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光楽園10周年記念イベントに潜入してみた

お久しぶりです。親知らずを抜いて顔が小さくなった、あんbeです。

去る11月2日、NPO法人光楽園10周年記念イベントが文化記念公園内にて開催されました。
当課からの補助金が一部充てられていることもあり、お手伝いも兼ねて潜入しましたのでその時の様子をご報告いたします。

イベントについて

本イベントはその名の通り、光楽園のNPO法人の認証取得から10年を記念して開催されたものです。
光楽園の活動の意図や社会のことについて学ぶシンポジウムをはじめとし、グルメ、マルシェ、あそび、ワークショップなどのコーナー、大賑わいの腕相撲大会などの催しで来場者を楽しませました。

無事屋外の飲食ブースも盛況でした

当日は台風21号由来の低気圧が大雨をもたらした、不穏な連休の初日。
この天気でもやるのかと驚きつつ、雨の中会場設営。
子ども達の元気が雨雲を吹き飛ばしたのか、昼前には雨も上がり、大きな問題もなく無事開催することができました。
体感3~400人?悪天候にも関わらず多くの来場者で盛況なイベントとなりました。

シンポジウム

<パネリスト>( )内はあだ名
・おひさまいっぱい光楽園園長尾籠氏(おごも)
・みんなの光楽園そら児童発達管理責任者森川氏(もりっち)
・西南女学院大学短期大学部保育科特任講師櫻井氏(ゆうちゃん)

シンポジウムの様子

光楽園の活動の意図やこれまでの歩み、現在の子育てを取り巻く環境など、「こどもまんなか共生社会」の在り方について考えました。

保育現場では、時間になったら眠れない子どもを無理やり寝かしつける、遊びに熱中している子どもを止めて切り上げる、給食を完食するまで席を立たせないなどがあるそうです。

先生方にも事前に練られたカリキュラムやご飯を全部食べてほしいといった願いがあり、これはこれで一概に否定されるものではないのかもしれません。

しかし、眠たくないのに寝なきゃいけない、お腹が減っていないのに食べなきゃいけない。寝るまで、食べ終わるまで監視し続けなきゃいけない。
誰が幸せになっているのでしょうかと櫻井先生は投げかけます。

光楽園では「あそぶ」「たべる」「ねむる」をベースに、その保育の素晴らしい点は、子ども一人ひとりをとてもよく観察していることだと仰いました。

カレーを食べない子がいたら、ルーと人参、玉ねぎ、じゃがいもを分けて出してみる。
体力を使い切るまで遊んでいるから眠くなる、お腹が減る。

大人が限界を決めつけず、子どもたちは自然に近い環境の中で豊かな感性を育み、職員さんは子どもたち一人ひとりが自分らしくいられるにはどうすれば良いだろうと「こどもまんなか」に考え、試行錯誤している様子を聞くことができました。

余談ですが、光楽園では職員(関係者)全員に“あだ名”が付けられているようです。
子どもたちと上下関係ではなく、同じ目線で接しているのだろうと思います。

出展ブース

その他にも輪投げやボウリングなど子どもたちが楽しめるミニゲームコーナー、色んな小物が並んだマルシェ、助産師さん薬剤師さんによる相談室、里親啓発ブースなどがありました。

焼きそばやワッフルのキッチンカー、お弁当の販売も。いわしのぬかだき美味しかった!
マルシェ
輪投げを楽しむ子どもたち
お手製のクラフトコーナー

光楽園は今年度から「地域循環型農業コミュニティづくり」にも取り組んでおり、
家庭や給食で発生した残菜や残食材の簡易コンポストを活用した堆肥化→田んぼや畑で稲作・野菜作り→施設の給食で活用→残菜や残食材の堆肥化
という循環型農業を実施しています。

昔ながらの脱穀機が設置されたコーナーではここで採れた稲で脱穀体験ができ、また採れたお米の販売がありました。
親子で一生懸命に脱穀機を踏む姿がとても印象的でした。

昔ながらの足で踏むタイプの脱穀機
踏み踏みふみfm…
1年目のお米。完売!!

おわりに

今回は10周年イベントですが、尾籠理事長の奥様、通称『おごも』が託児所を始めたのは2005年のこと。
そこから数えると約20年もの歴史があります。
昨年はNPO法人の認定を取得し、これから益々の発展が期待される法人さんです。

光楽園の今後の活躍を要チェックや!

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