今年のマルメ大会で ヨースト・クラインが舞台裏で起こしたとされる事件を巡り欧州放送連合(EBU)とモメていたオランダTV局の AVROTROSは、数か月にわたる交渉と協議を経て、来年スイスのバーゼルで開催されるユーロビジョン・ソング・コンテスト2025へ参加することを正式に表明しました。その声明によると今回のEBUとの交渉の中で、ヨーストに再び大会に参加する機会が認められたものの、最終的にはヨーストがその提案を辞退したとのこと。AVROTROSは来年のコンテストに向けて、アーティスの待遇などEBUによる大幅な見直しが実施される確約を得たため、ESC2025への参加を決めたわけですが、ファンが最も期待していた”ヨースト再登場”が無いことが本人の意向で確定(泣)してしまいました・・う~ん残念・・。
ヨーストは今回の発表があった直後にAVROTROSのテレビ番組「Eva」に出演、担当ディレクターと共にインタビューを受けました。ユーロビジョン2024で失格となって以来、彼がテレビ番組に登場して落ち着いてインタビューを受けるのはこれが初めてです。↓↓↓
オランダでは著名な女性ジャーナリストのエヴァ・ジネック (Eva Jinek) のトークショーでヨーストは事件について神妙な面持ちで「いまだにとても傷ついています・・」とその心境を吐露。再出場を辞退したことについては「ここ数カ月の間、またESCに出てやる!って思っていたけど、今からの出場はとても過酷なので諦めました」とESC再出場への意欲が少なからずあったものの準備不足を理由に断念したことを語りました。また、同席していた”EUROPAPA”のクリエイティブディレクター ゴーバー・メイト(Gover Meit)は 今回の事件を直接目撃したわけではないとしながらも「普通の人間なら10分の話し合いで解決できたはずのことが、何カ月も続く奇妙な事件になってしまいました」とEBUに対する憤りをいまだ隠せない様子です。
▼ヨーストが自身の公式Instagramアカウントを通じて発表したユーロビジョン2025に関する正式な声明の全文は以下の通り。
Joost Klein statement on Eurovision 2025