懐かしい道具
自粛中、身の回りを整理していたら
懐かしい物が出てきました。
それは昔、宝石…主にダイアモンドを測っていた
手動の天秤ばかりです。
会社にお勤めしていた頃、ジュエリーデザインの仕事をしていた頃は
精巧な秤(多分電子秤)でしたが
フリーになった時に、携帯用に買った手動のキャラット天秤ばかり。
ドイツHAIGIS社製で
今見ると、ミニチュアドールハウスばりの小さな作りです。
すぐにコンパクトな電子秤を購入したので
ほとんど使わなかったのですが、大切に保管していました。
重りはキャラットの単位になっていて、天秤には極小さな宝石を入れます。
そうそう、キャラットって重さの事なので
「1キャラットより2キャラットのほうが大きい」
と言うと間違いでは無いけど、正確には重さなんです。
正確な秤が無かった時代、キャラット豆が均一な重さだったので
その豆で宝石の重さを測ったようです。
その昔、こんな道具を持って
海外に宝石を買い付けに行った事を彷彿とさせてくれます。
1キャラットは0.2g
0.5キャラットは五分石(ごぶいし)
0.3キャラットは三部石(さんぶいし)
1/30キャラットは3厘(さんりん)
他にも、30パーなんて言い方もあります。
小さな宝石はメレって言います。
大昔はクズ石なんて言われてた事もあるようです。
小さくてもとても品質の良いものは
大きくても品質が良くないものより綺麗に輝いて、存在感があります。
私は、小さくても品質の良い物をお勧めしています。