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テリー・ライリー事務局?

コロナ禍直前にスーツケース一つで日本にやってきて、そのまま移住を決意したテリーさんに、事務局なんてありません。

代理人である宮本タダシが、1人で、テリー・ライリーの業務を担当しています。

実は、宮本タダシは現在体調不良で会社を休職中です。

担当医より、リハビリのためにテリーさんの活動を支えることを勧められて、職場公認で現在代理人として活動しています。

もちろんイベント毎に依頼元の団体の方に沢山のフォローやご協力を頂いています。

が、テリー・ライリーサイドの広報・企画・物販その他事務的なことは、体調が安定しない中、夫が一人でやっています。(鎌倉のラーガ教室以外)

体調が安定していても、一人でやることではないですが、他に誰がいるわけでもありません。

コロナ禍でまだコンサートがあまり開催されていなかった頃、『コンサートがやりたい』とテリーさんが思った時に、満席の会場で気持ちよく演奏してほしいと、先を見越して、夫は必死でTwitterのフォロワーを増やし始めました。

日本に事務所も何もないテリーさんの活動を、代理人1人の力で多くの人に告知して、かつ、コンサートに足を運んでもらう為に、体調を崩した状態でも出来ることは、Twitterのフォロワーを増やすことだけだったのです。

毎日コツコツ、そして、なりふり構わず、フォロワーを増やしていきました。

Twitterの画面上でテリー・ライリーというより宮本端の印象が強く、違和感を持った人も居たようですが、その時の努力の甲斐もあり、その後しばらく経ってから、新聞社、テレビ制作会社の方にテリー・ライリーが日本に居るということが伝わり始め、様々な企画に繋がり、今日に至っています。

日本に移住を決意したテリーさんが、晩年を悔いなく過ごせる様にという思い一つで、夫と二人で、テリーさんの日本での活動を支えています。

もちろん、友人や家族、イベント毎に協力してくださっている方も沢山居ます!ありがとうございます!

普段は、見ず知らずの誰かの投稿には反応することは無いのですが、前から改めて説明したいと思っていたので良い機会なので書きます。

コロナが世界中に広がって、当時85歳だったテリーさんは、飛行機に乗るのは危ないと判断し最終的に日本に移住することを決意しました。
私と私の両親で協力して、テリーさんがコロナ禍を何とか安全に暮らせるように、そしてアメリカに居るご家族が安心できる様に、住む場所を整え、VISAを取得して環境を整えました。そして夫のタダシは、晴れ豆から転職して某企業に就職、その後、色々あり、体調を崩して休職。現在も休職中。

当時は、日本の生活に慣れようとするテリーさんと、体調を崩している夫と、精神的に自分に自信が無い自分の世話で一杯一杯になっていました。

コロナ禍で急に移住を決めたテリーさんの安全と健康を確保するために、当時はかなり神経を使いました。アメリカに居るご家族や友人の顔、世界中のファンの人の存在を想像しながら、今日までテリーさんを守り続けています。

先日も、知人から『あんまりテリーさんを連れ回しちゃダメだよ』と言われましたが、むしろ逆で…テリーさんがやりたいと言ったことを私たちは叶えようと尽力しているのです。
(今週末の清水寺での”In C”60周年記念の奉納演奏も、4月ごろに急にテリーさんが『京都で、満月の下、大勢のミュージシャンとIn C60周年をお祝いしたい!』と言ったことが全ての始まりだったのです。京都のスタッフの皆様には、短い期間で準備をして下さり、心から感謝申し上げます)

テリーさんの貴重な時間と体力を、テリーさんが使いたいことに使えるように、今日も私たちは頑張ります!!!

と、締めたくなるところですが

実際は、私たち二人の方こそ、テリーさんにはとてもお世話になって居るのです。

私たち二人とも、自分達のアンバランスさに苦労していて、どうして上手くいかないのだろうと踠いて居る時期に出会い、そして、テリーさんに会う直前に結婚しました。

テリーさんとの生活が始まり、それまで二人それぞれが人生で経験してきたことが、全て、テリーさんとの生活に役立っているということに、ある時ふと気づきました。

まるで私たちの出会いも含めて、全てがテリーさんの日本での生活の為にあったかの様で、不思議でたまりません。

そして、テリーさんとの生活で実感していることは、私たちは、少しずつ、テリーさんに調律してもらっているということです。

テリーさんのおかげで沢山のことを学ぶ機会を頂きました。毎日、少しずつ自分自身を知り、そして、成長させていただいています。

外から見ると不思議な関係に見えるかも知れませんが、全てがピッタリはまった、唯々、『有り難いご縁』という言葉以外が見つからない、そんな間柄だと思っています。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり、有難うございました。

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