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インテリアデザイナーの引越し顛末記PartⅡ-⑤
引越し顛末記③で紹介した家具の処分に関する記述です。
新しい当たり前
引越しの際、一番大変だと感じたのは、モノの処分でした。
燃えるゴミ、燃えないゴミ、粗大ゴミなど数えきれない量のモノを捨てました。
SDGsが広く普及した今、むやみにモノを捨てる行為に抵抗と罪悪感を覚えます。
「買い物に慎重になった。」
「モノを買う時に捨てる時のことを考えると、気軽に買えなくなってしまった。」
などの言葉を友人から聞く機会が増えました。
引越しのように一気に片付け、モノを捨てる経験をすると、友人の言葉通り、捨てる時のことを想像しながら買い物をすることが、新しい当たり前になります。
SDGsの良い面の浸透を感じました。
TVボードを処分する
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引越し前、古いTVボードを粗大ゴミに出しました。
TVが55型、TVボードが以前持っていた42型用だったため、バランスが悪くやむなく処分することにしました。
処分費用は、800円でした。
粗大ゴミの回収にかかる費用設定は、各自治体によってずいぶん違うことも今回始めて知りました。
最低価格の設定から違います。
さらに、粗大ゴミに該当するかどうかの判断も異なります。
引越し前に間に合わす、こちらで粗大ゴミとして処分を考えていたものの大半が、不燃ゴミでよいと言われました。
自分で玄関先まで運ぶことが出来ない大型家具以外は、こちらで処分することを考えても良かったと思います。
引越し前の慌ただしさで、粗大ゴミについての情報収集を怠ったことを反省しました。
新居にゴミを持ち込むことに抵抗はあります。
ただ、予定していた回収費用は抑えられました。
結果的には良かったと思います。
TVボードを探す
テレビを直置きすると、当たり前ですが見辛いです。
TVボードを購入するため、カタログや店舗を少し見て回りました。
仕事柄、家具メーカーの情報には精通しています。
但し、ハイブランドのメーカーが中心です。
自宅は、アルフレックスとカンディハウスの2社を中心にアアルトやYチェアなど北欧ブランドの椅子を組み合わせてコーディネートしています。
すべて、20年以上使い続けている大切な家具であり、家族のような存在です。
引越しの際、大型家具は搬出や搬入が大変なことに加え、移動させるための解体、組み立て費用の負担も馬鹿になりません。
また解体しないと外に出せないものや自分たちで運ぶことのできないものは、処分費用も余計にかかることを体験しました。
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家具を購入する際、移動や処分のことまで考えが及びませんでした。
プロとして反省すべき点です。
今回の体験を踏まえ、TVボードは可能な限りコンパクトなものを探すことにしました。
条件は下記の4点です。
1.55型TVに対応可能なサイズ
2.ブルーレイ・ディスクはまだ使いたい
3.自分で移動させられる大きさと重さ
4.色は黒、もしくはダークグレー
1.2.4の条件はクリアしても、一番大事な3番目の要望を満たすものが見つかりません。
しばらくは、TVボードがない状態が続くと覚悟をしています。
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地震による転倒対策は必要ですが、もっともシンプルでスタイリッシュなデザインのWALLタイプが今、候補の1つとしてあがっています。
家具選びは慎重にとお客さまに話すように自分に言い聞かせています。
また経過報告はさせていただきます。
ご参考になれば嬉しいです。