社会人経験を経て看護師になる。安く。
やほーこんにちは。
なにから書けばいいのかわからないので、社会人を経験して、お金をかけずに看護師になる方法を書こうと思う。
一番安く看護師になるには、公立系の3年制の看護専門学校に入り、国の専門実践教育訓練制度を使うことだと思う。看護師になるには、最低でも3年は学校に通う必要がある。(高専などは別)
私は20代後半にして看護師になろうと決心した。決心したものの、NGO系の仕事をしており、貯金が沢山あったわけでもなく、かつ実家を頼れない私にとって、仕事をせずに学校に通うというのは結構大変だった。だから色々調べた。だけど調べてみても、よくわからないんですよねー。ひとまず、教育訓練金の存在を知ったので、ハローワークに何度か通い、質問しまくった。その末に看護師になる方法を見つけたのであった。
私の場合、学費が安い公立の看護専門学校(3年制)に入り、国の専門実践教育訓練金と教育訓練支援給付金を受けて、貯金を切り崩しながら、少しのアルバイトをしつつ免許を取得した。ちなみに実家住まいではなく、安いシェアハウスみたいな寮に住んでいた。
では、下記にて詳しく書いていこうと思う。まとまりないところはすみません。
□看護学校の学費
私の通っていた公立の学校は、3年間の学費が約81万円(27万円/年) 入学金約1万円だった。安!
これらの70%が国から給付された(専門実践教育訓練金)。
注意すべきなのは、給付されるのは半年後くらいだったと思うので、先に自分で払う必要があること。半年後に学費の5割が給付され、資格取得後に残りの2割が入るという感じ。
給付されなかった経費は、教科書代約20万円(高いよー、ロクに開きもしなかったのにw)、ユニフォーム・聴診器・保険など約5万円、ワクチン数万円。教科書代、どうにかしてほしかった。
□専門実践教育訓練制度について
2年以上社会人経験がある人は(雇用保険に加入しているということ)、「専門実践教育訓練制度」を使うことができる。学費の70%(年間最大56万円)がいただける。これを頂くには、半年ごとに住まいの近くのハローワークに直接出頭して、手続きをする必要がある。出頭というシステムが結構大変だった。
この制度を利用する場合、指定の学校に行く必要があるので、自分の行きたい学校がこちらに該当するのかチェックをする必要がある。逆に言えば、この制度を使える学校リストから志望校を決めると良いかもしれない。
ちなみにこの制度、2025年3月末でなくなるらしい…。(この時までに入学していれば、卒業するまでは給付されるようだ)
詳しくは厚生労働省のホームページにあり。(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html)
□生活費はどうしたの?
看護学校は昼間通わなければならず、就労することは困難である。(まれに4年制で夜間も授業しているところあり)そして実習も多いため、アルバイトも沢山はできない。
私の1ヶ月の生活費はざっくりこんな感じ。
国の教育訓練支援給付金(失業手当にかわるもの)が10万円程度、貯金を月5万程度切り崩し、アルバイト代数万円。
□え、教育訓練支援給付金てなに?
この制度、ハローワークで質問するまで知らなかったのだが、学費分のお金がいただける専門実践教育訓練給付金とは別のもので、毎月まとまった金額が失業手当に代わるものとして頂ける。ちなみに金額は働いていた時の給与に基づいて計算される。なお、こちらは2ヶ月ごとに、ハローワークに直接出頭して手続きをして頂くという感じ。これまた、出頭するのが結構大変。
余談だが、入学直前に働いていた職場よりも、それ以前の職場の方が給与がよかったため、転職しなければよかったとも思った。でもいろんな出会いと経験に恵まれたので、転職して本当に良かったなぁ。
□教育訓練金について思うこと
私は最短で最安で看護師になれたので、この制度に感謝しかない!しかし、例えば実家の支援を受けられないひとり親の人が、キャリアアップするため使うには、使いづらい制度だと思った。もう少し給付されてもいいじゃないーと。本当に生活苦の人が、その状況から抜け出すためには使えなそう…。
□さいごに
以上がざっくりとした、社会人を経てできるだけ安く看護師になる方法でしたぁ。記憶を元に書いているので、間違っているところもあるかもしれないけれど、これから看護学校に行きたい方に参考にして頂けたら嬉しい。
看護学校は、忙しくて、辛くて、生活できるのかという経済的なプレッシャーに押しつぶされてという感じだったけど、新しい友達に恵まれ、本当に楽しくて最高だった。