ペットショップにいた元繁殖犬
カリフォルニア在住の私ですが、家族に会うため、日本に一か月ほど帰っていました。妹が飼い犬のため、新しいおもちゃを買いたいといったので、ペットショップに行くことになりました。売られている子犬や子猫を見ると悲しくなり、大きくなってしまっている子がいるとその子たちの今後が心配で気になってどうしようもなくなるので、ペットショップに行くのは嫌なのですが、姪っ子に手を引かれ、入ることにしました。
案の定、少し大きくなった動物たちは値引きをされ、純血種の小さい子犬、子猫は高値で売られ、小さな場所に入れられて、命が売られていました。
そこでかわいいかわいいと声を上げている人間に嫌悪感を覚え、怒りがわいてきました。
売られている動物たちの中に「元繁殖犬」「7才」と書かれたイタリアングレイハウンドのオスがいました。まっすぐ立つこともできず、下顎は上顎に比べ極端に短く、歯もなく、がりがりでした。7才には見えない!14才といっても言い過ぎではないほどの弱りようでした。
あまりのひどい姿に、店員さんに「すみません、この子、どうして下顎がほとんどないのですか?保護犬ってどういうことですか?ここでこの子を売っているのですか?それとも保護犬として飼い主を探しているのですか?」と聞くと、店員さんは、笑顔でこう言いました。
「この子は繫殖犬として働いてくれていた子なんですよ、下顎は歯の問題で骨が溶けてしまっていたので、ここに来る前に病院で処置してもらったのです。でも食欲はあるのですよ!」
この店員はアホなのか、、、、、
繁殖犬として働いてくれてた???働かせてたんでしょ、人間が。。。。
下顎は歯の問題で骨が溶けた???? そうでしょうよ、この子は、犬としてまっとうな生き方をしてこれなかったんでしょう、人間のせいで。。。。
でも食欲はあるだと????? 笑顔で言うな。。。。。。ほんとに。。。
怒りが悲しみに代わり、涙が出てきてました。こんな子が全国にどれほどいるのか、この子はこんな形でも一応繁殖地獄から抜け出せているが、今、この瞬間も檻に何年も入れられたまま、繁殖だけのために生かされている動物たちが何万匹いるのかと。
もうね、ほんとうに、、いいかげんに、、、、
ペットショップをなくそう。
そうすれば少なくとも悪徳繁殖業界へのお金の流れが減り繁殖犬の数は減らせる。少しでも命を救うことができる!!!
ペットショップの人たちの生活はどうなるの?って?
動物の命を大切にもせず、商売に使い、なんとも思わない人たちよ、あなたたちに、「私は動物が好きだからペットショップをしています」なんて言う資格はないよ。
アメリカは人種差別もあり、銃規制もゆるく、危険だ!!!その点、日本は安全で、みんな親切で、ほんと日本人でよかった~っといっているあなた、そんなアメリカでさえ、ペットショップで犬猫を含む生体販売を禁止する州が増えている。ペットショップで買わずに保護施設からペットを迎える家族の数は日本の何十倍、いや何百倍かもしれない。日本は世界一素晴らしいというならば、動物の扱いも世界一にしてもらいたい。
ガンジーの名言をここに書いて、今日のつぶやきは終わりたいと思う。
「国家の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る」