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【子ども食堂レポその7】 古河市「来夢」

子ども食堂サポートセンターいばらきの伊東です。
今回は、特別編として、2021年11月6日実施された県西生涯学習センター主催「子ども食堂を通じた地域づくり講座」で紹介された、古河市の「来夢」さんのお話をレポートします!

前回の記事はこちらから


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今回紹介するのは、「来夢(ライム)」

この講座では、主に県西地区で、「子ども食堂を始めてみよう」「子ども食堂のスタートを支援したい」方を対象に、活動事例とともに県内の子ども食堂の実態や運営に関するポイントを紹介。

子ども食堂「来夢」は、2018年3月から活動を開始。
場所は、古河市内にある代表の小林さんが運営するカフェ「トムテ」。
コロナ以前は、20人を目安に、地域の方々と会食していましたが、
現在は、お弁当のテイクアウト30食を作っているそうです。

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コロナ前までは、参加者の子どもたちやお母さんたちと会食しながら、
お話しして信頼関係を築いたそうですが・・・
「現在はお弁当をお渡しするだけになり、一人ひとりと対話をする時間がとれない。お弁当をとりにくるかたちになってしまい、子どもたちとふれあいができなく寂しい」と小林さん。

子ども食堂を運営されている皆さんも同じような悩みをお持ちの方がいるのではないでしょうか。

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アイデアから始めた「フードパントリー」

現在、ボランティアスタッフ12名。密を避けるために1班、2班に分かれて交代で活動しているため、情報共有のためのミーティングの時間を取るなど、スタッフ間でのコミュニケーション不足の対策も取られているそうです。ミーティングの中で生まれたアイデア「フードパントリー」(企業などから寄付される食料を無料でひとり親家庭や生活困窮者などへ直接配布する活動)にも取り組んでいます!

気軽に立ち寄れる場所として・・・

「子ども食堂が、地域で当たり前になって気軽に立ち寄れる場所になってほしい。みなさんに盛りあげていただきたい」と小林さん。

会食形式だった当時は、食事以外にも毎月テーマを決めてレクリエーションを実施。クリスマスや防災などテーマも様々。年度初めに、ボランティアの皆さんが集まり活動内容を決定。テーマはボランティアさんに一任して、考えているそうです!食事だけでなく、交流の場としての取り組みされるなど工夫されていて、活動写真から皆さんが笑顔いっぱいで楽しそうな様子が伝わりました。

来夢のある古河市内では、高齢者、ひとり親、障害を持っている方も多く、実際に子ども食堂をしてみたら子どもたちより高齢の方が多かったという事例もあるそうです。

「お手伝い」から気軽に参加してみる

活動事例後には、子ども食堂に関する感想・質問にお答えいただきました。
「社会・地域に貢献する気持ちがあるが、子ども食堂を運営するには勇気が必要」との参加者からの意見に「まず、気軽に参加してみる、お手伝いから入っていただければ。子ども食堂ごとに個性があり、自分にあった活動の仕方であれば自然に気負いがなくてもできるのでは」とアドバイス。

興味・関心のある方は、色々な子ども食堂に足を運んでいただき、ボランティアなどを体験してみるといいのかもしれません!

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百聞は一見に如かず。

私自身も、実際にお伺いして色々な気づき、地域ごとの特性など知らなかったことが多かったです。事前に、どんな子ども食堂なのか、理解を深めることが大切だと学びました。誰でも来てね!という食堂もあれば、参加者を限定している食堂もあります。

どの子ども食堂でも言えることは、「ボランティアの皆さん自身が楽しんでいる」ということ。子どもたちの笑顔や利用されている方をみて元気を貰える、地域のために役に立てればと、ボランティアの皆さん自身が前向きに取り組む姿勢に頭が上がりません。私も日々、皆さんから学ばせていただき感謝しています。

「この講座に参加することが子ども食堂への一歩を踏みだしている」

小林さんの言葉ですが、この一歩から新たな子ども食堂が生まれ、ボランティアの皆さんが増えてほしいです。
県内の子ども食堂が昨年より増えたという嬉しい情報も…。嬉しい反面、困っている人たちがまだまだいることも忘れず、これからも子ども食堂のサポートをして参ります!

今回は、特別編としてお送りしました。
子ども食堂調査まだまだ続く!
次回も乞うご期待!

団体名:来夢
開催日:毎月第3土曜
開催場所:カフェ「トムテ」(古河市大山1513−10)
問合せ先:029-2543-9914(小林)
※お申し込みは先着順。詳しくは、お問い合わせください。
※新型コロナウイルスの感染拡大状況等により、活動内容が変更となる場合があります。


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