R会からJにお教室を変えた話

 小学校受検について、お役に立てそうな話をつれづれアップしていきたいと思います。さて、前回までは、スポーツメンタルコーチングについてお話しましたが、それは、親のメンタルが、いちばん子供にとって大切だと思うからです。お教室で、明らかに覇気のない子というのはいて、傍からみてもかわいそうですし、親御さんも辛そうでした。
なので、お子さんをどうにか引き上げて導かねば、と焦るならば、まずご自分のケアと導き方のスキルアップをしたほうが良い、ということで、いちばん最初の記事にさせていただきました。
(偉そうに言ってますが、私もぜんぜん、できてませんでした。しかし、後から見えること、というものもありますので・・・)

 さて、表題の、R会からJに移籍したお話をはじめたいと思います。
首都圏のお受験を控えたパパママであれば、誰もがぴんと来るであろう大手の二教室。年中の12月に、R会とS会を見学し、S会はコロナ下ということで授業の見学ができず、しかも体験授業は1対1ということで、この金額を出すのに見学ができないのはあり得ない、ということで断念。実績も不透明でしたしね。。。R会に見学に行き、息子もけっこう楽しそうにしていたので、R会に入会し、次の週からお受験を見据えた教室通いが始まりました。
そう考えると、二年って長かったなあ。
 この頃の我が子(息子です)、まあ、ひどいお行儀でした。足はぶらぶら、視線はキョロキョロ。先生が順番に見回るタイプの問題では、すぐに飽きて、手持ち無沙汰にしている。(←解くのは速いが正解しているかは不明。でも親馬鹿だから、頭いいからね、と思うことにしてました・笑)
 そして、R会の授業はズームで参観ののち、マザーリングという親向けの説明でその日の授業のポイントや家庭学習の注意点などを話してくれるのですが・・・なんでしょうかね。。。これだけで受かる気がしなかった。もちろん、志望校もまだはっきりと定まらない状況で、受かるも受からないもないわけですが、この授業を続けるなら、親が家庭学習のロードマップを緻密に引くか、ロードマップを敷いて導いてくれる個別のお教室に通って、R会はテスト慣れのために通うくらいの意識ではないと無理だな、と直観したんです。なぜかというと、小学校以降、勉強というのは単元ごとの学習を積み重ねて行きますよね。科目別の授業においても、細かくステップが分かれ、徐々に難易度を上げていくわけですが・・・。R会での学習というのが、あまりにランダムで、記憶1枚、数の操作1枚、お話の記憶1枚、図形1枚、系列1枚、のような形で、1度の授業で接する単元の範囲が広く、子供達は飽きない代わりに、親のほうは、どの単元をいつまでにマスターすればいいのか全然わからない。参観型ではないため親の負担が少ないかと思ったら大間違いで、逆にものすごく負担なのではないかと・・・。
そんなわけで悩んだ末に、家から通える範囲のJを見学に行くことに。ご存知の通り、入るのにも満席などなかなかのハードルがあるJなので、最初の見学からアポをとるのが少したいへんでした。近いといっても、1時間くらいはかかるため、祝日の朝9時の授業なら見学できるという返事に、ふぎゃ、と心の中で悲鳴が出ましたしね(汗) そして迎えた見学当日、子供達の様子があまりにも違うことに驚きました。正直、引くくらい違いました。これは、のちにわかったことですが、平日クラスの子達は年中さんの頃からすでに仕上がりかけていたんですね。縄跳びも跳びますし、指示の複雑なサーキットもこなします。背筋もぴっと伸び、プリントが解けたあとは言われずとも見直ししちゃいます。いっしょに見学に行った夫は、カルチャーショックすぎて、預けたくない、と思ったようです(笑)確かに元気が取り柄の我が子がここまで仕上がってしまうと、良さがなくなってしまうのでは、という懸念はあったものの、やはり授業内容が素晴らしく良かったんです。ちょうど系列の授業を参観したんですが、コツをユーモアまじりに飽きさせず教えてくれて、親も参観しているので子に同じ教え方ができます。あとは子がなんというか、だったんですが、速攻、Jに行く!との返事。驚いてわけを尋ねたところ、電車に長時間乗れるからとのこと。そ、そうなんだ。お行儀では浮きまくっていた息子ですが、何も感じなかったらしい。ただ・・・やはり空きがなく、3月からはじまる総合コース(勉強+体操)があるのでご検討くださいと。ただ、コロナの関係で正確な開始時期については電話で問い合わせが必要で、席は現在の正会員の方が優先のため、一見さんは席取りができない、とのこと。どちらかというと、正会員じゃないと厳しい、というニュアンスで話されてしまいました。ただ、現在開講している学校別の授業は空きがあって、そこの授業だけを取っておけば正会員になれますよ、とのこと。つまり、総合コースも優先的に席取りの案内ができますよ、と…。あからさまな誘導に思えなくもなかったですが、もともと、ここに入れたら最高やん?と思っていた学校でもあったので、渋る夫と相談して、この学校別授業も見学することに。(子の様子によっては、空きがあっても入れないと釘をさされました・汗)次回の見学で無事に学校別クラスの席を確保し、レッスンを始められたのが二月末、なのですが。このレッスンが始まる前に教室から電話があり、同じ日から3月開講の総合コースが始まるから席を確保しますか、とのこと。(なんだ、教えてくれるんじゃん、とは思いましたが・・・。そして、お受験会においては3月といえども2月末を指すことがあるのはあるあるですよね・笑)
それから毎週、勉強、体操、学校別クラスの3コマのお教室通いが始まりました。
 さらに言うと、はさみやお絵かきなど、あまりにも他の子達ができすぎ、巧緻性が伴わない息子は指示を聞くどころではなく、毎度とんちんかんな制作を繰り返していたため、、、別で造形教室にも通うことに。
 どちらの学校も息子にとっては運命の出会いとなり、受験直前までJ+造形教室+家庭学習で、最後まで笑顔を失わず、無事に難関校にご縁をいただきました。
 Jは紹介制でもなく、1対nの授業です。もしかしたら個別に通えばもっと成績が伸びたかもしれませんが、紹介制のお教室なんて伝手もあるはずがなく。息子の吸収の良さに安心していた私は、まあ、個別はなくても大丈夫かな、と高を括っていました。この油断でラストスパートはかなり頑張る羽目になりましたが、、、まあ、最低限で済んだかな、と思っています。

長くなってしまいましたが、ウィズコロナになって、見学不可だったS会もかなり規制が緩んだかもしれません。私は授業の中身が見られずに入会を見合わせただけなので、S会もしっかりご検討されるのがいいと思います。また、R会が合っている、というご判断ももちろんあると思います。上記判断は、あくまでうちの家庭には、ということですので、誤解のないようお願いいたします。


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