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『うんち』について考える法人、ついに始動

ご無沙汰しております。
あんbeです。

去る9月13日、NPO法人PooPのキックオフイベントが開催され、
お邪魔してきましたので備忘録がてらご報告します。
本イベントは、令和6年度NPO公益活動支援事業補助金にて採択されています。
会場には5~60名もの人が集まり、
立ち見が出るほど非常に活気のあるイベントとなりました!


会場の様子

法人のバックグラウンド

会は前半に代表の坂田さんから法人を立ち上げたきっかけについて、
後半に参加者とのコミュニケーションを交えた意見交換
みたいな感じで進められました。

坂田さんは北九州市門司区生まれ。
家族の転勤で埼玉県へ移住し、そこでサーフィンと出会います。
高校卒業後に単身渡米し、
メンタル病んだり恩人との出会いがあったり…
海に戻ったり海から離れたり…
なんやかんやでセドナで大自然に触れ、
その後ヘナアーティストとして活躍。
そして帰北。

私の文才では坂田さんの波瀾万丈な人生が表現できないのですが、
実際にお会いしたらユニークな経験をされてきたんだろうな、
というのが何となく分かるはず。(伝われ)

左のイケおじが代表の坂田さん

海岸沿いには海岸林と呼ばれる、
飛砂や潮風、強風、津波などから居住地や農地を守るための
樹木が植えられています。

また、普段私は観光地っぽい海しか行かないので
気になったことがありませんでしたが、
トイレが整備されていない海岸は多いそうです。
そのような場所では
身一つで海へ飛び込むサーファーはもちろん、
海水浴客も人目に付かない海岸林の中で用を足すそうで、
林の中はうんちの山。
うんちは穴を掘って埋めるなどの適切な処置をしないと
速やかに分解されないそう。

そのような現状に衝撃を受けた坂田さん。

アウトドアでの正しい処理の方法を知らないことや、
処理しやすい道具を持ち合わせていないことをはじめ、
自然環境保護への正しい知識があまり浸透していないことに気が付き、
環境問題改善のトップランナーである出身地北九州から
法人を立ち上げるに至りました。


うんちについて考えよう!

poopにやさしくなると地球にも自分にも優しくなれる!?

PooPは海や山などの
アウトドアでのトイレ問題・ゴミ問題をきっかけに、
自然との共存意識の醸成、
ひいては体内環境の改善までも目指しています。
アウトドアや非常時のトイレマナーに関する講座の開催のみならず、
そこから身近にある自然を好きになる。

なんだか突拍子もないように感じますが、
お話を聞いているとなるほど納得させられました。
個人的に興味深かったお話を2つご紹介します。

  • 外と内との境界線

家の床にゴミをポイ捨てする人はそういないと思います。
まぁ普通はゴミ箱に入れます。
ところが外ではポイ捨てしてしまう。
一般には『外』だからこそ
人の迷惑にならないようにキレイにしましょうといった
モラル?マナー?みたいなものが
一昔前に比べてかなり浸透していると思いますが、
自然との共生という視点で考え、
身の回りの自然は外ではなく『内』と捉えると、
自らの境界線を広げることができます。
『内』であるなら、
自分のためにキレイにしておこうといったモチベーション
に繋がるという訳です。

  • アウトドアでのうんち問題と人々の健康

一口にうんちといっても、
固いものから柔らかいもの、濃い色から薄い色まで色々あります。
うんちの様子はその時々に食べたものやその時の体調で変わります。
自然食や発酵食品など
体に優しいものを口にすることで体内環境を改善し、健康になる。
うんちを気にしていると、食べるものも変わってくる
と坂田さんは言います。
うんちのために食事を気にする境地に至るなんて…!

まとめ

たぶん数年分の『うんち』を聞いた2時間となりました。(笑)

うんちは子どもにとっては面白いものでしょうが、
大人にとっては、汚いもの、臭いもの、
でも生きている以上出てくるもの。
生き物の生命活動の大切な1ピースですが、
扱いづらいというか、
喜んで語らうのは子供っぽい、下品
というのが共通認識だと思います。

でも安心してください。
PooPなら楽しく真面目にうんちの話ができます。キリッ

入り口のボードをはじめ、
うんちを楽しく、オシャレに表現することで
参加者をPooPの世界に引き込む仕掛けに
法人の皆さんの入念な準備が窺えたイベントでした。

『うんち』を描かないと会場に入れないスタイル

トイレ問題・ゴミ問題はアウトドアレジャー時のみならず、
非常事態や高速道路での渋滞時など、
生活に密着した汎用性の高い分野ではないでしょうか。

今後のPooPの活躍が楽しみです!

今後のイベントのお知らせ

『ふんどし伊沢さんのウンチのお話とおしりにやさしい葉っぱワークショップ』

「食は権利、うんこは責任、野糞は命の返し方」と語る糞土師(ふんどし)・伊沢正名氏によるフン談(講演)と野糞にGoodな植物を探すワークショップを開催します!

10月27日(日)10:00~15:00
@ひつじCafé平尾台[小倉南区平尾台2-1-20]
参加費3,500円/小学生2,500円(ランチ付き)未就学児無料
要申込み。


9月サポートセンターの日「今日から始める災害対策〜ワタシのベストプランナーはワタシ~」

北九州市を中心に警戒犬と共に防犯パトロールを行い、防犯・救護・防災の普及啓発活動を行うNPO法人K9 Trident Protection Groupの活動発表会です。

JUSS 認定災害対策インストラクターと一緒に災害対策や都市型サバイバルを一緒に考えてみませんか?
災害対策をはじめるきっかけに。災害対策をアップデートするきっかけに。
今回は市販の非常用持ち出し袋をもとに自分で作るワクワクさ、心強さを感じてみましょう。

※当日は非常用持ち出し袋に入っている食品の試食も考えております。
この機会に使ってみたい方はご自分の非常用持ち出し袋お持ちください。

9月26日(木)18:30~20:00
@市民活動サポートセンター

ではまた。
あんbe

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