「伝わる!」動画の作り方 背景は何もないほうがいい。
あなたは動画を撮影する時、背景に気をつけていますか?
あなたは動画を撮影する時、背景に気をつけていますか?
結論からいうと、
動画撮影時に背景は何もない方がいいです。
理由は、背景にあなたが伝えたいもの以外のものが映りこんでいると、
観ている人は、映り込んだ物に疑問を持ち、
その答えが解決するまで、
あなたの伝えることに、集中できないからです。
下の写真は、わたしが
特に背景に気遣いなく撮った写真です。
いかがでしょう?
後ろの女性のイラスト、車のポスターなど
「あれは、なんだろう?」と思いませんか?
こういうことは、テレビなどプロの現場でも
たまにあることなのです。
生中継の現場で、キャスターが質問してくる理由
わたしは、かつて生中継のコーナーも手掛けていました。
生中継で、カメラマンはなるべく本筋と関係ないことは
映り込まないように注意して撮影しています。
でも、たまに何か本筋と関係ない物が映り、
それが何であるか気になる場合
スタジオのキャスターが質問してきます。
「今、◯◯が映ってましたがそれは何ですか?」
これは、けっしてキャスターが
意地悪で言っているのではありません。
観ている人が疑問に思うだろうことを代弁し、
疑問を解決することで、
生中継の本筋に集中してもらうために聞くのです。
こういう時、中継担当ディレクターは、
「余計なことを…」と心の中で思っているものです。
ただでさえ、伝えることで時間がパンパンの構成なのに
予想外の質問に答えることで、最低20秒は削られるからです。
「◯◯が気になって、話が頭に入ってこない」
最近は
「歌詞が特徴的で話が頭に入ってこない」とか
「(再現ドラマの)演技が面白すぎて、話が頭に入ってこない」
などと、タレントなどがテレビ番組で話すことを
観た人がいると思います。
そんな具体例として、
2021年3月12日のNHK「あさイチ」のプレミアムトークは
象徴的でした。
この日のプレミアムトークのゲストは産婦人科医の高尾美穂さん。
彼女の産婦人科医になるまでの道のりと
友人子宮がんが見つかり、発見するのが遅く
亡くなってしまったことをキッカケに大学病院を辞め
女性専用の総合ヘルスクリニックに転職した話。
他にはヨガ教室を開いていることやスポーツドクターとして
女性アスリートの悩みをサポート。
番組では
女性特有の症状に対する質問にも答えていくという流れでした。
しかし、わたしもなんとなく気になっていたのですが…。
番組中に寄せられた質問FAXに
「高尾さんの大事な話が、髪型が気になって頭に入ってこない」
という質問が披露されました。
実際に高尾さんは本を出版されているので、
その表紙をごらんいただきます。
いかがでしょう?
とてもユニークな髪型。
女性だから、なおさら気になります。
番組の中では、実際に高尾さんの私生活もVTRで明かされ髪型は
ベルギーの漫画家エルジェの
「タンタンの冒険旅行」がキッカケだったと話します。
絵本に出てくるタンタンが好きで髪型をマネして、
10年くらいたつと。
どんな番組だったか気になる方は
下記のサイトをごらんください。
まとめ部:「髪型のモデルは絵本のタンタン」産婦人科医・高尾美穂先生の髪型の秘密が判明 #あさイチ
テレビでた蔵:あさイチ「プレミアムトーク 高尾美穂(産婦人科医)」
番組の構成に入っていたので
MC(司会者)もすぐ問題を解決してないばかりに
視聴者が話に集中できなかった例です。
この例は、背景の話ではありませんが、
背景には気をつかうべき
動画を初めて作る人は
背景には無頓着なものが見受けられます。
・壁の上にメーターのようなものが映り混んでいる
・背景にあるポスターは何のポスターだろう
・部屋が散らかって、生活感がでているな。
こういったことでも
動画を観る人は、話す内容に集中できません。
撮影するときは
背景に余計なものが映っていないか
常に気をつけましょう。
ちなみに、わたしが自撮り撮影をする時は
背景幕を使っています。
「いちいち、壁に貼ってあるものを剥がさなくていい」
という、ものぐさな理由ですが…。