【2月1日開催】市民向けセミナー ぶっちゃけ、どう思ってる?パートナーが感じている家事育児のホンネ
札幌市をDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)が実現した街にするために、札幌市と札幌市男女共同参画センターが開催する全8回のフォーラム「#SAPPORODIVERSITYFORUM」。
2021年から始まり、今年度で4回目の開催となります。今年度はついにリアル開催!札幌市子育て支援推進担当課共催企画の第7回は札幌PARCO5階 無印良品 イベントスペースでの開催となります。講師としてパパ育休プロジェクト代表の谷内 政昭さん、ゲストとして株式会社FUJI取締役 CHROの菅野 祐輔さんと公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会の光石 有希子さんをお招きし、ゲストの経験談や参加者同士のワークショップを通してパートナー同士の家事や育児の分担やあり方について考えます。
セミナーに先駆けて、谷内さん、光石さん、菅野さんからメッセージを頂きました。
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○谷内 政昭さん
2018年、道内の男性育休取得経験者らと共に「パパ育休プロジェクト」を立ち上げる。父親の仕事と育児の両立、パートナーシップの支援、父親のコミュニティづくり等を通し、家事・育児を主体的に行うことで、父親はもっと楽しくなることを伝えるべく活動している。
<谷内 政昭さんからのメッセージ>
現在、高校生、中学生となる長男、長女が小さい頃は、よくお弁当を作って、父子3人で公園へ遊びに出かけていました。また、皿洗い、洗濯、掃除などの家事も一通りこなすことで「家事育児に積極的な夫」というポジションに満足をしていました。
でもあるとき、家でぐったりしている妻を見て気づいたのです。自分は「周りの男性と比べて家事をやっている」だけだったということに。
それからは、なるべく妻の家事を奪えるように努力しました。衝突もありましたが、お互いの思っていることを言葉にする、わからないことは何度でも聞く、そんなスタンスで溝は少しずつ埋まっていったと思います。
今では私が家事の大半を担うようになり、大きくなった子どもたちも家事メンバーに加わり、日々の家事を回しています。
家事というのは、家の中をどう保つか、というだけでなく、どのような家族でありたいか、それが現れるものだと思います。そのために大切なことは、自分の主張ばかりするのではなく、パートナー・家族で話し合い、ゴールを共有すること。
今回のセミナーが、皆さんにとって、家事について改めて考え、よりよい家庭生活を営んでいくきっかけとなって頂けるとうれしいです。
○光石 有希子さん
大学院修了後、食品容器メーカーにて研究職として勤務。夫の転職を機に退職、地元札幌市にUターン。札幌市男女共同参画センターにてパート勤務の後、(公財)さっぽろ青少年女性活動協会の正職員となる。2024年4月より札幌市幌西児童会館館長に着任。
<光石 有希子さんからのメッセージ>
結婚して11年、子どもが生まれて10年が経ちました。
この10数年、掃除、洗濯、家計管理、子育て…などの家事を夫と喧嘩に喧嘩を重ね(笑)、シェアしてきました。
お互いの負担が50%ずつになるように話し合いを重ねた時期もありますし、一方の仕事が忙しい時期になんとなくもう一方がほとんどを担っていた時期もありました。
この経験から思うのは、家事シェアには「正解がない」ということです。どの程度のシェア率で負担を感じるかは、その人が生きてきた環境や仕事の状況など、その人や時期によって大きく変わると思います。我が家は私が家事に負担感を持ちやすいタイプですが、夫はあまり負担に感じないタイプなので、多くを任せてしまった方がうまくいくことが多かったです。
また、最近は10歳の娘もいろいろと家事ができるようになり、彼女も我が家の大事な家事シェア要員へと成長しています!子どもの成長は早いです。
とはいえ、未だに家事シェアでイライラしてしまうことも多く、永遠の課題ではないかと思っています。このフォーラムでみなさんと一緒に考えていけたらうれしいです。
○菅野 祐輔さん
六花亭→農林水産省を経て株式会社リクルートに入社し新潟と札幌で新規事業に携わる。その後上場企業の印刷会社を経て、2010年に食品卸売業の株式会社FUJIに入社。新規事業開発、社内横断プロジェクトの統括等幅広い業務を行う。コミュニティトークイベント「北海道で最も誰かに伝えたい100人」を立ち上げ運営をしている。
<菅野 祐輔さんからのメッセージ>
我が家は結婚して24年になるが、夫婦間・家族全員で家事のルールを一度も設定したことがありません。家事をいつ・どこまで・どの程度やるか?というのは、育ってきた環境によって大きく違うだろうし、そもそも何が正解なのかとてもわかりづらいものです。家庭内の平和を保つには、役割分担とか担当とか決めず、「気になった人が何も言わずにやる」ことにしています。決して「気づいた人がやる」のではないし、「時間がある人がやる」ものでもない(必死に家事をしている横でソファでゴロゴロしながらスマホで動画を見ている光景は日常茶飯事)。間違いなく総合的な家事の負荷は大きく偏るが、一番大切にしていることは「相手に期待をしない」ことがストレスを抱えることなく過ごせる要因だと思っています。ルールがないのでイレギュラーもありません。物理的に長期出張などで不在になるときは、部屋の中が荒れるタイミングもありますが、最終的には誰かが必ずやるんです。
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いかがでしたでしょうか。それぞれの家事シェアの様子や考え方が垣間見えてくるメッセージでした。イベント当日はもっと詳しい家事シェアのお話を聞きつつ、参加者の皆さんもご自身の家事シェアについて考えるきっかけが得られるはずです。
セミナーの詳細は以下をご覧ください!
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講師 :谷内 政昭さん(パパ育休プロジェクト)
ゲスト :菅野 祐輔さん(株式会社FUJI取締役 CHRO)
光石 有希子さん(公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会)
日時 :2025年2月1日(土)13:30~15:00
会場 :札幌PARCO5階 無印良品 イベントスペース
対象 :札幌市内に居住、通勤・通学をする方/定員20名
お申込み:https://www.danjyo.sl-plaza.jp/event_post/forum2024/
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皆さまのお申込みお待ちしております!