四柱推命の学び方③~命式内の諸条件の見分け方のコツ~
皆さま おはようございます。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
前回の「四柱推命の学び方②~命式内の融合・分離条件とは?~」の続きです。
四柱推命で重要な十干十二支の融合・分離条件の覚え方です。
私が使って分かりやすく、覚えやすいやり方をご紹介します。
まず、絶対に一番最初に覚えたほうがよいのが十二支と十干の名前と並び順です。
十二支は円で覚えるのが分かりやすく便利です。
子を円の下の中心点にして、そこから時計回りに90度ずつ卯・午・酉と配置します。そして子から丑、丑から寅と順番にその円にそって十二支を配置します。
諸条件を命式内で探すときは、まずは旺支を命式内に探すようにしてください。
これは、私が参考にしている東海林秀樹先生・照葉桜子先生・瀬名瑞希先生共著の東洋書院出版「エッセンスシリーズ四柱推命」に書かれています。
私も試してみたらとても見つけやすかったので、それ以後はずっとそうしています。
旺支(子・卯・午・酉)が命式内にあるということは、旺支を中心に持つ方合・三合などの優先順位が高い条件が存在している可能性が高くなります。
四柱推命の諸条件は全部を覚えるに越したことはありませんが、中々覚えられないときは優先順位が高い条件から覚えていくと使いやすいと思います。
方合は季節の融合条件なので、十二支の円で四つの季節の旺支と、その前後の十二支が三つでセットだと覚えておくとすぐに見つけられます。
三合の場合は、十二支の円の旺支を中心点にして、二等辺三角形を作る位置にある二つの十二支が、その旺支と三合する十二支だとイメージすると覚えやすいです。
三合は一つが旺支、もう一つは必ず土の五行です。
残りの一つが、旺支と手を組んで五行変化を伴う十二支になります。
干合は十干の陽干と陰干が惹きつけられる融合条件です。
「①甲②乙③丙④丁⑤戊⑥己⑦庚⑧辛⑨壬⑩癸」の十干の並びの順番の①~⑤と⑥~⑩の十干を上から順に横に並べると、隣同士の干が干合の相手となります。
①甲 ⑥己
②乙 ⑦庚
③丙 ⑧辛
④丁 ⑨壬
⑤戊 ⑩癸
冲は正反対なので十二支の円をイメージして、真逆にある十二支だと覚えて下さい。
命式内の日干=自分の状態から、その人にとって強み=喜神、弱み=忌神を見つけ出して、人生をより良く生きるためのヒントとして活用するのが四柱推命です。
命式に大切な用神や喜神・忌神を見つけるのがとても重要なことですが、もし判断に迷う場合は、過去の出来事から検証していくのが正解への一番の近道です。
なぜなら、過去の出来事は命式を裏切らないからです。
その出来事がその年に起こったということを立証する条件が、この命式内では優先度が高いということになります。
ただ幸せと不幸、良い悪いは人それぞれ体感が違いますので一概に命式上の大難を本人が大難と思っていないことも大いにあります。
どちらかというと、私の経験上嬉しいことよりも悪いことのほうが記憶が残りやすいので、検証時には悪いこと=忌神の時期を聞いた方が役に立つように思います。
以上がまたしても(笑)、長くなりましたが、四柱推命で命式を読み解く順番や大切だと私が思うことになります。