32.百通りの英語。完璧なんてない。(発音編)
ウズベキスタン、カザフスタン、パキスタン、ドイツ、フランス、ロシア、スイス、オーストリア、中国、韓国、モンゴル、ベトナム、インドネシア、インド、タイ………まだまだ続く
上記の国名は、
私の大学にいる人たちの出身国。
とにかく世界各国から学生が集まっているのだ。
私の通う大学は韓国にある。
韓国にあるのだが、授業は全て英語。
上記の国を見ればわかるが、
学生のほとんどはノンネイティブイングリッシュスピーカーだ。
つまりほとんど全員が英語は第二言語。
学生だけではない。
教授も含めて、ノンネイティブスピーカーだ。
そんな環境の中私は毎日学び続けている。
初めは、綺麗なネイティブの英語に囲まれて
勉強したいという気持ちが強かった。
自分の英語力が上達するからだ。
自分も憧れの流暢な英語が身につくと思ったからだ。
しかしここにいると、
お手本となる英語話者が少ないため、
結局は自己流の発音が残ってしまう。
話すことだけが問題ではない。
聞くことにも課題がある。
今までCDで聞いてきたような、
ネイティブスピーカーの英語は、
ほとんど存在しないのだ。
もちろんネイティブレベルの人もいるが、
とにかくクセがある英語が大半。
「この人はローマ字読みっぽい発音するな」
「Rが巻き舌の発音だな」
「thをスって言ってるな」
これは一例だが、このように、その人の英語の特徴をいち早くキャッチして、内容理解に努めるのだ。
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こんな多様な英語の環境の中にいると、
正直発音なんてどうでも良くなってきた。
発音を気にせずに話している人なんて、
たっくさんいる。
教授の中にも、
「え?!その英語のレベルで教えてるの?!」
と思ってしまうような南米やアジア人の先生もちらほらいる。
結局は発音じゃない。
では何が必要か。
パッションと文法だ。
パッションがあれば、なんとか伝わる。
文法がしっかりしていると、
発音が悪くても文全体で意味がわかる。
とにかくパッションと文法が大切。
発音が下手だから…などと英語を話すのを躊躇うのはやめてほしい。
正直、
ネイティブや帰国子女に勝てるわけがない。
発音で日本人ってバレるの嫌だって思っても、
話す前からあなたは日本人ってバレてる。
むしろ、発音が日本人っぽかったら、あなたのアイデンティティを表す一つだから良い。
地球規模で考えると、
ネイティブスピーカーの方が少ないのだ。
これからノンネイティブ同士のコミュニケーションが主流になる。
そうなると、
別に発音なんて気にしなくていいじゃん。
大事なのは、
パッションと文法。
もう一度。
パッションと文法。
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