映画マッチングに出会えてよかった
みなさん、このブログを開いていただきありがとうございます。
さらまみと申します。
初めてのブログですので温かく見守っていただけると幸いです!
さて、本題に参りましょう。
映画マッチングに出会えてよかった。
当方、昨年の3月末頃からSnowManおよび佐久間大介くんのオタクをしておりまして
(まだまだ新規ですが姐さん方が優しくてとても安心して推し活をしております、調子に乗らないように推します)
白佐久間期自体は知らないのですが情報解禁の時点から
「うっっっわ似合う!!!!」
と思っておりました。
実際むちゃくちゃ似合ってました。
ここから先はストーリー、キャラクター、自担について沢山語ろうと思います。
前半はネタバレなしなので、
まだ見るか迷ってる〜
という方は前半まで
もう見たぞ〜!感想語り合いたいぞ〜!
という方は全編読んでいただけると嬉しいです!
※文芸部のくせに文才がありません。伝わるよう尽力はしますが伝わらなかったらごめんなさい。
※すごくオタクです。特に吐夢くんパート。
身も蓋もないオタク語りなので許容できる人のみお読みください。
※後半は完全ネタバレ、誰が犯人でどういう展開、パンフレットや小説にも言及します。ネタバレ禁止かなぴーまんなので自衛してください。
ただ、後半⑤の章からはネタバレありませんし、ぜひ読んで頂きたい内容ですので宜しければまだ映画を見ていない方でも前半読み終わったら後半⑤に飛んで読んでいただけると嬉しいです!
ストーリーのイントロダクション、キャラクター紹介はこちらの公式サイトをご覧下さい。
私からは公式以上のことは言えません、笑
https://movies.kadokawa.co.jp/matching/
【前編】
〜こんな人に見てほしい〜
ざっと雑に言うと、全人類見てほしい。
この物語、怖いのかな、推理物かぁ…、などというファーストインプレッションを抱かれやすいのでは無いかと考えています。
確かに予告はなんか不穏だし、「サスペンススリラー」だし。
個人的には自担を初めて映画館で拝める!という喜びが勝っていたので、あと怖いもの耐性とサスペンス耐性高めなのでそこまでではありませんでしたが、1歩を踏み出しづらいだろうな、と思っております。
しかしこの物語、テーマは
愛
なんです。
人を愛するとはどういうことか、深い愛とは何か、愛を貰うとは何か、愛し合うとは何か、
様々な愛のカタチを目の当たりにできる作品だと思います。
それ故、「怖い」の形が恐らく予想とは違います。
グロテスク、暴力的という怖さではなく
人間的な怖さがあります。
まあ、監督は「怖くないですよ」と言っていますし。
直接描写はほぼなく、
そもそも血が苦手だなぁ、人死ぬの怖いなぁ、
という方は怖いと感じるかもしれませんが、
大抵の医療ドラマ刑事ドラマが見られる人なら大丈夫です。
あと鬼滅乗り越えた人も大丈夫だと思います。
アニメと実写の違いはありますが…。
まあ、【G】区分なので。
音や声はリアルで怖かったりするので、怖いシーンかも!と思ったら耳塞ぐのはオススメです。
1回目見て怖かったよ〜😭
という方はぜひコメンタリーを。
すっっごいシリアスなシーンで笑かしにくるんでオススメです。
怖さ半減、楽しさ倍増します。
あとこれは他の方が仰ってたことを書いてしまうのですが、
人を傷つける音はセロリらしいです。
発表会の時
「客はみんなピーマン!」
と思うのと同じ原理で怖さ減ります、多分(?)
さて、話を戻します。
この映画、テンポ感がすごくいいので気づいたらクライマックスなんです。
「うわっ、うわああっ、ああっ、あー!!、おお、、」
みたいな感じです。
感情を上げ下げさせるのもすごく上手い構成なので、ジェットコースターのように、飽きずに見られます。
そして2回目が見たくなります。
例えるなら、ディ○二ーの○ッツア○モール○ールドは、
1回乗っただけでは飽きないような
2週目でもっと細かいところ気づいてやるー!
みたいな、そんな感情だと思います。
(私は乗ったことありません、シーしか行ったことないので(()))
例えは最悪でしたが、
1回見るだけじゃ飽きたらない映画だと思います。
私は8回見に行きましたが、毎回新たな発見がありますし、
他の方の感想などを見て
「次はこれ注目しよう!」
ともなるので複数回必須です。
それと同時に、
パンフレットと小説もオススメです。
もう、ねぇ!!!!
読んだ人にはわかる、このふたつの良さ!!!
おすすめは
映画→パンフレット→小説→映画(2回目)
です。
パンフも小説も再販続々と始まってるのでこの機会にぜひ!!
このようにですね、ハッピーセットで美味しくいただける映画マッチング、ぜひいかがでしょうか。
本当はキャラクターについて解説したかったのですが、触れる範囲ミスるとネタバレなので後半で触れます!!!
映画をまだ見ていない方、
真相はご自身の目で、劇場でお確かめ下さい!!
【後編】
〜ネタバレありで語ろうぜ!〜
はい、ここからはブレーキかけずに行きます。
一応順は追いますが、だいぶハチャメチャですので頑張って着いてきてください()
①キャラクターが素晴らしい
まずはマッチング、キャラクターがとてもいい。
みんな違ってみんないい、そんな感じです。
(演者さんの年齢は撮影当時のものです)
「唯島輪花」29歳 ウエディングプランナー 演:土屋太鳳(28)
仕事に全力な、恋愛音痴の29歳女性。
人物像が良すぎる!!!!!
どうしても映画やドラマ・漫画などの女性は理想の素敵な女性として描かれてしまいがちです。
極端な例を挙げるなら、少年漫画の女の子たちは
みんなボンキュッボンだし
ドラマの女性はみんな家庭力があるし
仕事して、おしゃれして、恋愛して、、、
そんな女現実じゃ一握りだよーーーー!!!!
しかしこの輪花、
仕事はできるけど恋愛は苦手だし
(芳樹さん「好きな人ができても、みんな離れていってしまうじゃないか」)
ファッションはダサいし
メイクは薄いし
まあ素がかわいいのであれなんですけど。
でも居酒屋では
「すみませーん!焼酎水割り梅入りで、あ、ジョッキで、あとシシャモ!」
なんて叫んじゃうんです。
そのあとは乾杯してぐびっとジョッキをあおったらドン!とおいて
片手に枝豆をつまみながら箸で梅をザクザクやる…
そして飲みすぎてお父さんに介抱されながら帰宅。
現実味がありすぎる、唯島輪花。
マッチング、なんでもない日常の描き方が本当にうまいんですよ…。
親子の会話も、職場での慌ただしさとつかの間の休息も。
まるで他人の生活のぞき見しているかのようなリアリティ。
これがあるからこそ、怖いところがしっかり怖いし非日常が引き立つと思うんですよ。
だからこそ、やつれていって目の奥が変わる輪花ちゃんがすごかった。
だんだんと焦点が定まらなくなっているんですよ。
多分最骨頂は思い出の公園~お父さんが亡くなった直後。
個人的に見てて一番しんどかったのは尚美が亡くなって警察に保護されているとき。
影山に拉致られかけた後は乗り越えた目をしていたから安心感すらあった。
光を失った感じはあったものの…。
こう見ると輪花、だいぶ不憫(今更)。
叫びすぎて声帯切れちゃいそうだった。のど飴を差し入れたい。
そして幸せになってもらいたい。
水槽越しに見えた恋してる顔、最高にかわいかったよ。
「永山吐夢」25歳 特殊清掃員 演:佐久間大介(30)
ついに来た、この男、我らが永山吐夢。
私は吐夢担なので爆喋りします。
まず、スタートとエンドロールの「佐久間大介(Snow Man)」で泣いた人は私だけじゃないと思う。
あと見終わった後にきゅるきゅる佐久間大介の写真を見て
「同一人物…?」となったのも私だけじゃないと思う。
はい、話を戻します。
永山吐夢、沼なんだけど…。
ずーーーーっと犬の耳見えてませんでした?!?!?!
「警察呼ばれるようなこと、何かしましたっけ?」
のあとドア閉められちゃったとき耳たれてましたよね。
「この写真、きれいに映ってますね、貰ってもいいですか?」
のところは耳立ち上げてしっぽぶんぶんしてたし
「何言ってんだお前」
っていわれて取り上げられたときしゅんって耳としっぽたれましたよね。
「輪花さんに会おうとすると、警察を呼ばれてしまうので」
もしゅん…って耳が垂れてました。
「だって輪花さん、望み薄そうだし」
って耳たらしといて
「僕の光は輪花さんの中にしかありませんから」
でしっぽぶんぶんしてるんですよ
「クリオネの捕食、また見たいし」
でぱあああああってしっぽと耳ぴーーん!ってしてます。
書き出しました。
オタク特有の早口で読み上げてみてください。
そう、永山吐夢、かわいいんです。
身もふたもないですがビジュもいいもんで。
登場シーンはあんまりそういう印象抱かなかったんです。
輪花ちゃん同様「うっわ…何こいつ…」て思いました。
「今の時代、個人情報なんて簡単に特定できるんですよ」
とか怖すぎません?
小説の情報ですが、実は初デートでスマホ摺って自作のスパイアプリ入れて盗撮盗聴ストーキングしちゃうのは普通にヤバイ。
(同じことを佐久間大介にもしていたかもしれない永山吐夢、とてもやばいけど刺さった、なにあのエイプリルフール)
まあこの行動がその後の輪花ちゃんを助ける手掛かりになったのはよかったというかなんというか…笑
指とのツーショも引いた。あれなんでやってるんだろう。
そういう癖ってわけでもなさそうだし。
死生観が不思議なのはわかるんだけど…。
さて、私はどこで永山吐夢に堕ちたのか。
事情聴取のシーン
西山さん「特集清掃ですか、大変ですね」
のときの、髪を、ぐしゃぐしゃっとやるあれ
あれです!!!!!!!!
クッッッッッソイケメンだった…なにあれ…。
内田監督も「ここの吐夢かっこよすぎる」と言ってしまうほどびっくりなシーン。
まんまと堕とされた。
そのあとも「ぺたり」という笑顔で会釈をして
「いませんね」
「いましたね」
「マッチングアプリ」
「ウィルウィル」
何、なに、良すぎ。
そして始まるポエミータイム
明かされる、人を突き落とした事実。
ここで彼は「事故でした」といいました。
唐沢澄香の件はまじで事故だったんだけど、
高校時代
故意に落としていた人がいました。
自担の手はすでに血で汚れていた。
すきなんですよ…
アンモラルなことをしている創作上のキャラクター。
とはいってもたくさん出会ってきたわけではないのですが。
闇を抱えていて、過去がほの暗い人、好きなんですよねえ。
プリキュアの光堕ちが大好物なので。
個人的好みはキュアエースとキュアビートです。
佐久間君が演じた、で言えば丸尾行児大好きです。
闇堕ちも好きです。
話を戻しましょう。
そのあとは尚美に接触してからしばらく登場シーンはありません。
初見では尚美のことは吐夢が殺したと思っていました。マジです。
そしてやってくる、
「すみませーん、警察です」
最初は気づかなかったんですよ!!!
でも、「ここに人が立ち入っているという通報がありまして」
で気づきました
笑っちゃいました、笑
それと同時に
「これは永山吐夢というより声優佐久間大介では?!」
と思いました。
なんにせよ監督が佐久間君のうまいことを活用している感じがしてすごく好きですあのシーン。
それで勇気を出した輪花ちゃんが影山を突き飛ばしてドアを開けて
「ぎゃああっ!」
いやそらそうなるわな。
でもその直後の
「早く逃げて」
からがもう吐夢君王子様タイム、全佐久間担と吐夢担が阿鼻叫喚狂喜乱舞するこのシーン。
大大大大大大大好きです。
イケメン過ぎて死にました。
何せ吐夢君無駄に声がいい。
中の人声優やってますからね。
惚れないわけがない。
我々視聴者は輪花よりも一足先に吐夢君に堕ちちゃってるわけ☆
(やかましい)
話を戻しましょう。
「僕はストーカーだけどあいつは殺人鬼だ」
自覚あるんだ、というかおまえもなーー!!!
「君の好きだった人も同僚も殺してる」
それはそう!!!!
「どっちが信用できるか考えればわかるはずだ」
どっちもどっち!!!
「君のことが心配なんだ」
くっっっっっっ…(大被弾)
顔と声がいいからって!!!!!!!!!
さて、ここからの乱闘シーン、とってもいいですね。
まあまあちゃんと殴られてましたけど吐夢君
そして馬乗りになられてましたけど
弱くない????
そして輪花ちゃんが強い。
消火器でばこーんっていったよあれ、背骨大丈夫かな影山。
そこからの輪花ちゃんかっこいいしなんか吐夢情けないしで結構好きなんですけど。
そして、屋上のシーンへと行きます。
書きながら、吐夢君のターンだけ頭おかしい文字数に分量であることを自覚しています。
自担なので甘く見てください()
「家族は再生できないんで」
なんか、吐夢君らしい言葉やなあ、と思いました。
本当の家族を知らずに育ったから、知っている人にはせめて大切にしてほしい。
言い方が悪いですが吐夢君の数少ない正常な倫理観のうちの一つだと思います。
言い方が悪いですが。
そのあと輪花ちゃんに褒められてうれしそうにホーム画面見せるのかわいいんですけどなんですかあのクソコラはwwwww
ハッキングとかそういうの得意なくせにコラ画像へたくそなのかわいいんですけどwwwww
ちょっと輪花ちゃん離れちゃったしwwww
あと、ピースフルなファンという表現鬼刺さった。
うちらもそうでいようね…!
そして来る、湖畔のシーン。
あの歩き方の時の首が金の佐久間と同じ角度でくすっと来た人私だけじゃないはず。
あとあのwww
「僕よりも愛に狂ってる」
で突然カットインするのやめてもろてww
シリアスなのに笑ってしまうんですよwww
これも監督の技で監督の術中にまんまとはめられたかもと思うと…
そして吐夢君、危険を察知して走り出し、刺されました。
ここで私のお話をしましょう。
私は弱りが好きです。もちろん創作上で。
初めてちゃんと追いかけたドラマ「コード・ブルー」では冴島さんが刺さりました。ちょっとさすがに不憫すぎるけど。
(恋人の死→毒物で意識不明→流産→旦那の命の危険、流石に不憫)
あとは「ラスト・ホールド!」佐久間大介演じる桑本君が落ちて腕折ったところ、苦しいけど好きです。
例をあげたらきりがないのですが、おそらく私がこうなったのは某猫型ロボットの映画鉄人兵団のリルルですね。幼少期に見てました。最悪です。
(悪口ではないですがだいぶ歪んで育ってしまいました)
話を戻しましょう。いや、戻せない。
ブログを書いている日、私は念願かなって衣装展に行けたんです。
ありました、背中に、傷口を縫った跡。
友達の前で興奮してしまいました。
話を戻しましょう。
正直死ぬほどカッコよかった。
小説版にて、殺人の動機は「マッチングアプリ婚したら真実の愛はない説の検証」です。
吐夢さん、輪花さんとはどこで出会いましたか?
「マッチングアプリ」
どこの?
「ウィルウィル」
俺はほかのカップルとは違うぞ、ということ…かな。
まあ吐夢君には相手に命をささげられる想いがある、つまり真実の愛があるってことですね。
吐夢君自身が反例になってどうする。
あと個人的にそのあとの病室のシーンで発覚した
吐夢君AB型が死ぬほど刺さってるんですけど同志いませんかね?
病室のシーンもかわいかった!!!
病衣が死ぬほど刺さるのはもちろん、プレゼントの開け方がクリスマスの朝の子供…尊い。
靴PUMAだし!!!!!
すの担発狂ポイント!!!!
そしてジャケットピンク!!!!
似合わないのすごくないですか?!?!?!
このあとの「むふっ」って笑い方もかわいくて好きです。
平和に終わる。
そう思っていた。
全然無理だった。
トイレ、入って行って、ん?????
トイレの音ってやばくない????とか思ってたら手洗ってました。
手どころかカッター洗ってました。
自担の手がマジで血に汚れていた。
あそこのシーンだけ止めてスクショ取っておきたいくらい
好きではあります。
すっごい「うわああああああ!!!!」っていう驚きがありました。
監督すげえ。
そんでその手で輪花ちゃんと手つないじゃうんでしょ?
あーあ、あーあとか思ってた。
輪花ちゃん逃げてえええ!!と思ってた。
油断してた。
逃げなきゃいけないのはうちらだった。
もはや8回、あのシーン見に行っているといっても過言ではない。
ニタァって!!!!
ぐわあああっっっっと口角を上げて!!!
「お前らもだぞ、笑ってみてんじゃねえよ」
と言わんばかりの
「僕は真実の愛を手に入れましたよ?」
と言わんばかりの!!!!
ビジュがいい。
はあああああっっっ、好き…。
呆然としながら入るエンドロール、いいですよね。
「影山剛」37歳 アプリ開発プログラマー 演:金子ノブアキ(41)
なんか、もしかしたら作中で一番不憫かもしれない。
コメンタリーにて金子さんがおっしゃっていた、
「影山は輪花を見つけても、その先には虚無がある、金曜の夜みたいな」
(意訳)
言語化の天才ですか金子さん。
そうなんです。
影山さん、ずーっとお母さんのために生きてきたから、目標がなくなったら何のために生きているのか分からなくなっちゃうんです。
それこそ、「子供のまま大人になった」ので。
それが社会性になるから社会になじんでしまったという言い方がされていましたが、社会性になり切れなかった部分ももちろんあったはずで。
復讐にとらわれて育ってしまった、哀れな子供なんです。彼は。
途中ですべて忘れてしまえばもっと幸せな人生もあっただろうに。
ストーキングした母が悪いよね、と割り切れていたら今よりいくらか幸せだっただろうに。
でも彼には母と過ごした幸せな時間が存在していたんです。
私自身は見つけられていないのですが、マジカルバナナのボードゲームが、影山家には落ちていたそうです。
それ以外にもボードゲームとか、レコードとか、家事をしていた様子も見受けられるし、ランドセルやリコーダーもあるから生まれてからずっとネグレクトをされていたとかそういうことではないんです。
人って、幸せを知っているからこそ、不幸がつらいんですよね。
それの最たるものが影山だと思います。
寂しくなるのは一人じゃないからです。
(ナミダの海を越えていけ)
まあだからと言ってやっていいことと悪いことには限度がありますからね!
スパイアプリとか、吐夢とやってること一緒ですが。
映画では三人ですが小説では和田さんのこと殺してますからね。
吐夢のことも殺そうとしてましたよね。
話変わりまして
影山が輪花を抱き寄せるシーンとか、輪花が自分のことを見ていない隙に自分の暗いところを出してしまう影山が好きで。
目から生気が消えるというか。
抱き寄せるときも、輪花が自分の顔見えないようにして復讐相手を抱き寄せてる嫌悪感全部顔から発散してますよが駄々洩れなあの感じ!
唯島家でお線香あげているときの、あともうすぐで復讐が完了する…!というときの、言葉の端々から感じられる浮足立っている感じとか。
怒りとか憎しみを爆発させたときの声色、表情変化とか。
本当に巧みだなあと思うんです。
パソコンの前での表情変化やばくないですか?
めちゃ怖かった。
あと幼少期の影山、めちゃ似てるしめちゃ演技うまくないか…?
メインキャストの年齢を書いていたのは、役と中の人の年齢順が違うことに驚いているからです。
太鳳ちゃんより佐久間君のほうが年上なのすごくないですか?
めちゃちゃんと年下に見えた。
「唯島芳樹」 ホテルマン 演:杉本哲太
すべてはお前のせいだよ芳樹~~~~~~!!!!!
せっつんがヘラっちゃったのも
吐夢という子が生まれちゃったのも
輪花ちゃんが悲しい思いをしているのも
影山が子供のまま大人にならなくちゃいけなくなったのも
尚美が死んだのも
自殺する羽目になったのも
全部お前が元凶ですよ~~~~~~!!!!!!
フォローができない。
「何度も、終わらせようとしたんだっ…!」
じゃないんですよ。
正直、芳樹の証言的には遊びだった、本気じゃない、すぐに辞めるつもりだった、て感じなので
せっつんが付きまとってきたのは本当だし
なんならせっつんが妊娠したのもせっつんが自分で小細工したから(明言は控えます)という可能性ももちろんあるし。
いや既婚者子持ちがパソコンチャット登録するなよ。
そして謝ってくれ。
他の人が言ってたのみて、「あーたしかに」ってなったんですけど
芳樹、一回も謝ってないんですよ。
なんなら輪花ちゃんが代わりに謝ってる。
娘に背負わせんなて…。
正直救いようがないけど人間味がすごい。
なんだかんだずっといいお父さんだったわけだし、
娘の晩酌にも付き合うし、
料理もおいしそうだし。
オレンジとビールが合うかどうかはさておき。
ちゃんとけじめもつけに行ってたし。
死ぬつもりはなかったんだろうけどね…
自分のせいで奥さんがあんなことになってたら死にたくなるわな…。
あと藤本タケさん似すぎでは??????
あれ最優秀回想シーン賞だよ。
「伊藤尚美」 ウェディングプランナー 演:片山萌美
んんん尚美もちょっと責任の一端は担ってるぞ~~~!!
そんなにせかさなくてもいいじゃないか…
100%善意なのはわかってるんですけど…
そのせいで残忍な殺され方されちゃったじゃんか。
あれの影山の手口マジ怖くて
輪花のAIボイスで「着いたよ、開けて」を言わせて
尚美に部屋を開けさせたら突入して殺すというね…
最悪だよ。
皆さんも一人暮らしでは気を付けてくださいね。チェーンを使うのよ!!!
片岡さんの葬儀会場で道をふさぐマスコミに「あけてください、あけて!」
って叫んでいたのかっこよかったです。
いい人なのは知ってるよ!!!!
仕事もできるっぽいし。
世話焼きなのかも。
尚美はきっとずっと輪花の心の中にいると思うよ。
「影山節子」 ??? 演:斉藤由貴
贅沢すぎる斉藤由貴さんの使い方。最高でしたせっつん。
マジもんの狂気。多分作中で一番狂ってる。
「気づいたの。この人と暮らすことは、芳樹さんと暮らすことだって。この人を愛することは、芳樹さんを愛することだって」
意味わかんない!!!!!!!
何回見ても理解できないその思考!!!!!
監督曰く「代理愛」らしいです。
もう動作一つ一つが不気味で、それでいて妖艶で。
すごく好きです。
いやまあだいぶやばいですけどね。
子供の前で手首切るなよ
人刺すなよ
監禁すんなよ
そもそも犯行が大胆過ぎんのよ。
ちなみに監督曰く、せっつんは刃物一刺しで満足するタイプらしいです。
クローバー育ててるのも、キリストを信仰している感じも、赤にこだわるのも、頭をぐりぐりと撫でまわすのも、だいぶ宗教観と倫理観が衝突して結果両方ともゆがんだみたいな、そんな感じがします…。
個人的に一番好きなシーンは吐夢君刺した後返り血ぬぐって、
「あら、雨かしら」のテンションで空を仰ぐことです。
妖艶且つ不気味でぐっと引き込まれました。
あとは面会室でのシーン、みんながよく使う
「あなたこころの病ねきっと、私が言うんだから間違いないわよ笑」
のあたりもすごく好きです。
湖畔でのびのびしていたころの妖艶さや美しさのオーラみたいなものが少しもなくてすごかったです。
大丈夫、節子は誰も殺してないわ。
健やかに生きてくれ。
「唯島美知子」 ??? 演:片岡礼子
この人もすごかった…!
目線と口元だけで演技するプロだったりします?
「あなたにお手紙よ」のあと、
ニチャって笑ったの、不気味すぎてすごかったです。
この時笑った理由が未だつかめてないのですが、
他の方が言ってた
「(輪花から)お母さんへ
やっと(その女から)解放してあげられるね
(中略)その女が(節子が)どんな顔をするのか
今から楽しみだね」
という風に読めちゃうね…!
なのかな?
にしては不敵な笑みだったしな…。
シンプルに自分が節子だと洗脳され続けてきたから錯乱してただけなのかな?
あと輪花のことを発作的に思い出したところ、
胸が苦しくなった…。
はっきりは思い出せないけど本能的に覚えていたんだろうな…。
そのあとまた話せなくなってしまったけど、
輪花のコイバナ聞いているときの表情が若干柔らかくて心温まる。
美知子さん、回復しますように。
すでに一万字近いことに驚いております。
本当は警察側の人とか和田さんとかにも言及したかった…。
まだまだ続きます。
是非お付き合いください!
②セリフが素晴らしい
そうなんです、マッチング、セリフが素晴らしいんです。
みんな絶妙に嘘はついていなかったり、ダブルミーニングになっていたり。
一つ目。
「父がしたこと、謝りに来ました。過去に、あなたを傷つけたこと」
こちら、湖畔のシーンでの輪花のしゃべり始めです。
この時、輪花は美知子が節子だと思って話しかけていました。
だから、輪花の真意としては、
「父があなたで遊ぶような真似をしたこと、謝ります」
なんですね。
ただこれ、
節子にも美知子にも当てはまる謝罪文だと思うんです。
芳樹は不倫をしたことで美知子のことを傷つけました。
もちろんです。不倫は美知子への裏切り行為ですから。
それは芳樹も自分で分かっていたので独白の時に
「ずっとお母さんのこと裏切ってきた」
と言っていました。
こう見ると、輪花が謝った相手は間違いではなかったんです。
本意とはずれていたとしても。
個人的にこれすごく秀逸だと思っていて、
「節子だと思って話しかけていた相手が美知子でした~!」
となった時、完全に的外れなこと言っていたらそこまで話していたことがすべて無駄になってしまうんです。
でも、無駄じゃない。
「今のセリフ、言いえて妙だな」
となるととても面白いと思うんです。
二つ目。
「すくすく育ちやがって…」
「こんなに大きくきれいになって」
こちら、影山親子のセリフですね。
流石親子というべきか、輪花へ向ける言葉が似ています。
「こんなにきれいになって」
も、劇中で見るとただの賞賛ではないことは明らかです。
何か黒い感情も込められているなと思います。
悪いのは芳樹なのに娘に敵意を向けないであげてよーーーー。
まだまだたくさんあると思うので小説や劇場でまだまだ確認したい!
③音楽が素晴らしい
これ、実感している人多いと思います。
なんでって?
ボレロを聞くと震えあがるようになったから。
あんな不穏なボレロはじめてですよ。
特に「悪夢はまだ終わらない」(一番最後に流れるボレロ)
は本当に不穏。
影山の鼻歌でメロディ奏でられて不穏じゃないわけがない。
「悪夢の幕開け」もいいですね
事件現場に画面が近づくにつれて和音が不協和音になっていくのが
気持ち悪くていやーな不穏さを掻き立てられます。
ボレロだけではないんです。
例えば永山吐夢が主体となるシーン、
「カーン」とか「キーン」という、金属音が響く音が入っているんです。
これ、ティーチインかなにかのレポを読んで知ったのですが、
マッチングのサントラではキャラクターごとに傾向が分かれていて、
どのキャラクターが主体であるシーンかによって使われる音が違うそうです。
凄すぎるマッチングサウンドトラック。
そしてさらに秀逸なのが主題歌「800(エイトハンドレット)」/Aimer
好きすぎる。
個人的にもっと狂気的な、怖い曲なのかなと思いきや
愛情や人生について切なく歌った綺麗な歌だったとは。
本予告の時点で大好きでした。
全編公開されてからも聞きまくってます。
ところどころ、「今このキャラクターが重なるな」というポイントがあって
映画を思い出して泣きそうになってしまう、そんな素敵な楽曲です。
佐久間担としては記念すべき佐久間君単独出演映画の主題歌が、
アニソンをたくさんうたわれているAimerさんというのが激熱すぎて
11/30の早朝軽く叫びました。
この流れで、「I beg you」という曲もとても素敵なことをお伝えしておきます。
佐久間君が、「マッチングの撮影に行くときはこの歌聞いて吐夢に入ってた」とラジオで言っていた、いわば公式のイメソンです。
(「I beg you」は別の作品の主題歌なのでそこだけ礼儀を弁えて)
ちなみに私が最近聞いている、マッチングのイメソンぽいなーな曲を集めたプレイリストには
「I beg you」「花の唄」「お呪い」「ド屑」「コインロッカーベイビー」「歪なわけ、教えてあげる」などが収録されています。
※好みの問題です
④美術が素晴らしい
本当に、これ凄いんです。
殺人現場は全部実際の俳優さんをメイクしています。
監督は落ち葉の一枚までこだわったり、団地のツタをCGで増やしたり。
キーアイテムである四つ葉のクローバー、押し花にされているものは美術さんの私物です。
プランターはみんなで育てたそうです。
みんなで作りこんでいる、本当にすごい。
あとは物語との関連になりますが、吐夢が殺した人たちと影山が殺した一組、鎖のつなぎ方が微妙に違うんです。
吐夢が殺したほうには吐夢の芸術的センスとか、死生観とかがかかわっていて、もはや美しいようなものです。
影山はあくまで模倣犯なので、週刊誌などに出ている情報を使っただけ。
このような違いもはっきりと出ていたり、デートの映画が「サンセット大通り」だったり(狂った大女優のお話。マッチングに通ずるものがある)
出てくる芸術センスが本当にすごいんです。
光の当て方一つとっても本当にすごくて、
目だけ見えるように、
逆に顔が見えないように、
消火器があえて映るように、などなど。
美術チームひっくるめて伏線と情景づくりに余念がないんです!
本当にすごいなと何度も感じました。
⑤マッチングチームが素晴らしい
長くなりましたが、こちらで最終章とさせていただきます。
タイトルそのまま
マッチングチーム、素晴らしいんです。
演者の皆さん、監督、プロデューサー、美術部や照明部、音響、音楽など
数えきれないほどのスタッフがかかわっている映画作りですが、
マッチングチームはすごく素敵だなと、舞台挨拶などを見るたびに思います。
みんなが輪花・吐夢・影山それぞれのキャラクターを、一人の人間として扱っているんです。
映画では描かれていない過去も未来もちゃんとあって、みんなそれぞれの今を生きている。
だから公開から時間が経った今でも、すごく大切に、「マッチング」という作品を守っていこうとできているのだと思います。
正直万人受けする内容ではないし、3月はファミリー向け映画が多いから苦戦を強いられました。
実際私の地元でも、公開から一週間と少しした頃には一日一回、行きづらい時間帯になっていました。
そんな中でも9億円を超え、内田監督史上最高の興行収入をたたき出し、
続映が決まる映画館やスクリーンが大きくなる映画館が増えているのは、
マッチングチームがこの作品を大切にしたいという思いを余すことなく、
私たちに伝えてくれているからだと思います。
何か言われなくてもたくさん見に行くよ、という方ももちろんいると思います。
でも、マッチングチームが映画を大切にしたい、もっとこの輪を広げたい!と言ってくれるかくれないかで、現状は大きく違ったと思います。
あったかくて仲が良くて
作品とその中の人物をとても大切にする映画マッチングのチームを
まだまだ応援出来たらなと思います!
残念ながら、学校が始まり、部活が始まり、塾もバイトもあるので私はこれ以上は見に行けないと思います。最寄りでやっているところで学生でも入れる時間帯にやっているところが電車で1時間半かかるというのもあり…。
なのでこのブログを書かせていただきました。
このブログで、すこしでも映画「マッチング」に興味を持って、見に行ってくださる方が増えたら幸いです。
ここまで、こんな長文駄文を読んでくださりありがとうございました!1万2千字以上あるみたいです!
小説はこんなに書けないのに~ww
そして、もし、私の心が折れずに作り切れたら、
次回のブログにて映画「マッチング」の連歌を掲載したいと思います!
よろしければ、私のブログが更新された際にはぜひお読みください!
感想はましゅまろにお願いします↓
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