許せない自分を許すこと
皆さま こんにちは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
雨が多いと思ったら、昨日から関東は梅雨入り宣言をしたそうですね。
今日も肌寒い日になりそうです。
占いのご相談は多岐に渡りますが、そのほとんどに対人関係の悩みがついているように思います。
その中で、どうしても許せない人がいるというご相談を受けることがあります。そういうご相談のときに私がいつもお話することがあります。
それは「許そうと無理に思わないでいい」ということです。
その方は許せないようなことをされたのにもかかわらず、いつまでも許せない自分にも嫌気がさし、さらに傷ついています。
許せない人に二回も傷つけられるのなんて、なんて馬鹿らしいことでしょう。
許せないことをされて、許せないのは、人として当然な感情です。許せないなら、無理に許す必要はどこにもありません。
自分が許そうと思うまで、その問題なら離れてみる工夫は自分を守るためには大切なことです。
そして、許そうと思ったときに、一番先に許すのは相手ではなく、相手を許せなかった自分です。
仕方がなかったねと許せなかった過去の自分を受け入れることができた時に人は初めて、相手を許すことができるのだと思います。
ただ相手を「許す」ことはできなくても、「忘れる」ことはできます。
人はどんなスーパーマンでも残念ながら時間の流れには勝てません。
「忘却は最大の復讐」とも「忘却は最大の神様からのギフト」とも言います。
時間は、否が応でもあなたを前に進めてくれる大切な味方です。
「ゲシュタルトの祈り」という詩があります。
ゲシュタルト療法を創設したドイツの精神科医のフレデリック・S・パールズが作りました。
「ゲシュタルトの祈り」はあるがままの自分を、自分に起こったすべてを、受け入れることの大切さを説いています。
この詩は何回も唱えることで、自分を変えていく力があるそうです。
ゲシュタルトの祈り
私は私のために生きる。
あなたはあなたのために生きる。
私は何もあなたの期待に沿うために
この世に生きているわけじゃない。
そして、
あなたも私の期待に沿うために
この世に生きているわけじゃない。
私は私。あなたはあなた。
でも、偶然が私たちを出会わせるなら、
それは素敵なことだ。
たとえ出会えなくても、
それもまた同じように素晴らしいことだ。
苦しんでいるあなたの心に届きますように。
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