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メルボルンという街が好きすぎる
大きく深呼吸をしたくなる。都会なのにだ。
普段住んでいる東京という街、例えば渋谷なんかでも全身を使って深呼吸をすることはない。というか、したいと思えない。
それは人が多すぎるからか、それとも他の要因があるのか。
ところがメルボルンは違う。都会、という点では同じだし、人がたくさんいるという点も同じなのにも関わらず、大きく深呼吸をしたくなる。
そんなメルボルンという街が、僕は大好きなのである。
圧倒的に寛容な世界
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日本とは器が違うのである。メルボルンでは(というかオーストラリアでは)、写真を撮っていても基本何も言われない。
言われないどころか、「へい!撮ってよ!」とか、ピースしてくれたりとか。とにかく写真に寛容なのだ。
それはクリエイティブに対してだけではなく、人に対しても。
日本と比べるともちろんルーズではある。荷物は届くまで時間がかかるし、多少時間がずれたって謝るなんてことはない。だけどその分、他人にも寛容なのである。
列を譲りあったり、道を譲りあったり。お互いに助けるということが当たり前に備わっているというのが伝わってくる。
その辺に寝転がっているホームレスなんかにも話しかけたりする。「なんでこうなったの〜」みたいな感じで普通に話している。それくらい寛容なのだ。
それがどうにも、心地よいのである。
とにかく、大きい
広くて大きいのも、とても心地が良い。
街自体はコンパクトなはずである。メルボルンっぽいところを回ろうとすれば2時間あれば歩いて回れてしまうくらいコンパクトな街なのに、大きい。
並んでいる木々、古くからある建物、トラムが行き交う大通り。
全てが僕の住んでいる東京よりも大きく、広い。
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東京に足りないものがある世界
もちろん全ての面で東京から見て優れているわけではない。東京はご飯も美味しいし、物価もまぁ上がってるけどメルボルンと比べたらちょっと安いくらいだと思う。
それでも、東京にはないものがメルボルンにはたくさんある。