反面教師
母が鬱病になって、しばらくうちに居た事があった。
笑顔が消えた母はいつも寝ていた。
横になったまま、たまにテレビを見たりもした。
料理が好きだった母なのに、食欲も無くなりうどん1本とか、大好きなお寿司も2貫とか。
まだ小さかったあくびさんが「バァバにお手紙♪」って渡してもチラッと見て読まずに横に置いたりしてた。
しばらくうちで過ごしてたけど「家に帰りたい」と言うので、帰り支度をしてる時に、あくびさんからの何通ものお手紙を「捨てといて。」って。
その出来事は私の中でとても辛い思い出となってしまった。
で、だ。
先週末、何ヶ月ぶりかで孫たちに会いに行った時、孫2が「はい♪」って無造作に折り畳まれたピンクの折り紙を渡してくれた。
「バァバが来るって言ったらお手紙書いてたよ」って。
楽しみにしててくれたんだぁと思ったらすごく嬉しくて泣きそうだった。
まだ文字が書けない孫2が何て書いてくれたんだろ?とそーっと拡げたら。
ハートが6個並んでました♪
「わー!ハートがいっぱいだー!嬉しい‼︎」って大喜びしたら孫2もニコニコ。
孫2の母親である娘もニコニコ。
これからも大喜びしてありがとうって言おうと思う。
そして大事にお財布に入れました♪