弁護士の身分証明書
私は、平成17年・2005年10月に弁護士登録したので、弁護士20年目です。
ツイッター(現X)で、弁護士バッジの黒ずみが重曹で取れるという投稿を見かけたので、年末年始に、重曹をお湯で溶かして弁護士バッジを漬けてみました。
結論としては、特に変わりはありませんでした。
もっとピカピカになるかと期待していたので、残念です。
弁護士バッジ(弁護士記章)は、弁護士の身分証明書になります。正確には「書」ではありませんが。
基本は純銀製の金メッキです。追加費用を支払えば、純金製にしてもらえます。私のは純銀製のものです。
弁護士バッジがピカピカだと舐められるという迷信?から、小銭入れなどに入れて金メッキを剥がして汚す弁護士もいたみたいです。そういうことなら馬鹿馬鹿しいので、はじめからメッキせずに銀の剥き出しのを作れば良いのにと思ってます。
私は、弁護士登録時に配布された(費用は払ってるので無料でもらうわけではないです。)時の木箱に入れたままで、裁判所に行く時などに着用するくらいなので、きれいなままです。そうはいっても20年も経つので重曹で洗浄してみましたけど、目に見える汚れは無かったようです。
バッジの裏には、登録番号が記載されています。紛失して再発行してもらうと、「再」の文字が番号に付されるそうです。飲み屋でホステスさんに見せびらかして紛失する弁護士がいたという話もあります。
弁護士バッジは身分証代わりなので、裁判所でも警察署でも、バッジを見せて弁護士と確認してもらいます。
写真付き身分証は、申請しないともらえません(有料)。
弁護士バッジを偽造したり、他人の弁護士バッジを着用するなどした事件は聞いたことはありません。しかし、そういうことをした人はいなかったとは限りません。
弁護士のフリをして、警察署で逮捕勾留されている被疑者に接見(面会)をした者は今までいなかったのでしょうか。
偽弁護士の問題が何か明らかになるようなことになる前に、弁護士の身分証として、バッジは残すとしても、写真付き身分証も必須にして、警察署等で確認できるようにするようにした方が良いように思います。