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検索しない、というお話

という話ではなく(笑)。それはそれでお話したいことではあるんですが、、、。
ggrksなお話ではないんですが、ggrksと言いたくなるお話ですm(_ _)m

10年くらい前

何でもネットで検索して「覚えない生徒が増えて困る」というお話がありました。「スマホで調べればわかることを暗記させる意味がわからない。その知識を使う方法を身に着けさせればいい」という人もいましたね。

wikipediaだけじゃダメだけど、、、「検索すればわかることまで覚えるのは嫌だ!」という生徒の言葉には「確かになー」と思うところもありました。

ここ最近

「わからないことを検索する」ということをしない生徒が多くなりました。「誰かが教えてくれるまで待っている」んですよね。何故なのかはよくわからんですが。「わからない」で「困ってる」のに「自分から探さずに待っている」んです。

いや、10年前にも居たんですけどね、わからないし教科書ノート調べないし、教えてもらえると思って待ってる生徒は、、、それが徐々に増えているような気がしています。

違い

昔→「ググればわかるからスマホ使っていい?」「教科書検索できたらなー」とネット検索する
今→「ググればわかる(から答え教えてくれてもいいじゃん)」
という感じで、今の生徒はググらないで誰かが答えを教えてくれるのを待ちます

5年前くらい「このまま行くと宿題とかgoogle様で全部終わらせるやつ多くなるんだろうなー」と思っていましたし、実際に「英語の問題、googleに翻訳させたけど合ってる?」と聞かれたこともありました。このまま進めばスマホ(とかタブレット)が勉強の道具として使われるのが当たり前になるかなー、とか夢想しておりました(そうなればいいなー、と)。

現実は、もう少し先に行っていました

・tiktokやらYoutubeやら、、、受身形コンテンツと言うんでしょうか?
見たもの(や評価をつけたもの)に似たものを流してくれる形のウェブサービスが増えたことが一つ。
・10年前くらいからそうなりつつありましたが「各サービスごとのアプリで利用することが当然になってきた」ので「ネット全てを一括で検索できない」状況が当たり前になってきたことが一つ。
・ネット上にある情報の正確性が低い状態になっていること、、、正確さの定義は難しいですが、、、検索しても正解にたどり着いているのかどうかわからない状況があることが一つ

この辺りのことがここ数年でドバーっとやってきてスマホネイティブな子ども達がさらに「Youtubeネイティブ」だったり「tiktokネイティブ」だったりになり、、、情報を与えられることが当然な状況になっているのかなー、、と思っています。

塾・家庭教師で、、、

宿題やらでわからないところを「LINEで質問して」と言っています。最近は質問がほぼ来なくなっています。
「LINEで写真撮って聞く」という行動まで行かない生徒が多くなっています(私の教えている生徒たちが偏っている可能性大ですが(笑))。数年前までは「LINEで質問できる!」とやたらと送ってくる生徒が多く「送りすぎ!」と注意した事があるくらいでしたが、、、今は「わからなかったけど、来てから聞けばいいかと思って」という感じ、、、で、聞きもしません(笑)。こちらから「わからんところなかった?」と聞いても「大丈夫」とか言うんですよね、、、で問題集を開いてチェックしていくと「できていないところ、やってないところ」があって、、、「あ、そこ聞きたかったところ」という感じで、、、。完全に「自分から何かする」ではなく「見つけてもらって、なんとかしてもらう」という感じ。

そういった状況、多くなってる気がしますが、、、気のせいですかねえ?

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