二人のクリスマス・イブは今日とは限らない~愛とは求めるものではなく与えることから始まる~
皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
今日はクリスマスイブ。
駅前もコンビニもパン屋さんも、お肉屋さんもクリスマス一色。
もちろん、近くのデパ地下もそうでした。
昼間からすごい人だかりで、オードブルやローストビーフ、クリスマスケーキ、サラダ、チキンなど、普段はお財布を気にしてしまうような値段のお惣菜やデザートがたくさん売れていました。
ファミリー用のセットはとても食べきれず、ケンタッキーのチキンは諦めました。
いつもより少しだけ奮発した材料で、クリスマス気分の夕飯を準備しようと思います。
本来のクリスマスはキリストの生誕を祝う日です。
日本では、24日のクリスマス・イブは「恋人たちの聖夜」といわれ、本命の恋人と過ごす大切なイベントとして考えられてきました。
そのため、占いのご相談でも、12月に入ると、クリスマスを彼と過ごすためのご相談は多いです。
一年に一度のイベントです。
愛されている特別感を感じるには絶好の機会ですよね。
では、好きな人とクリスマス・イブを一緒に過ごせないのは不幸なことなのでしょうか?
そして、クリスマスに・イブを一緒に過ごしてくれない彼は自分のことを愛していないのでしょうか?
「賢者の贈り物」という小説があります。
アメリカのジムとデラという若夫婦の話です。
貧しい二人はお互いに、せめてクリスマス・イブを何とかして楽しく過ごしたいと思っていました。デラは、愛する夫を喜ばせようと思い、自分の大切な自慢の髪の毛を売って夫の時計に似合う「時計の鎖」を買いました。
一方で、ジムも妻のために何かプレゼントを考え自分の金の時計を売り、デラの髪の毛に似合う櫛を買いました。
その結果、櫛に似合う長い髪の毛はなくなり、鎖はあっても時計がない二人になりました。しかし、彼らにはお互いの思いやりが残りました。
自分の一番大切な物を犠牲にしてまで、愛するものを喜ばせようとした、その「思いやりの心」を互いに受け取ることができたのです。
もしかしたら、忙しい彼のことです。
今年のクリスマス、一緒に過ごすことが難しいこともあるかもしれません。
ただ、クリスマスを一緒にと思える相手がいる、その幸せはあなたの心を明るくいつまでも照らしてくれます。
愛とは、求めるものではなく与えるもの。
自分の気持ちばかりが、一人歩きしていませんか?
形に残る思い出ばかりが愛の証ではありません。
相手の幸せをまず願う思いやりの気持ちこそが二人の絆を強くします。
お互いに与えようと思い、そしてお互いに受け取ろうと手を差し伸べる、
そんな気持ちが二人の今後を明るく照らしてくれるはずです。
※みんなのフォトギャラリーから写真をお借りしました。素敵な写真をありがとうございます。
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