札幌千秋庵にかかわる人たちの想いを真っ直ぐ届けたいから…noteをはじめます。
はじめまして。千秋庵製菓株式会社の公式note「一日千秋」の編集室です。
ご覧いただきありがとうございます。
私たちは、北海道札幌市で創業102 年目を迎えた菓子専門店「札幌千秋庵」を展開する会社です。
ここで働く仲間たちと、札幌千秋庵にかかわるすべての人たちの「想い」や「ストーリー」を届けるために、札幌千秋庵のnote公式アカウント「一日千秋」を立ち上げました。
初めての投稿では、noteを始める背景や構想について、弊社代表取締役社長中西のインタビューをお届けさせていただきます。
― noteをはじめようと思った理由は?
会社として「発信」と「共有」の場が必要だと感じたことがきっかけでした。その中でいろいろと検討した結果、オウンドメディアを立ち上げることにいきつきました。
オウンドメディアとは、企業が自社で所有し運営しているメディアのことです。広義ではパンフレットや広報誌も含みますが、札幌千秋庵で始める「オウンドメディア」は、会社の記事を社内外に発信する自主運営メディアを指します。
私たちがやりたいことは大きく2つ。
1つ目は「社外向けの情報発信」、2つ目は「社内向けの情報共有」、この「発信」と「共有」の2つの側面を実現したいと考えています。
情報発信は、昨年10月の「ノースマン」のリブランディングや、今年6月に発売した「銭函金助」などに関して、開発の背景や、そこに関わった人たちについて、記事にまとめて情報を発信していきたいという想いがあります。
今、新商品の対外的な情報発信の場は、プレスリリースがメイン。テレビ、雑誌、新聞など媒体の方から取材をいただくこともありますが、それ以外で情報を発信する場があまりないのが現状です。
ホームページの新着情報に記載することはできますが、企業のホームページを一般のお客様が見にくることは少ない。
この商品は、どういう過程で、どういうことを大事に開発したのか、パッケージデザインに込めた想いなど、オウンドメディアを通じて継続的に情報発信をしていきたいと思います。
情報共有については、工場や店舗の皆さんに対して、会社の状況や商品開発の経緯、パッケージデザインで大事にしていることなどを共有する場を、今以上につくりたかったんです。
事務所で勤務するメンバーには、毎日の朝礼で話す機会がありますが、なかなか頻繁には会えない工場や店舗のメンバーに対しては、直接話す機会が少ないのでどうすれば情報の共有ができるだろうかと考えていて…。
社内報を作って配布するという方法もありますが、紙にすると情報量がかなり制限されます。また、印刷はどうするのか、社内出力にするのか、配布する方法は、封入するか手渡しかなど、検討材料がいろいろとあって、人手も手間もかかるので、なかなか手軽にできない。
そうなると、情報量を気にせずに、伝えたいことを気軽に発信できるツールとして、やはりWEBが適していると思いました。WEBなら身近な人と簡単にシェアもできますし、以前チラッと見たけれど改めて読んでみようと思ったときに気軽に読み返すこともできます。
WEBメディアの中でもnoteは他社さんでのオウンドメディアとしての利用例が多いですし、社外のライターさんが書いた記事を表示することもできるので使い勝手が良く、社内で検討した結果、noteを使ったオウンドメディアをはじめることにしました。
― noteで目指したいことは?
社内外への情報発信を通じて、読んでくれた方に会社のことを知っていただきたいと思っています。
世間の人が「札幌千秋庵」と聞くと、店舗や商品のことを頭に浮かべると思います。それだけではなく、千秋庵製菓株式会社という会社のことも知っていただきたいんです。
創業100年以上の会社なので、歴史に関する取材をいただくことはありますが、そこで働いている人はどんな人がいて、どんなことをしているのか、そういったコアな情報を出す場所がない。「札幌千秋庵」というブランドだけでなく「千秋庵製菓株式会社」という会社で働く人となりを伝えることで、より札幌千秋庵を知っていただくきっかけをつくろうと。
すでに知ってくださっている方は、より深く知っていただける。そこもオウンドメディアを運営することで実現できるファンコミュニケーションではないかと思っています。
さまざまなコンテンツを作って「note」で発信していきたいですね。
―「一日千秋」というタイトルの由来は?
昔、2003年ころまで発行していた「文芸千秋」という社内報があって、そのタイトルをそのまま引き継ごうかと考えていました。
ただ、「文芸」とつけるとどうしても読み物のイメージがついてしまう。
以前の社内報は、社員のイラスト、小説、ポエム、エッセイなどがあって、ある意味「文芸」の要素が強くありました。これからはじめるオウンドメディアにはそうした要素は無いのでタイトルとしては見送りました。
そこで、札幌千秋庵という屋号の元にもなった「一日千秋」という言葉をタイトルにすることにしました。
“一日が千年にも長く思われるほど待ち遠しい想い”というのが本来の意味ですが、“日々の想いの積み重ねが長く続いていく”、そういったメッセージを込めていきたいと思っています。
― 最後に、noteを読んでいただいた皆さんへ
今まで札幌千秋庵を知らなかった人には札幌千秋庵を知るきっかけとして、昔から知っているファンの方や従業員の皆さんには、より深く知っていただくきっかけとして、興味を持って読んでいただきたいですね。
noteで様々な記事を発信していきます。楽しんで読んでいただけるように頑張りますので、今後の「一日千秋」にご期待ください。