。
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#仏教

治すと治るの違いって?

 寺子屋さらんは、「体と心を調える」がテーマです!と、色々なところで繰り返しお伝えしています。皆さんもどこかで目にしてくださっていると思いますし、もう見慣れてしまったという方もいるかもしれません。今日はもう一度、この言葉の真意に立ち帰ってみたいと思います。 治す  寺子屋にお越しくださっている方々の年齢層は40~80代が多く、皆さんそれぞれに体の不調があってご参加さる方が多いです。参加のペースや頻度がそれぞれ異なると同時に、気合の入れ方もそれぞれ。どんな心持ちで取り組むの

新学期の9月 新しいこと始めよう!

 暑い暑いと言っていた夏も、気づけば通り過ぎようとしています。日本には四季があるので時間の流れが早く感じますね。(年のせいもありますが・・・。)  空が高くなり、空気が澄んで、虫の声が夜を静かに演出する秋。そんな季節は「集中しやすい」とき!自分と向き合うにはちょうどいい季節ですね。夏の暑さで興奮した身心がしずまり、じっくりと体とこころを調えることができそうです。 新メニュー  そんな9月から、夜の生け花クラスが始まります。1週間働いた金曜日の夜、お寺でお花に癒される時間を

お寺って涼しいの?

 梅雨が明けていよいよ本格的な暑さがやってまいりました。太陽の陽ざしの威力が1年で一番強い季節。自然の力を感じるとき、同時に人間のちっぽけさを感じます。自分を小さく感じられることって実はとても大切ですね ! 煩悩のひとつ「慢」  つい自分に期待したり、大きく見せたくなったりしてしまう私たち。仏教では、そういう状態を煩悩の一つである「慢(まん)」と呼びます。誰かと自分を比べて自分の方が勝っていると自負したり、逆に自分が劣っていると卑下することも「慢」です。どちらにしても、自

仏教講座が開講します

 仏教には色々な宗派があります。それぞれに修行の仕方や思想が異なりますが、栽松院の大人の寺子屋さらんでは、曹洞宗の教えを元に仏教講座を開講致します。 仏道をならふといふは自己をならふなり  これは、曹洞宗の開祖道元禅師の書かれた『正法眼蔵』に出てくる言葉です。自分を正しく知り、自分という境界を脱ぎ、自然な広がりそのものになっていく修行の過程ことで、この思想を元に自己を顧みていく講座となっています。(難しそうですが大丈夫です!)   栽松院住職と寺子屋さらん代表の2名の講

テーブル茶道 集中が楽しい!

 令和6年3月15日、第2回「テーブルで楽しむ茶道講座」が開催されました。参加された皆さんはそれぞれ初めて会う方同士。講師を務めさせていただく私も、はじめましての方がいらっしゃってくださり、ワクワクしました。 夢中  茶道は、お茶を点てるまでの作法や動作に重きを置いています。(もちろん飲むことにも、その後の片づけにも作法があります。)初めて茶道に挑戦される方にとっては、慣れない動きをやってみることだけでもとても大変です。お茶を点てる所に到るまで、一つ一つの動作にとても集中