雪の結晶と翡翠彫刻のコラボ
また翡翠を仕入れました。
今回はちょっと大きなものになりました。
翡翠彫刻を沢山見ていると、目が肥えてきたみたいです。
彫刻師の方と通訳の方を通して、いろいろアドバイスをして頂きます。
でも、ルース(裸石、ジュエリーにセットされていないカットされた宝石)は
理屈通りにいきません。
こればかりは、やはり研磨師さんとやり取りしながら
数をこなすしかない!…って思います。
ジュエリー業界は分業化されています。
ざっくりと、材料に携わる人、制作に携わる人、販売に携わる人。
さらに材料に関しても、原石に携わる人
研磨に携わる人、ルース販売に携わる人…。
さらに、原石が採掘される鉱山に携わる人…原石仕入に携わる人…
なんてさらにさらに分業化されています。
それに材料も多種多様です。
鉱山で採れる物もあれば、真珠や珊瑚のように海や湖で採れるもの
琥珀の様に鉱山や海岸で採れるものなどなど、こちらも多岐にわたります。
私はデザイナーなので、ジュエリーを購入して頂く為に
買いたくなるジュエリーを設計するのが仕事なのですが
このへんの分業化された仕事事情で
なかなか思い通りのものができない事も多いです。
…で、いつも知らない事を現場の方に訊くのが
とても参考になります。
翡翠の研磨師さんも
はじめ翡翠研磨の機械や研磨剤について細かく訊くと
警戒されてしまいました。
今ではとても丁寧に教えてくれます。
今回の翡翠は雪の結晶をバチカンに使い
それぞれの色合いに合わせてビーズをネック部分につかいます。
例えば
これに合わせて、ビーズ屋さんでビーズを調達します。
多種ある中、出来上がりをイメージして選びました。
緑系のビーズの中から
ダイオプサイト、エメラルド、マラカイト、ペリドットの
小さなビーズをいろいろ組み合わせて
こんな風になりました。
他の彫刻も
こんな感じに完成しました。
今回の翡翠彫刻はなんか沼っぽいです。