「API3」ホワイトペーパー解説
このノートは分散型のオラクルサービス、「API3」の公式英文ホワイトペーパーを解りやすくまとめたものです。元の英文ホワイトペーパーは無料で公開されています。(リンク:API3 Whitepaper English)
API3 ホワイトペーパー読書会で音声でAPI3の解説も行いました。
無料のリプレイを公開しています。(リンク:API3ホワイトペーパー読書会)
本編は4分45秒〜
ディスカッションは44分45秒〜
1. イントロ
この一年で分散型のアプリ、特にDeFi が非常に伸びた。
この成長を促進しているのがスマートコントラクトとそれにブロックチェーンの外の情報をフィードするオラクルサービス。
現在のオラクルサービスは中央集権。
分散型のdAPIが必要ではないか。
Figure I 図 1.
API3 tokenは保険担保として利用
API提供者は First-partyオラクル:"First-party" 仲介者がいない直接データ元を持っているオラクル事業主.
Airnode: サーバーレス で維持管理がほとんど必要ないオラクルノードを使用
dAPIの利用者と揉めたときは、事前に取り決めた支払い額をステーキングプールから支払い
それでも解決しない場合は"Kleros"を利用
"Kleros": on-chainの仲裁所
2. API コネクション問題
IT産業を支えてきたAPIは現状ブロックチェーンで直接利用できない
→ API3の出番
二つの問題点
「オラクル問題」: ブロックチェーンの暗号技術で認証できるのはあくまでチェーンの台帳の中情報まで。外の情報(為替のレート、天気情報など)までは認証できない。外の情報を精査して安全確認するオラクルが必要。誰がこのオラクルをやるのか、本当にオラクルが信用できるのか。これがオラクル問題
「噛み合わせ問題(インターオペラビリティ)」:API3は外の情報を精査する為専用のブロックチェーンを利用する。これとは別に、イーサリアムなどアプリが搭載されている別のブロックチェーンにAPI3で精査したデータを送る必要がある。2つのブロックチェーン間のデータのやり取りをスムーズに噛み合わせる必要がある。
Figure 2 図2. .
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