ミドルスクール参戦してみた
まえがき
8/17、晴れる屋TC大阪でミドルスクールのトーナメントが初めて開かれるということで参戦してきました。
ちなみに普段は旧枠モダンとかやってます。布教noteとかも書いてたりしますので、ミドル経由で僕を知って下さった方で興味のある方は覗いてみていただけると励みになります。
せっかく新しいフォーマットに手を出してみたので参戦レポみたいなものを書いてみようと思い筆をとった次第です。
別に戦略的な話とかは何も書いてませんので、ミドルスクール村の皆様におかれましては新たに村にやってきた住民が何を思ってミドルスクールに参入してきたのかを調べる手がかりにでもしていただけると幸いです。
何故ミドルに参戦する気になったのか
理由はめちゃくちゃ簡単です。デッキが組めそうだったからです。
興味を持った流れとしましては、
①レガシーアルーレンの解説記事をnoteで探す
②たまたま目に留まった某氏のミドルアルーレンの記事を読む
▼某氏のミドルアルーレンのnote
③フォーマットの存在は知っていたのでふむふむと読み耽る
④手持ちのパーツに少し買い足すだけでミドルアルーレンが組めることに気付く
⑤とりあえずせっかくなので組んでみる
と、マジでこんな軽いノリでした。
ちなみに買い足したのは《アカデミーの学長》4枚と《ファイレクシアの塔》の2枚目くらいです。あとの細かいパーツは誤差みたいなもんなのでかかった費用は2万円くらい。フォーマットひとつ始められるなら2万円なんて誤差ですよ誤差初期投資とか必要経費みたいなもんです。
デッキが完成したのは6月の頭。
ちなみに「カードそのものがリーガルであれば使用するカードは別にどのバージョンでもいい」と知ったのは、ちゃんと全部旧枠で揃えてからでした。オールドスクールとごっちゃになってました。
そしてその日以降、一人回しなどをちょこちょことやりながら、Twitterにてミドルスクールについてもいろいろツイートを漁って調べることを始めました。
他にもミドルスクール版ネザーゴーのリストを見つけてコピーしてみて(これも追加購入費用はほぼなし)、6/29に都内某所で開かれたGP旧枠モダンの会場で遊ばせてもらったりもしました。
原点〈オリジン〉に遭遇
7/20、Twitterにて我が身に電流走る。
(※お名前出してしまってごめんなさい)
えっ、ミドルでFiresってやれるの!?
話し始めると長くなるので細部は端折りますが、小学生当時、初めて真似て作ったデッキがFiresだったんです。
日本選手権01の解説本だかを書店で見つけて買って読んで。7版以降でブルーオーブ全盛期の時にメインから《ヤヴィマヤの蛮族》を4積みしたリストが優勝デッキとして掲載されてるのを見て、少ない小遣いでパーツを買い集めて組んだ思い出のデッキがFiresなんですよね。
(※ほとんど端折ってないですがご容赦下さい)
そんな自分にとって思い入れのあるFiresが、ちょうど先日興味を持って始めたばかりのミドルスクールでも使えて、しかも十分戦えているなんて!
組むしかない、と思いました。
組みました。
デッキビルダーではない自分はひとまず気に入ったリストをコピーしてみるところから始めます。《ヤヴィマヤのうろ穴》と《鉤爪の統率者》がなかなか見つからなくて2週間かかりましたが無事コピー完了。この時点で細部は自分好みに調整し始めてます。
ミドルスクール、関西上陸
そしてなんとちょうどお誂え向きに、8月中旬に晴れる屋TC大阪でミドルスクールの大会が開催されることがTwitterにて告知。
旧枠モダンの交流会で定期的にTC大阪へと片道2時間半と往復電車賃3000円かけて通うようになっていた自分は、「こりゃもう運命じゃん……」ということで参戦を決意。握るのはもちろんFires。
ちなみに地元のショップではミドルスクール民はいません。修羅の国WAKAYAMAをもってしてもミドルスクールを遊べる場所はないのです。みんな公式構築フォーマットに全力なので他のフォーマットに手を出す余裕がないのです。致し方なし。
結局、対人戦を一度も経験しないままTC大阪のミドルスクールに参戦することに。無事に終わった今だから言えますが蛮勇もいいとこですね。
参戦するならば一通り環境を勉強せねばと、流行りのアーキタイプや勝っているリストなどを調べ始めます。
ありがたいことに、コピーさせてもらった元のリストが既に非常に完成度が高かったのもあり、細部を自分の使いやすい感じに調整するだけで済みました。
たぶんいるだろうな、と思って意識した相手は主に補充とスタイフルノートとランドスティル。相性については全く知識はないものの、仮に当たってもボロ負けしてしまわない程度に厚めに対策を取ることにしました。
いざ参戦
8/17当日、いつものように定例の旧枠モダン体験交流会にも顔を出しつつ、大会参加受付が始まるのを待つ。
事前のTwitterの様子を見るに、そこそこ人が集まりそうな予感はしていました。15〜6人くらいはいるかもなぁ、負けるのは仕方ないにしてもお相手にご迷惑おかけしないようにしなきゃ、などとドキドキしていると参加受付開始のアナウンスが。
旧枠モダン会の仲間に挨拶をして大会受付カウンターへ。コンパニオンのコードが表示されているモニターを見ている人が複数いたので、やはり予想通り参加者は結構いそう。
受付の列へ並ぶと、前後から「ミドルで」「ミドルで」「ミドルで」と聞こえまくる。えっ、このへん(大会受付カウンター付近)に集まってる人たち全員ミドルスクール目当て?と焦る。こんな人数の中にミドルスクール初参戦&対人未経験の自分が入っても大丈夫なのかめちゃくちゃ不安になる。
そして大会成立のアナウンスと共に大会スペースへ。え、なんかテーブル3列にいっぱいなんですけど。参加者はなんと22名。
1回戦のお相手と「今日ミドル初参戦なんです」「ようこそミドルスクールへ」などと雑談。これだけ集まってるなら5回戦+SEにして欲しいなぁと冗談を飛ばして下さる。おかげで緊張が解けました。
そして大会アナウンスをする女性スタッフさんも半ば困惑気味。そりゃそうだ、初回でこんなに集まるなんて想定外でしょうよ。
スタッフさん「今日は3回戦固定で、次回は来月を予定してるんですが……3回戦じゃ物足りないって方いらっしゃいます?」
参加者「はい」
参加者「もっとやりたいです」
参加者「今日5回戦でもいいですよ」etc
スタッフさん「じゃあ来月は……5回戦にしちゃいましょうか!」
参加者(万雷の拍手)
ミドルスクール民の熱意がすごい。後から聞いたところ、関西でミドルスクールを遊べる場所が少なく、discordなどで対戦相手を探して遊んでいる方がほとんどとのこと。つまり今日参加してるプレイヤー、概ねみんな知り合いらしい。すごいなミドルスクール。
活気があるフォーマットで遊べる幸せを噛み締めました。旧枠モダンももっと盛り上げたいですね!
戦績とか
戦績は2-1。デッキ内容はキープ基準になりつつ序盤から相手にプレッシャーを与えられるカードが欲しくて《森の知恵》をメインから2枚入れる形にし、ラヴァマンはサイドへ。その分アグロへの耐性が下がるのと森知恵で削れるライフを補うために《貪欲なるベイロス》を1枚。このベイロスがかなり活躍してほっこり。
1回戦目で当たったお相手とめちゃくちゃ良い試合が出来たのと、そこでサイドボードを褒められたのがめちゃくちゃ嬉しかったです。ミドルスクール初めての自分相手にとても丁寧にプレイして下さって、本当にありがたかったです。1回戦目であれだけ楽しめたのでミドルスクールにハマれたと言っても過言じゃないです。たちばな氏、ありがとうございました。
今後どうするか
もちろんミドルスクールを続けます。
旧枠モダン会でも何度かミドルと旧モの違いについて話したんですが、ミドルスクールは「往年の名デッキでもう一度遊ぶ」という体験を求めてるプレイヤーが多く、旧枠モダンは「限られたカードプールの中から環境を開拓していく」という体験を求めてるプレイヤーが多い気がしています。
どちらの方が、なんて野暮な話はしません。どちらにもそれぞれ良い点があるので、今後も旧枠モダンとミドルスクール、両方を続けていきたいと思います。
ミドルスクールはまだまだ初心者ですが、これからたくさん勉強させてもらいます。よろしくお願いします。
で、オチは?
このあたりで勘弁して下さい。
マジック楽しいんだもんしょーがねーじゃん!!
そんな感じで。