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【公共交通】札幌市営地下鉄の誕生と利用者数

今日は札幌市の地下鉄についてお勉強します!

1971年に誕生。東京、大阪、名古屋に続く4都市目の地下鉄!

1971年12月に生まれた、札幌の地下鉄。
このすぐ後に開催されるのが、1972年の札幌オリンピックです。歴史的な流れを感じます。

当時、日本で地下鉄が走っていたのは、東京、大阪、名古屋のみで、札幌は4都市目だったそうです。

全国の地下鉄(古い順に10の地下鉄だけ)
参考:http://www.jametro.or.jp/japan/

ちなみに、東京の1日あたりの乗車人数を見ると、東京メトロと都営地下鉄を合わせて700万人。札幌の15倍。ふむ。

札幌市の人口が増えても、地下鉄の利用者は増えていない

令和2年度の札幌の地下鉄の乗車人数は、1日あたり45万人(ちなみに、コロナが報告され始めたのが令和元年の12月)。
札幌の人口は、これまでずーっと増え続けているのですが、地下鉄の乗車人数はそこまで増えていません。ほぼ横ばいです。

その間、増え続けてきたのが、自動車の保有台数だそうです。札幌市の自動車の利用実態について、こちらに札幌市の資料がありました。

札幌市の地下鉄の乗車人数(上)と人口(下)の推移
(画像をクリックすると、少しだけ大きく見れます)
参考①:https://www.city.sapporo.jp/sogokotsu/kotsutaikei/documents/datebook2021zennhann.pdf
参考②:https://www.city.sapporo.jp/toukei/tokeisyo/02populationlr3.html

おまけ。乗車人数の多い駅&少ない駅

参考までに、こんな感じでした。一番少ない自衛隊前駅でも、1日に2,000人が利用しているのですね。

令和2年度の乗車人員
参考:https://www.city.sapporo.jp/sogokotsu/kotsutaikei/documents/datebook2021zennhann.pdf

今日のまとめ

  • 札幌市営地下鉄は、札幌オリンピック開催の前の年に、日本で4都市目の地下鉄として誕生

  • 現在の利用者数は1日あたり45万人。コロナ禍前は60万人前後で推移していた

  • 札幌市の人口が増え続ける一方で、地下鉄の利用者数は横ばいのまま。自動車の利用が増え、公共交通機関の利用者が減っている。高齢者も観光客もどんな人も、身近に便利に使える公共交通の事業がこれからも維持できるよう、できるだけ、地下鉄など、公共交通機関を利用したいと思います。エコだしね。

  • 収支については、よくわからなかったので、もう少しお勉強してみます。黒字になっているような、でも、借金(企業債?)が残っているような雰囲気でした。
    令和3年度決算の概要(高速電車)
    企業債の状況(高速電車)


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