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「伝わる!」動画の作り方 被写体は常に明るいところに

屋外なら被写体は太陽の当たる場所に置く


当たり前ですが…。
写真は光が被写体(カメラに写している人や物の総称)にあたることで
記録されます。


たとえば、太陽が南から射していれば
南向きに顔を向ければ
明るく撮ることができます。


でも、頭ではわかっているはずなのですが、
忘れている人が非常に多いのです。


CMなどを手掛けるプロのカメラマンは
ロケハン(撮影の場所探し)は
常に方位を気にしています。

CMを手掛けるプロカメラマンはロケハン時に方位磁針で太陽の方向を確認する

撮影時間によって太陽の位置が変わるからです。
だいたいの撮影時間中に太陽がどの位置にあるか確認し
背景となる場所を決めているのです。


自動露出調整の欠点


最近はスマートフォンでさえ、
自動で光量を調整します。
明るすぎれば、絞りを狭くし入ってくる光量を
減らします。


普通は、これで問題ありません。


明るい屋外で撮影したカットも
ろうそくの光を屋内のカットも見栄え良く撮ることができます。


でも、同じ画角の中に
明るさのレベルが違うものがいくつかあると
カメラは判断できません。



カメラのレンズは一つだけですから
たいていのカメラは
フレーム内の最も大きい明るいものに
露出を合わせてしまいます。


たとえば、窓を背景にして
写真を撮ったら
下の写真のように
黒いシルエットの切り抜きのようになります。

窓を背景にして写真を撮ると黒いシルエットの切り抜きのようになる。


こんな映像は
誰も撮りたくないでしょう。


撮影の基本中の基本「被写体は明かりが当たる向きに据える」


被写体は明かりが当たる向きに据える
これ鉄則です。
だから、カメラには
常に照明を背負わせましょう。


被写体に十分光が当たっていれば、
フレーム内で、顔が最も明るい領域になり、
被写体を明るく撮影することができます。


●太陽が西から射している場合は被写体を西に向かせる。

●屋内なら、すべての照明を点け、
被写体をいちばん明かるいところに立たせる。



これが初心者でも照明機材を使わずにできる
いちばん簡単な方法です。



一例として
わたしが窓を背景にして撮影したプロモーションビデオです。

照明機材を使わず窓外の背景を生かした例

被写体がきれいに撮れていますよね。ちなみに照明機材は使っていません。
どうやって撮ったと思いますか?



答えは…。




実はこの場所は広い天窓があり、
その下に被写体を
いちばん明るい所に立たせたのです。


被写体の上に大きな天窓があり、その明かりのいちばん明るいところに被写体を立たせた


同じ光源なので
背景と被写体が
明るくきれいに撮影できているのです。


「うそだ」と思った方は下のURLで
動画をご確認ください。


本編では使わなかった
証拠映像です。




この動画に興味のある方は
下記をごらんください。




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