【SAP】購買領域における会計期間締め(OPEN/CLOSE)について解説【MM】
購買(MM)の会計期間の考え方
MMの会計期間は、FIの会計期間に合わせるのが原則です。
FIの会計期間と異なり、MMの会計期間は当月と前月の最大2か月しかOPENできないのが大きな特徴です。
月初日に当月のMM会計期間をOPENし、前月の締めが完了次第、前月のMM会計期間をCLOSEする、といった運用が基本的になるかと思います。
Tr-cd:OMSYで会計期間を確認
Tr-cd:OMSYからMM会計期間の設定を確認することが可能。
下記の例の場合、1999/12期~2000/1期で転記ができる設定となっている。
Tr-cd:MMPVで会計期間をOPEN
Tr-cd:MMPVから会計期間をOPENします。
実行パラメータは以下の通り。
■会社コード
実行対象の会社コード(範囲指定可能)
■期間/会計年度
OPENしたい会計年度を指定
※2000/10を指定した場合、2000/10がOPENされる
■ラジオボタン
期間の締め処理のみ
■マイナス在庫数量/金額許可
フラグを立てた場合、前期のマイナス数量在庫/金額が存在する場合でもエラーとならない
Tr-cd:MMRVで前会計期間の転記を制御
Tr-cd:MMRVから前会計期間の転記を制御します。
会社コードを指定してエンターを押下。
前会計期間転記 > 前会計期間へ転記可能にフラグが立っている場合は、転記可能。前会計期間に転記させたくない場合はフラグを外す。
CONSTANTS:
L_CNS_KOART TYPE KOART VALUE '+'.
DATA:
L_W_BUKRS TYPE BUKRS, "会社コード
L_W_BUDAT TYPE BUDAT, "転記日付
L_W_GJAHR TYPE GJAHR, "会計年度
L_W_MONAT TYPE MONAT. "会計期間
*-----会計年度、会計期間取得
CALL FUNCTION 'FI_PERIOD_DETERMINE'
EXPORTING
I_BUDAT = L_W_BUDAT "転記日付
I_BUKRS = L_W_BUKRS "会社コード
IMPORTING
E_GJAHR = L_W_GJAHR "会計年度
E_MONAT = L_W_MONAT "会計期間
EXCEPTIONS
FISCAL_YEAR = 1
PERIOD = 2
PERIOD_VERSION = 3
POSTING_PERIOD = 4
SPECIAL_PERIOD = 5
VERSION = 6
POSTING_DATE = 7
OTHERS = 8.
*-----会計期間チェック
CALL FUNCTION 'FI_PERIOD_CHECK'
EXPORTING
I_BUKRS = L_W_BUKRS
I_GJAHR = L_W_GJAHR
I_KOART = L_CNS_KOART
I_MONAT = L_W_MONAT
EXCEPTIONS
ERROR_PERIOD = 1
ERROR_PERIOD_ACC = 2
INVALID_INPUT = 3
OTHERS = 4.
IF SY-SUBRC <> 0.
*-----クローズ
ENDIF.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?