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ゆるやかな片付け②

前回『ゆるやかな片付け①』では、独立した長男の部屋にある
書棚収納の片付けをご紹介しました。この書棚ですが、幅が2m80cm高さが2m50cm。
本棚と呼ぶにはかなり大きめです。

物持ちの良い長男が使っていたデスクチェアは、小学校入学時に彼の祖母がプレゼントしてくれたアクタス(ACTUS)のものです。今年で丸20年使っています。セットで買い求めた学習机は処分してしまいましたが、チェアは今も夫が在宅ワークで使用中です。
アクタスの学習机は、子供向きと謳いながらも北欧スタイルを彷彿させるシンプルなデザインと色遣いが素敵だと思いました。長男は、大切に使っていたのですが、引越しの度に解体し、組み立てる作業を繰返していました。ある時、逆向きに付けられていた脚が原因でひびが入り、あっと言う間に折れてしまいました。気に入っていただけにとても残念です。

文房具が入っていた引き出しには、夫と集めたサンダーバードシリーズを入れました。
1段目のトレーにはまだ入れたいものが見つかりません。
空っぽの引き出しもさっぱりと
気持ちの良いものです。
本当に綺麗に使っていたデスクは棚だけでなく、引出しの中も外側も新品のような美しさです。鏡面塗装面材の強度も関係していると思います。

ここでアドバイスを1つ。
白い家具は、光沢のないマット(艶なし)なタイプより、光沢のある鏡面仕上げが人気です。理由は、表面に光沢があることで汚れなどが拭き取りやすく手入れがより簡単なこと。さらに二つを並べ比べると、光沢のある方が高級感があると感じる人が多いからです。いずれにしても感じ方は、人それぞれです。必ず自分の目と感覚で判断して決めてください。

但し、ウォルナットなどに代表される木目柄についてはこの限りではありません。光沢のない方、出来るだけ光沢を抑えた面材が好まれます。

長男が綺麗に使っていたデスクスペースに、沁みを見つけました。突板(木材を薄くスライスして貼り付けたもの)や無垢材(自然素材)天板は、水や熱さに弱い特性があります。
濡れたグラスや熱いマグカップを直接置きっぱなしにしたことでついてしまった輪じみだと思います。少し面倒に思えるかもしれませんが、グラスやカップの下には必ずコースターなど天板を保護するものを用意する必要があります。それが面倒だと感じる方は、天板をプリント化粧合板などに代表される自然素材ではないものを選ぶようにしてください。特に食事をすろダイニングテーブルやセンターテーブルを選ぶ時は、この輪じみのことを思い起こしてください。

夫のコーナーです。
この書棚収納を夫と私の2人で半分ずつ使うことにしました。
1m40cmずつ、13ブロックずつ。このスペースに入る量の本やコレクションをMAXと考え、片付けを進めていく予定です。
場所を決め、おおよその寸法とイメージを数字と視覚、感覚で把握しました。
完成形を頭ではなく、目で捉えることで取捨選択がしやすくなります。
ただ、片付けに完成形はありません。ゆるやかな片付けとは、すぐに成果を出すものではなく、生活を重ねながら都度、見直していくものだと考えています。

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