今を生きろ
輪島塗の漆器の製造業を営む男性
70年かけて集めた切手も
若い時に建てた家も
全て失ってしまった
「今88歳 再起できんわ」
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こんなに悲しい気持ちになったのは、本当に久しぶりだ。
膝から落ちてしまいそうな、強い悲しみ。
悲しい。
何て悲しい。
テリーさんも今88歳。このニュースを観てから、テリーさんを見るとこの方と重ねてしまう。
ああ… この方は、今どうしているだろう。
このニュースを私に見せた宇宙は、私に、全力で「今を生きろ」と伝えてきているに違いない。
心を喜ばせながら
自分の魂を震わせ、その音を轟かせながら
くだらないことをするのは辞めて、今を生きろと。
同時に、自分の感情は、こんなに大きかったのかと驚いた。
そう言えば、幼い頃は、あまりに感情が大きいので自分で自分の感情に振り回されて疲弊してしまっていたのを思い出した。
みんな、どうやって生きているの?
と思っていた。
被災地の惨状に胸を打たれ、琴線が轟音を鳴らしたので
それまで自分の感受性がどれだけ錆びていたのかということに気がついた。
一体どれだけ私は自分の感情を抑圧していたのだろう。
私は、自分の感情の波の大きさに恐怖を感じていたのか。だから、感情から逃げる様に、スマホを見たり家族のケアのことを考えたりしてしまっていたのか。
何が大切なのか、はっきりさせよう。
時間がない
いや、時間はない。
こういう時は、この人。
大好きなバンド、クロマニヨンズで一番好きな曲。