上弦の月が教えてくれること ~愛される幸せのうえに寂しさは存在する~
皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
もう日も変わってしまいましたが、昨日の日曜日は朝からとても冷え込んだ一日でしたね。
外に出ると風は冷たく、夜になると寒いくらいの気温でした。
昨日は一日中出かけていて、暗くなってから帰宅しました。
帰宅して、ふと空を見上げると満月に迫るようなお月さまがありました。
このお月さまは、後二日で満月になります。
新月から満月になるまでの期間のお月さまを、上弦の月と呼ぶそうです。
満月ではない半月の形が弓に似ていることから、「弦」という漢字が用いられています。
弦の部分が上で沈む月が上弦の月、弦の部分が下で沈む月が下弦の月です。
だんだんと満ちていく上弦のお月さまを見ていると、大好きで大切な人と逢えなくて泣いている遠距離恋愛中のたくさんの人をいつも思い出します。
大好きな彼と一緒にいられない辛さと、気持ちが通じ合っていない片思いの辛さと、どちらの方が、耐えがたいのでしょうか?
どちらも辛いですが、私は一緒にいられない寂しさのほうがより辛くなるように思います。
知らないことは気が付きませんが、知ってしまうと、もっと欲しくなる。
人間は欲張りな生き物だからです。
愛される幸せ、愛する喜びを一度知ってしまったら、もう知らないころには、後戻りができません。
人を愛することは、喜びだけでなく、不安、嫉妬、寂しさという、マイナスな感情を持つ自分と向き合うことでもあります。
まさに愛することは学ぶことだと言えますね。
私が昔から大好きだった歌に、平松恵理さんの「Crescent Moon」があります。
20年以上前のアルバムにしか入っていない曲ですが、遠距離恋愛中の恋人の気持ちがとても良く描かれていて、聞くたびに胸がキュンとします。
この歌で歌われている
「あなたがいない夜をあしたから同じように過ごしていけない」
ということが、愛する人がいる喜びと引き換えに人が背負う寂しさだと
私は感じてきました。
大好きな彼がいない現実を、ただただ辛いと思って泣いて過ごすのか、
いない辛さは、愛する彼がいるからこそだと、今の自分の幸せに気が付くことができるのか。
そこが遠距離恋愛を成就できる人とできない人の違いではないかと思っています。
月を見上げて寂しいのはあなただけではありません。
あなたの愛する人も同じく寂しさを抱えて生きています。
同じ寂しさを愛する彼と共有していると思えば、逢えない辛さも彼と半分ずつ分け合って乗り越えられそうな気がしますね。
ちょうど、上弦の月の時期は、日ごとに満ちていく月と同じように、自分の気持ちもエネルギッシュで前向きになりやすい時期だそうです。
逢えないのではなく、今は逢わないだけなのです。
今よりもっと好きになってもらえる魅力的な自分を目指しているあなたには、時間はいくらあっても足らないくらいです。
忙しいあなたには、泣いてる暇なんてないのです。
※みんなのフォトギャラリーから写真をお借りしました。素敵な写真をありがとうございます。