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ボス感が半端ない
〝ボス感が半端ない!〟と言われて
藍子は笑う。
その投げかけられた言葉は、藍子にとってそんなふうに思っていなくてもどこか嬉しい言葉だった。
実際きっと心を深掘りしてみれば頼りにされることは嬉しくて、楽しいはずだ。
藍子がどうしてそうなふうに思うのか?
ボスなんてポジションは藍子とは別世界だと思っているからだ。
藍子のボスのイメージはぶっ飛んでいないとボスにはなれないと思っている。
藍子はぶっ飛んでないしなんとなくふわふわゆらゆら生きている。
まるでクラゲだ。
だけどクラゲは見ていても飽きない。
クラゲが嫌いな人は別として、水の中で漂うクラゲは泳ぎは小さいく流されるけれどなんとなく進んでる。
藍子そっくりだ。