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圧倒的反響を得た、SHEメイト望年会バナーが生まれるまで


1ヶ月近く前の話をさせてください。

ミレニアルライフコーチングカンパニーSHEが手掛けるキャリアスクールSHElikesで勉強中の私が、有志による企画”SHEメイト発!SHE望年会2020”の運営メンバーの1人として参加した際に学んだ事について。特にデザインに対しての意識がガラッと変化したお話をバナーの制作過程とともに触れていきます。

他にも思い出話は多々ありますが既に実行委員のまやさんがnoteを残しているのでそちらで。

結論からまとめますと、

①視覚(ビジュアル)が与える影響力を肌身で感じた⇒デザインの重要性

②やれるかわからないけどやるって言ってしまって、全力でそこに自分を合わせる。⇒SHEにいれば協力者は周りに必ずいます

③デザインは圧倒的に自分を殺す作業。目的・ターゲットを何回も確認する

そもそも、私の行動のきっかけは”好奇心×劣等感”というパターンがとても多い。どういうことかというと、興味があるけど出来なくてもどかしいな、と思っていることに飛び込みがちな習性があるということです。SHEに入ったのもデジタルに対する苦手意識が根深い理由だし、今回のバナー担当に立候補したのも同じような背景があります。

主催のはっちさんが面白いこと始めようとしてる!という興味本位で運営に手を挙げたのはいいものの、想像以上にヘビーな任務となった今回の企画。運営メンバーもはじめはほぼ知らない人ばかりで、zoom会議でも発言ができず落ち込むばかり。先行きがとても不安でした。

スケジュールがタイトだったこともあり(なんせ思いつき 笑)「せっかくデザインの勉強してるし誰かバナー作れたらいいよね」とは当初話していましたが、タイトルも日時も未定で現実的に厳しいかな?という流れに。

深夜の会議で漠然としたもやもやを感じながら、寝て次の日の朝そのもやもやの正体、”ビジュアルイメージ絶対要るやろ!”という結論に達した時はかなり震えました。
というのも私は、webデザインコースを受講してはいたものの、お仕事バナーコンペで選ばれた事もないし(いい!と思って提出しても後日見てひどいバナーだな…と落ち込むこともしばしば)バナーコンペも諦めていたデザインコンプレックスの持ち主だったからです。

デザイン勉強している人ばかりの集団でデザインを私に任せて!と言えるのか…しかし先に述べたような習性のせい(おかげ)で結局はバナー担当に手を上げていました。

さて、ここからは試行錯誤の軌跡をご覧いただきましょう。

1.すぐ当てはめられるスタイルで検討

タイトル・日時ともに決まっていなかったため、2つの案を皆さんに提案させてもらいました。サブタイトルも思いつきの仮案です。
左)主催はっちさんの当時のアイコンカラーをお借りしてSHEのイベント告知のデザイン丸パクリ案
右)SHEトンマナでほどほど出しとくか案

noteはっち案


2.やっぱりSHEのトンマナがいい!

この辺りから海子さんが手を挙げてくださり、さらに予想不可能に。
メンバーからは具体的な装飾案を提案をされる

note用直し

今見ると、当初のSHEトンマナVer.は意図のない装飾ばかりだったのでほぼダメ出しをいただいております 笑 

そして、海子さんのラフが上がってくる。

note用ラフ

SHEの可愛らしい部分は表現出来ているけど大人の女性の部分も加味すると引き算が望ましいのではないか。
⇒一旦装飾案は無視すると決める
ロゴも一部シンプルにした案もオーダー

この辺りの詳しい話は海子さんもnoteで紹介されています。

そんなこんなで完成したロゴが皆さんご存知こちら。

note用ロゴ確定版


ステキですよね。これは、圧倒的パワーがあるロゴデザインです。誰がなんと言おうと。
ロゴだけで、運営のなかでも定まりきっていなかったこの企画の空気感を作り上げてしまった。海子さん本人曰く癖が強い(笑)このロゴのパワーを損わないように、そして情報が正しくシーメイトさんに伝わるようなバナーに仕上げなければと緊張感は高まりました。


3.海子×SHEをバナーにどう落とし込むか

この頃からSHEのトンマナを利用していいとの正式な回答があり、バナーコンペに参加するわけでもないのにの要件を熟読。文字の配色が淡めなので濃い背景案と薄い背景も試しました。

note用3案

どれもしっくりこず様々な試行錯誤を続けました。最終的にネイビーと白の2パターンまで絞り込み運営MTで決を採ることに。

スクリーンショット 2021-01-17 23.52.55

(ネイビーは一部未完成Ver.)
個人的な好みとしてはネイビー。しかし、会話の中で副隊長くみさん

「白はシーメイトさんのこれからの希望って感じがする」

という発言にはっとさせられて、バナーを作る目的・届けたいシーメイトさんについてもう一度想いを馳せました。また、書き出してケータイでの見え方も全員でチェックし直しました。(zoom会議で画面共有しながらあーだこーだ会議していたので)
ネイビーもバナー要件からカラーピックした色ではあるけど、ぱっと見でSHEらしさにかけるかもしれない。拡散されて何度も目にするものと考えると、少しくどくない優しい印象のほうが好ましいのではないかという結論に達し、白に投票しました。(蓋を開いたら運営の中でも白が圧倒的人気でした)

本当は細かく色々なやり取りが他にも隠されていますが、割愛させていただきます。

いざ、Twitterで情報解禁とともにこのバナーが公開されると想像を超える反響が!!


特に印象的だったのは、SHE運営の男性スタッフからお褒めいただいたというお話。正直、ターゲットとは外れる層ですがそこに刺さるということは、企画そのものの魅力に加え、デザインや打ち出し方が正解だった証なのではないかと受け止めています。

このように辿ってみると、作ってる時はこっちがいいなと思っている案がことごとく裏返されてあのバナーは完成しています。(ちょっと改めて確認すると落ち込みますが…笑)皆さんのアドバイスや海子さんとの共同作業がなかったら生まれなかった。

今まで私が作ってきたバナーは、対象をイメージ出来ていなくてどこか我が入り込んでいたように思います。今回、徹底的に自分を殺して最適解を探す経験が出来て見える世界が少し変わりました。

元々好きな色は寒色やハッキリした色なのに、その後zoom背景などさらに作らせていただきSHEのトンマナにどっぷり浸かったおかげで、しばらく私生活で自由に選んでいい色もそちらに引っ張られました、、自分消しすぎ。

様々な考えうるアイデアを出して、届ける対象に本当にその表現で刺さるのか?何度も確認しながら最適解を出す。今回は皆と協力してひとつの素晴らしい答えにたどり着いたけれど、プロのデザイナーはこの過程を1人会議で成立させなければいけない。

そのためにはまだまだ好みやセンスに頼るだけでなく、多くの引き出しとスキルを自分の中にストックする必要があることも痛感しています。


さいごに、このように苦戦した末思わぬ副産物が。

・SHEで”同志”と呼びたい仲間ができたこと
・デザインコンプレックスの緩和
(解消とまでは言わない)

ないものを補い合ってとてもいいチームでした。
いつかシーメイトさんと共同でお仕事ができる日が訪れたら素敵だな、という夢を最後に記して終わりにします。

ここまで読み進めてくださりありがとうございました。



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