#001|なぜに不動産会社の支援業務?
まずは自己紹介
札幌の双子山不動産の「まつだ」と申します。
元々は司法書士・土地家屋調査士の事務所で補助者(資格者の補助をする事務員)の仕事をしておりましたが、不動産業界に転身し30年です。
過去に『元プロ野球選手がイメージキャラクターをしている某不動産フランチャイズ(以下、「某不動産FC」)』FC店舗の店長や営業責任者などを務めた経験から、FC店舗のいろいろな実情を目撃しました。
不動産FC加盟店のお悩み
「某不動産FC」は、新規参入の約7割が異業種からと言われてます。人材育成をサポートする教育研修、日常業務をサポートするシステム、直営店舗で培ったノウハウなど、まったくの未経験からでも加盟店を成功に導く体制は整っているのは確かでしょう。
しかし、FC本部のサポートに依存しているだけで成功することは難しいことも現実です。実際に札幌市内でも廃業している加盟店がいくつもあるのです。
ゼロ発進で、半年から一年くらいで売上げが軌道に乗るイメージで資金計画を立てて臨むことが多いようですが、半年くらい経ってなかなか思うように数字が上がらないと悩み始めても時すでに遅しというパターンが思い浮かびます。
FC本部が、日常業務すべてをサポートしてくれるわけではありませんので、未経験であればちょっとしたことで壁に当たってしまう・・・本当にたいへんだと思います。
高額料金を払ってFC本部よりスーパーバイザー(SV)を招いても、不動産市場や特性は地域によって違うためSVの助言も的外れと感じることもあるようです。
某不動産FCのすべてを否定しているわけではない
札幌の場合、大手不動産会社とそれ以外の不動産会社という感じで、大手が大きなシェアを取ってその残りを中小が分け合うといった構図が存在します。
中小が独自ブランドで勝負するのは難しい言わざるを得ません。その点、某不動産FCの場合はTVCMや広告も頻繁に行っており、大手と同じ土俵に乗れるほど看板(知名度)の恩恵は凄まじく大きいと思っています。
それでも、すべての加盟店が成功するとは限りません。撤退したすべての店舗を考察したわけではありませんが、そんなに不動産業は甘くないといったところでしょう。詳しくはここでは言及しませんが・・・。
不動産屋さん支援のお仕事
そんな多くの「困った」の声を聞く機会がありました。些細な「困った」から、かなり重大な「困った」まで・・・
そういう店舗のお役に立てないかと考えたことがきっかけで、今年から不動産会社の支援のお仕事を少しづつさせていただいております。
私は成功者ではありませんが、長年の業界経験からお伝えできることは確実にたくさんあります。私の情報発信が「困った」を抱える不動産屋さんの一助になれば幸いです。