理想の未来が手に入る?恋愛スタイル「ポリアモリー」の築き方
素敵な人がたくさん溢れる世の中で、恋人をひとりに特定するのは難しいという考えをもつノンモノガミーの筆者です。
ただ自分が理想とする相手が現れていないだけで、今はぷかぷかと人をたどりながら生きているだけなのかもしれないし、そもそもだれかを完全に愛することが怖くて逃げているだけかもしれません。
それでも、永遠に続く運命の相手は存在しないと思っています。
だからといって二十代前半にもなり、「好きだから」という理由だけで親密な関係に至ることが正しいわけではありません。
自分の幸せを犠牲にすることなく一緒に時間を過ごせる人はだれか、どれほどの距離感が心地いいのかなど、周りの人との付き合い方を慎重に考えすぎてひとりの時間を増やし続けている今日この頃です。
今回は、そんなわたしが気づいた健康的(ヘルシー)なポリアモリーの関係を築くためのポイントを説明します。
恋愛のスタイル
あなたは現在、何人の恋人がいますか?
ひとりの恋人とお付き合いすること(モノガミー)が一般的とされている現代では、多くの方が「1人」または「0人」と回答するでしょう。
しかし、「複数人」という答えも受け入れられる世の中でもあるのが事実です。
ポリアモリー、オープンリレーションシップ、ノンモノガミー、シチュエーションシップなど、最近ではさまざまな用語が存在します。
ひとりを愛することは不可能
恋人に限らず、家族や友人など、日々の生活であなたと関わる人々はたくさんいます。
形や愛情表現にちがいがあれど、周囲の人間を愛していることに変わりはありませんよね。
個人的にわたしは、恋愛と友情関係のちがいがいまだにはっきりと分かっていません。
以前はセックスの有無で判断していましたが、その基準は人によってちがいがあります。
だれを恋人と呼ぶのかを決めるよりも、人間関係を築くうえで「だれを自分の身近に置くのか」が重要になってくるでしょう。
苦手で関わりたくない人がいたとしても、結局は遠く離れた友達の友達であり、物質的な絶縁は可能であるものの、より広い視野で見れば人間はみなつながっているのです。
そのため、恋人というのは、ある一定の期間のなかで自分の時間やエネルギーを最も費やす存在という解釈の仕方ができます。
また、大なり小なりあれど人生には変化がつきものです。
自分も他人も変わり続けるなかで、それぞれのニーズや好み、価値観にちがいが生まれてきますが、それに伴って新たな出会いも訪れます。
「今の自分」が人生においてなにを求めているのかを都度確認しながら付き合う相手を選べると、より納得のいく生き方ができるのではないでしょうか。
恋人とコミュニティ
多くの時間を共に過ごす人を恋人と呼ぶのなら、相手の友人やコミュニティも含めて好きになる必要があるとわたしは思いました。
それに気づいたのも、ここ最近デートを重ねた男性の友人グループに居心地の悪さを感じたからです。
彼と一対一で会うだけの関係ではじめは順調だったのですが、次第に仲も深まり、会う頻度も増えて彼の友達にも顔を合わせるように。
愛想よく接することはできるものの、自分の居場所的に「ここじゃない感」が会うたびに増していくのを察知しました。
話す内容や価値観が自分の常識や理想とはかけ離れていたからです。
我慢しながらも彼の友人たちとつるんでみたものの、疎外感を感じて静かに涙で怒りをぶちまける夜もありました。
初対面の人に笑顔で挨拶はしますが、そこから自分の輪に入れるか離れるかは自分の心に従って判断する必要があります。
この経験をきっかけに、相手の年収や職業よりも、友人関係に目を向けて付き合う人は選ぶべきだと思いました。
ポリアモリーで理想の人生を手に入れる
自分が望む未来を手に入れるためには、自分を取り巻く環境をコントロールすることが必要です。
生きる活力を与えてくれる人だったり、尊敬できる人だったり、ポジティブな影響がある人だったりが身近にいるといいですね。
最初に説明した通り、たくさんの時間を費やす恋人の好きな人も合わせて愛することができれば、それは素敵な輪の広がり方だといえます。
ポリアモリーは恋愛関係を複数もつことを指しているので、そういった愛のある関係性を多く築くことができれば、より幸せになれるのではないでしょうか。
今回は恋人関係に重きをおいて説明しましたが、友人関係も同じです。
類は友を呼ぶというように、似たもの同士は自然と集まるような仕掛けになっている世の中なので、自分が心から尊敬できるような人たちに囲まれていれば、新たな出会いにも期待が高まります。
「この人は自分を幸せにしてくれるのか」を常に問いながら人付き合いができると、自分を優先しながら将来の夢や理想の生き方に近づくことができるでしょう。
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