チロルチョコと勝った51が。

たまたま隣り合わせてちょっと喋るようになったお母さんと子供がいたとして、自分が持ってたチロルチョコあげるよって子供に渡したら、自然派のお母さんに「そんなもの食べさせないで!」ってキツく言われちゃったと。

こういうケースって、チョコを渡そうとした人は子供を喜ばそうとしての行動で、お母さんは子供を砂糖毒から守ろうとしての発言で、つまり、どちらも子供のためにやったことじゃないですか。

チョコは毒だって人と、そんなの気にしないって人と、毒だろうけどちょっとくらいは良いだろうって人と、いろいろいるんだと思うんですが、どういう意見の持ち主であれ、「お前は間違ってるから俺の言うこと聞け」ってエゴ丸出しになるパターンはなんだか全然カッコよくないですよね。ダサい。

こういう時に大切なことって、相手がどう考えてる人なのかをまず尊重する、で、さらに言えば、どちらも子供のことを考えてのことなわけで、そこの気持ちをお互いが汲み取ってあげる。

「お菓子は子供の体のこと考えて昔から食べさせてないんだけど、でも、子供のこと気にかけてくれてありがとう」だし「あー、子供のこと考えて小さい時は悪いもん食べさせないんだね、大切にしてるんだね」って感じだし。

コロナとかワクチンについて、いろんな考え方があると思います。安全に、被害を最小限に、ってゴールは皆同じでも、前提となる情報が違ったりすると解決策も真反対になったりします。

でも、それでも

相手の考えを尊重する、
相手の気持ちをしっかり汲み取る、

ってことは大切なことなんじゃないかと思います。

その上で話し合いをすれば結論も随分変わるだろうし、どういう結論になろうと「憎しみ」みたいな感情はかなりなくなるんじゃないでしょうか。

人間って実は、意見が違うから争うんじゃなくて、「リスペクトがない」「気持ちを汲み取らない」から争そうんじゃないですかね。

あ、これこそまさに小川淳也の言う「勝った51がどれだけ残りの49を背負うのか」じゃないですかね。背負うってことは、尊重する、汲み取るってことですよ。

ちなみに僕はチロルチョコ好きなんでそもそも子供にあげませんがねw

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