【舞台】エリザベート
さあさあ、きました!
宝塚です!
もう、表題からして【舞台】ではなく【宝塚】と、
別カテゴリーにしちゃおうかってくらい、宝塚が大好きなのです。
わたしの宝塚ライフは、想像以上に歴史が古いようです。
母の影響で、幼いころから観る機会があり、
わたしが覚えている、劇場で最初に観た宝塚の舞台が
このエリザベート、1996年の初演なのです。
(当時自分1〇歳ですね、、ビックリ!)
本当は、それよりも前にほかの宝塚の演目をみているかもしれません。
ただ、最も古い記憶にある宝塚の生観劇は、エリザベートなんです。
今や、宝塚を代表する、
いや、日本のミュージカルを代表する超人気演目です。
公演が決まるとなると、毎公演、チケットは入手困難!
19世紀後半のオーストリアを舞台に、
ハプスブルク家の皇后として嫁いだエリザベートの半生を、
その彼女の命を奪った暗殺者ルキーニが述懐しながら、エリザベートに恋してしまった死神トートの苦悩と想いとともに、進む物語。
エリザベートを観たことないひとが、このあらすじだけを読んだら
「???」
となると思います(笑)
オーストリアで創られたこのミュージカルは、
タイトルロールであるエリザベートがもともとの主人公なのですが、
男役トップスターが主役を演じることになっている宝塚では、
この死神であるトートが、主人公。
なので、この死神トートの目線で物語が進みます。
宝塚での初演当時、雪組トップスターだった一路真輝さんの退団公演として上演されました。
トップスターの退団公演にもかかわらず、
これまでに前例のない死神役と最初発表されたときは
「なぜ退団公演で死神?」などと批判もあったようなのですが、
公演開始するやいなや、すぐにそんな声はかき消され、
あっという間に評判がうなぎ上りになったようです。
わたしが劇場でこの初演エリザベートを観たときも、
座席の後方で立ち見券で見ていらっしゃった方もたくさんいたことを覚えています。
その後、何度も何度も人気演目として宝塚で再演を重ねていますし、
帝国劇場でも公演されています。
ミュージカルの世界で活躍する俳優さんたちは、
「エリザベートに出るのが目標です!」と掲げているひともきっと多いと思います。
その歴史的初演を劇場で観ていたなんて、グッジョブすぎると思いませんか?(笑)
ミュージカルエリザベートの魅力は、
なんといってもその楽曲の素晴らしさだと思います。
わたしは宝塚版のエリザベートの公演CDを親に買ってもらい、
本当に一日中家で聴いていたので、
今でも、すべてのセリフ、すべての曲をそらで歌える自信があります(笑)
学校でも、同じ趣味の友人と、よくエリザベートごっこをしていました(笑)
あらすじだけを読んで「???」と思った方も、
一度エリザベートの楽曲、世界に触れたら、きっとはまり込んでしまうことと思います!
また、普段、舞台やミュージカルになじみがない方でも、
宝塚の舞台は、衣装や、照明、舞台セットの細部に至るまで、本当に煌びやかで、さらに舞台も大きくて広く、出演人数が多いので本当に圧倒されると思います。
最後のシーンで、暗殺者ルキーニにエリザベートが暗殺され、
死神トートに抱かれながら、天に昇っていく。
最後の最後に死神の愛を受け入れたエリザベートの安堵した表情、
死神ながら、慈愛に満ちたトートの表情がなんとも言えません。
そして、宝塚の舞台でわたしが何が好きかって、、、
物語が終わったあとに、フィナーレと呼ばれるショーがあるのです。
それまで約2時間にわたって、その役にハマりこんでいた役者さんたちが、
なぜかキラキラな衣装を身に着けて、かっこよく、笑顔で歌って踊るんです!
本編と関係なさすぎるので、
最初は「なぜ?!」と思うかもしれませんが、
何度も観ていると、このフィナーレがないと、気持ちが消化できなくなる身体になります。(笑)
宝塚でも、約20年にわたってすでに10回再演されていて、
どのバージョンも大好きなのですが、
宝塚初見の方におススメなのは、こちらの2014年花組で上演されたバージョンです!
トート役を演じている明日海りおさんがとにかく美しくて、演技、歌唱ともにすばらしいのと、
ルキーニ役の望海風斗さんも素晴らしく、本当にイタリア人男性にしか見えません(笑)
すべて女性が演じていることもすっかり忘れて、
エリザベートの世界観にどっぷり浸かってみてくださいね!
Sarah