姿勢。
「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた」を読みました。
背筋伸ばすとか、そういう姿勢じゃなくて、誠心誠意向き合って、きちんと回答しようとする「姿勢」ってあるじゃないですか。
この本を読めば、日本が抱える人口問題のこと、それが故の脱経済成長〜しばらく大変よ〜持続可能な社会保障の厚い社会へ転換しようぜー的なこと、貨幣経済(日銀がお金を刷ることの意味)とは何ぞや?、北欧に学ぶ社会保障、税金の種類やその使い道のこと、雇用の問題、政治の女性参画、移民問題、エネルギーの問題、原発に対する具体的考え方、地位協定や合同委員会のこと、沖縄のこと、などなど具体的なことはたくさん書いてて、そこまであらゆる問題に詳しくない和田さんと、そのわからない人に理解してもらおうとする小川さんのやりとりを通じてこちらも理解が深まったりはするんですが、そういうやり取りとかそもそものテーマが難しくてわからなかったとしても、まず大前提として、この本からは小川淳也の逃げない、真正面から向き合う、回答しようとする「姿勢」って伝わるんじゃないかなーとは思いました。
むしろそれが一番かな。だからそれをわかりやすく引き出してカタチにした和田さん、ありがとうございます。
例えば温暖化問題とかは、僕はちょっと懐疑的でグレタさんとかも、あの子の後ろになんかあるんちゃうかなーって思ってたりするんです。二酸化炭素どうこうって、原発推進したい人が持ち出した理屈だったようなとこもあるので。けど、この本のやり取りはそんな前提にたってなくて、当たり前に温暖化止めるためには二酸化炭素削減!となってる。どっちがどうじゃなく、そこはちょっと僕と違ったりするわけですよ。
でも、冒頭に言った「姿勢」が伝わってたらそういうこともあんまり問題じゃないんです。僕が間違ってたら正せば良いし、小川さん間違ってたら小川さんは自分の認識があまかったとかって言うでしょう。仮に平行線だとしても少なくとも聴いてはもらえる。世の中、何かしらの答えが出ないとダメだと思ってる人も多いですが、「聴いてもらえた」ってことで解決とはいわないですけど、その人の気持ちが落ち着くってのはあるわけで、必ずしもいつも具体的な回答は必要ではないんです。
小川さんの「勝った51が残りの49を背負う」という言葉も姿勢の話ですよね。
「安倍さんの政治を嫌い憎んだとしても、安倍さん個人を憎むことは違う」って、これも結局は誰もおいていかない、「勝った51が残りの49を背負う」って話に通ずる姿勢の話。
その姿勢があるのかどうか。国民と向き合うというのはつまりそういうことですよね。心がある人なのかどうなのか。
あとは、具体的な政策があるかどうかとか、長いものにまかれない人はのかどうかとか。政治家って大事なことはそれくらいなのかなと思ってます。
小川さんは同じ歳で、彼の選挙区に住むようになって、沖縄に縁があって、と共通点とか共感するとこもあるにはありますが、そもそもは小川さんは東大→官僚→政治家というスーパーエリートで、僕はというと中学高校さして勉強せず大学は北海道の三流大学、その後も中途半端にアメリカ行ったりボクシングしたり転職も10回以上、長く働いたのは利益利益のブラックの代名詞みたいな光通信(笑)、社会に出てから一年間引きこもりも経験、ほんで今は田舎暮らしでバスケばっかりしてるという、正反対とは言わないけども随分違うw そんな自分がなんの因果か小川淳也をブーストしてる、その構図もなんかどうなんだ、みたいな(笑)
僕は他の人が言ってるような小川淳也に望む具体的なことって特にないんです。ないというと語弊があるかもだけど、最低限自分の人生は自分で楽しくしないとなって思ってるんで。そこは自分との戦い。
ただ、明らかに政治に関しては、当たり前のことが当たり前に動いてないですよね、と。マスク配ってどうやねんと。なんだかんだお金持ちだけが優遇されてるよねと。そういう問題の一つ一つを随時ガラス張りにして国民に伝えて、今こうなってるからこれからこうして行きますねーと。言葉で言うとそんな感じのことですよ、やってほしいことって。当たり前のこと。
ただ、そのあたり前のことをやろうと思うといろんな妨害が入ってりするわけで、それをやるのが大変なんです。めちゃくちゃ大変。場合によっては既得権益を潰す話だったりするわけで、そうなると命懸け。けど、それが現場でできるのはやっぱり限られた人だけ。その大変さがうっすらとでもわかるから別に我慢してるとかじゃなくて細かい要望なんかは何にもないんです。思いつかない(笑)。
映画とか、こういった本とか、僕も小川さん来てくれたときのやつYou Tubeにアップしてるけど、そんなもんを通じて、小川淳也の人となりと政策とがまずは伝わればと良いかなーと思います。
それと同時に小川淳也じゃなくても、そういう「姿勢」をもち、政策をもち、長いものにもまかれない、って人はまだまだたくさんいると思うので、僕にとっての小川淳也のように、他の誰かにとって心から応援できる政治家が見つかれば、日本も少しずつ変わってくるのかなーと思います。
既得権益に絡む人より、僕みたいな一般庶民の方が圧倒的に多いわけですから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?