ストーリーメイカー
自分の中の誰かが言う。
『君はストーリーメイカーだ。
人々は君の物語に感動し、未来に希望を抱く』
『だから、もっとその人生を、
想いを、
聞かせてくれないか』
https://twitter.com/sara_araiman/status/1454551239430078466?s=21
転職活動の最終段階だけど、
僕の物語をここに綴っておこう。
ヘドロ人生
僕の人生は割とどん底で
酒飲んで暴力ふるって借金作って
典型的に駄目な父親のお陰で、溝の中のヘドロに浸りきったような学生時代だった。
『大学行っても良いんだよ』
母は言ってくれたけど
兄貴もクズで家を見捨てたから
僕が長男のように働くしかなかった。
家族を養う役割を自動的に相続した
帽子を目深に被り、
何かを睨みつけて生きていた。
心は荒んでた。
適当に選んだ会社は
サービス出勤、残業は当たり前の建設業だった。
上司も先輩も仕事をロクに教えてくれず
『見て盗め、使えないクズはどんどん辞めろ』と普通に言う人間ばかりだった。
世界に嫌われたのか自分が嫌ったのが先か
いつでも辞めたかったし、
家族のためにはどの瞬間も逃げられなかった。
泣いては酒を飲んで
記憶を曖昧にして、
必死に足りない力で食らい付いてた。
来る日も来る日も現場や工事長から
文句を言われ、催促されて
頑張って頑張って、
ある日突然、
受注量が減った
聖地巡礼
初めて自由な時間を手にして、
落ち着いて考えられるようになった。
力は身に付いて、
仲間と言える人たちからの
信頼も手にしていた。
上司『働き過ぎだ。明日明後日有給を取れ。そしてどこか行きたい場所に旅行して報告しろ』
今更遊んでこいと言う。
思いついたのはエヴァンゲリオンだった
弾丸で新幹線取って、
聖地である箱根に向かった。
有り余る時間、
聖地巡礼マップを使い
綾波の家や
シンジくんが放浪した蒸気だらけの山にも登った。
ヤシマ作戦の山も見たし、
エヴァソフトクリームも食べた。
『人生は楽しめるものなんだな』
人生の余白に気づけたその頃から
僕はふざけだした
大転換
こっからは信じられない奇跡や
出逢いの連続だった。
『同じやるなら楽しんで』
プライベートだけでなく
仕事にもユーモアを持って打ち込んだ。
『人生は感謝整理整頓だ』
出逢いを感謝で受け取り、
自分に要る物を整理し、
整頓して握りしめて明日への糧に変える。
周りからこう言われ出した
『君にこの職場はもったいない』
僕の目は輝いてた。
大学も行きたいし、
新しい仕事にも挑戦したい。
出逢った女性と
育ててくれた母を笑顔にしたい。
気がついたら転職していた。
信じられないほど優良な企業にご縁を頂く事ができた。
振り返ると疑問が生まれる。
なぜこんな大転換が起きたのか?
根っこにはいくつも要因があって
大きいのは
・仕事が閑散期を迎えた
・知識と仲間というリソースがあった
・仕事を楽しむ考え方に変えた
時間、技術と仲間、前向きな考え方
この掛け算で人生のビッグバンが起きたのかも知れない
あなたは悪くない
反省しろ、自分が原因だと考えろ、
そう言う人もいると思う。
でも今が辛い人は逃げ出しても良いと思う。
周りのせいにするのも良い。
自分の心をまず護り、
生かしてあげる事が先決だから。
いつの日か
時間と技術と仲間に恵まれた時、
人生にひとかけらのユーモアをまぜて、真面目にふざけてみるの
そうしたら目が輝き出す。
感謝が生まれる。
整理整頓が捗る。
人生が前に進み、景色が変わる。
たまたまヘドロのような人生から
憧れの今に辿り着けた僕の物語。
まだ道のりは途中だけど
これからもネタのような人生を
ふざけながら一生懸命歩みたい。
あなたと共に、笑いながら
希望の未来へ
想いが止まらなかった、
誰もここまで着いてこれてないだろう
俯いてる人を見るとあの頃の自分のようで、伝えたくなる
大丈夫だよ。
休んでいいよ、逃げてもいいよ。
今のままでいいよ。
やりたい事をやってもいいよ。
あなたの未来はきっと輝くよ。
あなたの可能性を尊敬して
ずっと応援しているよ