好きを仕事にする~6月1日の就職活動解禁日を迎えて~
皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
6月に入りました。
梅雨宣言が出るのかなと思うくらい、雨が続いていますね。
かなり規制も緩くなりましたが、6月1日は学生の就職活動の解禁日となっています。
社会人として第一歩を踏み出すための就活で、自分はどの方向へいったらいいのか迷っている方もいるでしょう。
今日は、「好きを仕事にすること」についての私の考えを書きたいと思います。
私は占い師活動の一環でXをやっていますが、Xを開くと、「好きを仕事にする」として様々な副業から複業、そして転職のための講座の宣伝が流れてきます。
そのどれもがとても耳障りの良い文章で書かれていて、仕事に悩む方の心に突き刺さるような内容になっています。
どんな人にも「好き嫌い」という感情はあって、自分の好きなこと、好きな人、好きなものに囲まれている生活は、幸福度は高く気持ちも安定して良いとこづくめです。
理屈や損得勘定ではなく、自分の感情部分の「好き嫌い」が私たちの人生に与える影響はとても大きいです。
自分のメリットになることでも、「嫌い」なことはやっていて苦であり、我慢が必要になります。
好きを仕事にする。
自分が好きなこと、自分が推していることでお金をいただける=仕事ができることはとても魅力的です。
好きなことを仕事にすることは、最終的には、人にとっての理想的な働き方だと私も思います。
ただ同時にあまりにも「好きを仕事にする」ことに拘ると、自分の可能性や視野を狭めることになるとも私は思っていて、最近の「好き」に拘る風潮をは危険だなと杞憂しています。
特にまだ自分の生き方を模索している20代などの若い年代の方には、「好きを仕事にする」だけでは、自己の成長や、まだ自分が気が付いていないだけの自分の才能の可能性を妨げるリスクがあることを知ってほしいと思います。
確かに嫌いなこと、興味がないことはやっていて苦痛ですし、続けるのに努力を要します。
でも、少し考えてみてください。
人の好き嫌いはあくまでも、感情部分。
感情は日々変わっていくものです。
ということは自分の価値観や環境や状況が変われば、好き嫌いは変わることは大いにありうるのです。
今までは好きだった仕事でも、ずっと好きでいられるとは限りません。
そして嫌いだと思っていたことでも取り組んでみたら実は楽しくて好きになったということも十分あり得ます。
人の視野は案外狭いものです。
食わず嫌いという言葉があるように、知らないから嫌いだったということはあります。
案外経験してみたら楽しくなった、最初は嫌だったけれど、我慢して続けていたら好きになれたということも多々あります。
そして人には、「好き嫌い」という感情部分とは別の、「才能や適性」という能力の分野があります。
私はこの能力の分野での自分の強みや長所を活かせる仕事が、一番本人にとっては長く続けることができて、結果も出やすい仕事と考えています。
いわゆる「適職」と言われる仕事です。
適職は、自分の能力に合っている仕事なので、結果が出やすいです。
結果が出やすいことは、自分にとっては取り組みやすい仕事と言えます。
そのため、最終的には適職から好きな仕事になり、「好きを仕事にする。」という理想の働き方を実現できる可能性は高いのです。
この適職の選択には、占いが役に立ちます。
占いの「宿命」とされる部分には、その人の生来の性質や傾向、長所と短所、人生のバイオリズムなどがあり、それを事前に知ることで、自分にあった仕事を選択することが可能になります。
もちろん、職業の選択には、何よりも自分の意思が優先されなければいけません。
たとえ適職ではなくても、自分が好きなこと、興味があることを優先して仕事を決めるのも良いと思います。
ただ仕事を探すときに、自分の好きだけではなく、周りから褒められること、自分がやっていて苦ではないこと、上手にできることなども職業の選択の候補として検討することを忘れないでほしいです。
それらのことは、自分が気が付いていないだけであなたの適職の可能性が高い=自分の好きを仕事にするに繋がる可能性が高いからです。
そして、好きなだけの仕事と自分が向いていると思う仕事と両方で迷った場合、私はまずは向いている仕事にチャレンジしたらいいと考えます。
なぜなら適職が好きな仕事になることは可能ですが、好きな仕事が適職になるとは限らないからです。
自分の好きを過信しないようにしましょう。
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