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2024.5.3 湘南CS3位 5c蒼龍


【はじめに】

 こんにちは。さふぁいあたいてっくと申します。諸事情によりこれまではサークル内のSlackのみに投稿していた大会入賞の結果共有を一般にも公開することにいたしました。noteに記事を投稿するのはこれが初めてなので至らぬ点もあるかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。
 さて、本題となる湘南CSの結果についてですが、かつての相棒である5c蒼龍を約4年振りに使用して3位入賞を果たしました!以下、その結果や構築のポイント、感想等を共有いたしますので興味のある方は是非ご覧ください(最後まで無料で読めます)!

【デッキリスト】

ディスタスゲートだけ光ってないのがちょっと格好悪いですね…プロモ買うかは考え中です

【構築】

 メインの動きは今流行りの型に倣いつつも、残りの部分は最近環境でよく見られるどの対面にもしっかり戦えるようにチューニングしました。特に超天篇の頃から5c蒼龍ミラーを回しまくっていた身としては絶対にミラーで負けるわけにはいかなかったので対ミラー用のカードも何枚か採用しています(尤もミラー以外にもぶっ刺さるカードではありますが)。

〜4投〜

・天災 デドダム
 僅か3コストで手札、マナ、墓地とこのデッキに必要なリソースをこれでもかというくらい稼いでくれる最強の初動です。最近は3投のリストをよく見かけますが流石に舐めてるので4枚しっかり採用しましょう。マッハファイターやマーダンが恐いから3投ってよく考えたらおかしいですもんね。本当に減らした方がいいなら0にしてコダマダンスチャージャーやフォージュンで戦うくらいの覚悟を決めるか他のデッキを握ってください。
 多色が多くてどうしても入れられないという方はテンプレに採用されているキーナリーを後述する緑のバケモンに替えれば余裕が生まれますよ!

・フェアリー・ミラクル
・ディスタス・ゲート
・Disアイ・チョイス
・ブレイン・スラッシュ
 現環境においてこのデッキが最も重視することは如何に早くベンやドルファまで繋げるかなので、その動きの根幹となるこのカード達は当然4投です!チョイス見えてないとディスタスゲートが死に札になるとか言う位なら他のデッキを使った方が良いです!CS環境で戦うならそのくらいの覚悟は決めるしかないのです!
 どうしても速さより安定度を重視したい人はディスタスゲートは3投でもいいと思いますが、チョイスさえ見えていれば受け札としても十分強いので個人的には4投することをオススメいたします。

〜3投〜

・獅子王の遺跡
 5c蒼龍がこの御時世に環境入り出来ているのは4ターン目にビッグアクションができるからこそなので、余程のことが無い限りデドダムを優先しましょう。
 とはいえブースト札としては相当強いですし、最近の環境は若干低速化しており5ターン目を無事に迎えられることもそれなりにあるので3投。アンタップインなのが本当に偉い。因みにミラーでは最速でブレスラを打つよりも一旦こちらを打ってマナを伸ばした方がいいです。(後述の本戦1回戦参照)

・砕慄接続 グレイトフル・ベン
 このデッキのベンはマナを増やしながらアイチョイスを飛ばして何でもできるのでマジでバケモンです。とはいえ相手ターンにブレスラから出すとなるとドルファの方が圧倒的に強いので3枚で十分と思います。ドルファの刺さりが悪くなったら1枚ベンに入れ替えてもいいかも?

・聖魔連結王 ドルファディロム
 このデッキが環境入りしている理由でもあります。相手ターンにブレスラから出てきた時の刺さりがえげつないです。一方で最近は5c蒼龍やブレスラチェインが増えているのもあり、とりあえずこいつを出せばよいというわけでもなくなってきたのでこちらも3枚あれば十分です。初手に沢山来ても困りますしね💧

〜2投〜

・ドンドン火噴くナウ
・S・S・S
 「え!?SSS2枚しか入ってないの?」と驚く方も多いかと思いますが、巫山戯ているわけではなくちゃんとした根拠に基づいて枚数を配分しています。単体の受け札として強いのは当然SSSですが、殆ど受けにしかならないのと仮に耐えきったとしてもこちらのリソースが増えずに返しのターンで何も出来なくて結局負ける、ということが起き得るので火噴くと2投ずつです。
 というのも、先述の通りこのデッキは4ターン目が来ればどうとでもなると考えると殴られて困るのは後攻3ターン目or先攻4ターン目。その時点ではマジック含め最初の1点目であれば火噴くで十分対処可能ですし、このデッキにはディスタスゲートとブレスラが計8枚採用されており、トリガーで踏む期待値が1であることを考えると"お伴のトリガー"としては山札を3枚も掘りながら除去も飛ばせるこちらの方が優秀です。また、3枚以上見えることがないお陰で相手が警戒せざるを得ないのもちょっとしたポイントであり、これらの点から各2枚での採用としました。本当は4枚ずつ入れたいくらいですが枠が足りないので仕方がありません。最終的に「SSSのBレア2枚しか持ってないから2枚ずつでいっか!」というノリで決まったのは内緒

・蒼龍の大地
 神。ミラーを含めベン→チョイス→蒼龍でギャイアorハザード出せばほぼ勝ちです。プロモのデザイン格好良過ぎだろ!!
 マナから出したいだけならギャイアやベンの効果で普通に召喚すればいいですし、序盤においては手札に来ても盾から見えても困るので2投で十分です。気合でマナに落とそう!

〜1投〜

・八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣
 下面は盾確認しつつブレスラやシャコを埋められる初動として、上面は盤面シバきながら展開したい時に活躍できるのでピン投。今回は一度も使いませんでしたが、1枚は入れといて損は無さそうです。

・ホーガン・ブラスター
 コントロールに有るまじき馬鹿カードです。これに頼る時点でプレイングとしては終わってるので、5マナで他にやることが無い時以外は飽くまで無限の可能性を秘めた青単色トリガーとして考えましょう。今日は予選における赤青マジック戦で盾から出てきてマジック戦で火噴くを捲りました🌋

・水上第九院 シャコガイル
 対ミラーカードその1。最強カードです。勝った試合全部こいつで勝ちました。お前がナンバーワンだ!!(普通の人はそこまでこいつでの勝ちに拘る必要はないです笑)
 ブレスラやベンとの相性が超絶良い点、LO対策しながらミラーなどの詰めにくい対面にも簡単に勝てる点から採用です。負けるかわりに勝つの気持ち良過ぎだろ!!

・地封龍 ギャイア
 対ミラーカードその2。殆どの対面でこいつを出せればほぼ勝ちです。あとはドルファを横に立てつつシャコで勝つまでの時間を稼ぎましょう。マナ召喚能力も何だかんだで役立ちます。
Yamataで取られないパワーラインなのでミラーも安心!

・自然の四君子 ガイアハザード
 誰も入れていない割にはビッグマナ以外のデッキをこれ1枚で完封するとんでもカード。14マナあればCOMPLEXにすら殴り負けません。はぇ~すっごいおっきい…
 個人的には除去呪文がそこまで多くない現環境においてはクリーチャーの着地すら許さないこちらの方がキーナリーよりも全然強いと思うのですが、どうなんでしょうかね?ヒャクメが入っている訳でもないのでディスペクターである必要性もないですし…💧
 実は本来この枠にはギャイア2枚目をその場で買って入れる予定でしたが、売ってなかったのでこいつで代用しました。実際に使った結果としては黒緑アビス、ガイアッシュ覇道、ゾージアダンテをこいつ1枚で詰ませるといった予想以上の大活躍を見せたのでこのままでもいいかもしれません。攻撃誘導効果付いてるの強すぎでは?
 一応ミラーでもドルファがいる状態で出せればマナレースで負けることはないので有効打になります。シャコが盾落ちしていた場合は気合の5点パンチをかますのだ!!

おまけ:ピン投枠のデカブツについて

 今回私が使用したリストにおけるデカブツ枠はシャコ、ギャイア、ハザードとあまり見られないラインナップとなっていますが(Yamataは終盤でも腐らない初動カード枠という立ち位置なので除外します)、丁度とある人物から相談を受けたこともあり、折角なのでどのようにしてその構築に至ったのかを述べておきます。
 まず大前提として、今回はCS用のデッキということで「勝てる」構築にすることが目標となります。ここでいう「勝てる」は飽くまで「その時点での環境において高い勝率を叩き出せること」であり、「強い」とは必ずしも一致しないことを念頭に置いておきましょう。(逆にカジュアルで使うだけなら深く考えずに好きなカードを入れるのがオススメです!)
 そんなわけで今回対策すべき対面を挙げるとマジック、アビス(黒緑/黒単)、COMPLEX、天門、グラスパー…正直ここまでならテンプレ通りで然程問題は無いのですが、ここのところ蒼龍やブレスラチェインといったデッキが増えてきており、これらのデッキはジウォッチ、鬼丸、キーナリー、ロマノグリラ辺りのカードを平気で乗り越えてくるのでそちらにも対応するために多少弄る必要がありました。
 そこで、まずフィニッシャーとして鬼丸ではなく盾を殴る必要のないシャコを採用することにし、残りはシャコで勝つまでの時間稼ぎ且つサブフィニッシャーになり得るカードで固めることにしました。(本当は私の相棒であるボルサファを入れたかったのですが、水単色・LO対策・出したターンですぐに勝てるという3点からシャコを優先せざるを得ませんでした💦)
 ではどのようにして時間を稼ぐ、つまりロックをかけるかについてですが、現環境においてはドルファで止められない多色の除去呪文がSSSくらいしか無く、クリーチャーの封殺を重視すれば良いことを踏まえるとジウォッチの優先度は低めとなります。残ったギャイア、キーナリー、ハザードの特徴としては
ギャイア
・9コストとデカブツの中では出しやすい
・着地自体を咎められる(但しすり抜けるクリーチャーもそれなりに存在する)
・Yamataで取られないパワーライン
・相手のギャイアに引っかからない
・マナ召喚持ち(ベンが居るので重要度は低め)
キーナリー
・EXライフ持ち
・色基盤になる(但しデドダム4枚目を入れれば解決)
・着地自体は許してしまうがギャイアではすり抜けるcipも防げる
・強力なcip持ち(但しこのデッキではバウンスはあまり強くない上に蘇生先不在になりがちであり、寧ろ相手のギャイアに引っかかるという点ではデメリットになり得る)
ハザード
・マッハファイター且つ攻撃強制能力まであるためビッグマナ以外には出した瞬間に勝利がほぼ確定
・Yamataはおろか14マナあればCOMPLEXすら上回るパワーを持つ
・相手のギャイアに引っかからない
・1体で5打点形成できるため、シャコが盾落ちしていた際のフィニッシャーとしても申し分無い
・ミラーでもドルファがいる状態で先に出せれば十分ロック可能
といった感じです。こうなるとミラー対策にはギャイアが、それ以外のデッキにおいてはハザードが最もロック性能を発揮できることが明らかですね?
 以上の理由から現環境において「勝てる」デッキを構築するのであればキーナリーよりも他2体の方が優先度が高いと言えます(個人的には5c蒼龍というデッキタイプとの噛み合いから「強さ」においてもこれら2枚の方が上だと思います)。
 というわけで、今回はシャコをフィニッシャー、残りの2枠をギャイア+ハザードで埋めることにし、見事これらが大活躍して計2回のミラー戦を共に制することができました!(感想欄参照)
 皆さんもCSに出る際はテンプレを鵜吞みにするのでは無く、一度勝つ為にどのカードを採用すべきか考えて「勝てる」デッキで挑むようにしましょう(勿論考えた上でテンプレが最善手だと判断したのならそれで良いと思います)!
 因みに先程ハザードの欄で触れたように本来はギャイア2枚で臨むつもりでしたが、実際に使ってみた所感としてはミラーを重く見るならギャイア2枚、あらゆる対面に対応したいならギャイア+ハザードといった構成にするのがオススメです(今回はミラーにおいてはギャイアが、それ以外の対面にはハザードがぶっ刺さりました)!

【戦績】

予選

1戦目 黒緑アビス 後〇
2戦目 5c蒼龍 先〇
3戦目 シータガイアッシュ覇道 先〇
4戦目 ラッカゾージアダンテ 先〇
5戦目 赤青マジック 後〇
6戦目 ブレスラチェイン 先×

結果 5-1 2位通過

本戦

1戦目 5c蒼龍 後〇
準決勝 赤青マジック 後×

結果 3位(3決は無し)

【感想】

予選

1戦目 黒緑アビス 後〇
 相手がハンデス札を出さずに(出せずに?)盤面並べて殴ってきたのでトリガーからのドルファで耐えきり、返しのターンでベンまで繋げつつハザード+シャコで完封勝利!元々シャコを出そうとしてた直前のターンにガナテハ出されて「?」となっていましたが、ターン開始時にシャコが処理されかねないことに気付いて一旦ハザードで蓋をすることで次のターンに安全に勝ちきることができました。危ない危ない…

2戦目 5c蒼龍 先〇
 あんまり覚えてないですが、先にギャイア+ドルファの布陣を完成させて時間を稼ぎながらシャコぶん投げて勝利!ミラーにおいては相手のドルファは枷にならないのでギャイアさえ出せれば勝ったようなもんです!

3戦目 シータガイアッシュ覇道 先〇
 ダンテを出されつつも前のターンに召喚したデドダムでデドダムと獅子王の両方を手札にキープ出来ていたので普通に動くことができ、6ターン目にガイアハザード出した時点で勝利が確定しました。あとは適当に展開しながらシャコで勝ち!殴っても普通に勝ててましたが、ヴィオラとか飛び出てきても困るので可能ならシャコで勝つようにしましょう!(私は本能的にシャコで勝とうとする習性があるので何も意識していません🙃)

4戦目 ラッカゾージアダンテ 先〇
 4ターン目にラフルルで小突かれ、5ターン目にはダンテが飛んできましたが何とか耐えきり、返しのターンにガイアハザードをぶん投げて完封勝利!出した瞬間に強豪プレイヤーの表情が困惑と悶絶に染まっていく様がもう気が狂う程気持ちええんじゃ。

5戦目 赤青マジック 後〇
 結構危なかったですが、何とかSSSとディスタスゲートで耐えて最後はドルファ→ベン→シャコで勝ち!相手のトリガー封殺札は盾落ちしていたみたいなので助かりました💦

6戦目 ブレスラチェイン 先×
 ギャイアorハザードを出せずに相手に走り切られて負けました。ドルファが殆ど刺さらないのが辛いです…

本戦

1戦目 5c蒼龍 後〇
 4ターン目にチョイスブレスラまでいけたところを敢えて獅子王→ミラクルとマナを伸ばして、ギャイアや蒼龍をマナに引っ張って来てから次のターン一気にチョイスブレスラベンチョイス蒼龍ギャイアまで繋げて最後はシャコで勝ちました。
 先程「獅子王の遺跡」の欄で言及したプレイングについてですが、相手のドルファで止まるのはブースト札だけであり、仮にキーナリーやジウォッチを出されてもギャイアやハザードさえ出せればどうとでもなるので、ミラーにおいては先にマナを伸ばせるだけ伸ばしておいた方が良いというわけです。
 予選のミラーも併せて超天篇の時に友人と2人で蒼龍ミラーを回しまくっていた経験をしっかりと活かすことができ、元蒼龍使いとしての面目を保つことが出来ました!昔とは全然型が違うとはいえ、やはりこのデッキは良く手に馴染みますね!!

準決勝 赤青マジック 後×
 先4でマグナムストップされて天を仰ぐしかありませんでした…シャッフルって大事だね!!!(白目)

【おわりに】

 優勝こそできませんでしたが、久々に5c蒼龍を握って一発目で入賞出来たのは嬉しい限りです!使いたいデカブツがある方には非常にお勧めできるデッキなので、もしこの記事を読んで少しでも興味が湧きましたら是非使ってみてください!!
 というわけで、かなり長くなってしまいましたがここまで読んでいただきありがとうございました!もしよろしければXのフォロー、(デュエマとは無関係ですが)YouTubeのチャンネル登録もしていただけるととっても嬉しいです!よろしくお願いいたします!🙇‍♂️


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