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倶楽部サピオセクシャル日記⑥ ガツガツは恋愛において御法度か? ○○があれば大丈夫という説も

26日に開催したルームは2021年の掉尾を飾る回だったが、年末ということもあり、出足の約1時間はつよぽんさんとの2人語りに。
「前回になにかやらかしたので、人が集まらないのでは?」との疑心暗鬼を抱えつつ、のんびりおしゃべり。

途中から、チラホラと参加してくれる方が増えたので、ようやく今回のテーマである「ガツガツ」について話し合うことができた。

そもそも、恋愛における「ガツガツ」とはなんだろう?
私は「性欲」に基づく積極的なコミュニケーション行動ではなかろうか、と認識するのだが、異なる意見もいくつかあった。
たとえば、男性側からの積極的なオファー全般を「ガツガツ」と称してよいのでは、との声。こちらは恋愛の成立には不可欠だから、ということであり、ポジティブな評価と言えるだろう。
一方、「ガツガツという言葉にはネガティブなイメージがある」という方もいて、とらえ方の違いが興味深かった。

実は前回、「ガツガツくるのはいいが、傷つくのはなしだ」という女性からの意見があった。
確かにそうだろう。
ガツガツは相手の感情を意図的に無視した接近姿勢と言える。
受け手にとってはプレッシャーとなる場合があるので、「気安く拒絶できる安心感」を与えなければ、フェアじゃない。

一般に、ガツガツの対象となることが多い女性からは「相手によっては嬉しいこともある」とする声も上がった。
男性が思うほど、ガツガツは一方的に嫌われたり疎まれたりするネガティブなアプローチではないようだ。
男女同権と言えわれて久しいが、恋愛は男性主導という意識がまだまだ国内では強い。
「べき論」はさておき、現実に即した行動を選ぶ方が成果につながることは確かだ。

ケース的にはあまり多くないが、女性から男性に恋愛感情を示す場合はどうなのか?
喜ぶ男性が多いのでは、という意見とは別に「拒否反応を示す人がいる」との話題になった。
今回、そんな男性のことを「カタクナくん」と命名。
漢字で書くと「頑な君」――頑固で頑迷、自分の価値観に固執する男、といったニュアンスだろうか。
もちろん全員ではないが、女性からアプローチを受けたカタクナくんは「ぼくのことを理解できていないのに、何をもって好きなどと言えうのか?」と憤ったりする。
あるいは「ぼくのような人間を好きなどと言えうのは、慈善活動なのか?」疑ったりもすると言う。

何を隠そう、私自身が典型的なカタクナくんなので、とてもよくわかる。

カタクナくんは自分を容易にさらけ出さない。
責任感が強く、仕事はできるが、幸福の追求が下手だったりする。
等々、出てくる分析のほとんどが自身に当てはまるため、胸の痛みに悶死寸前。
ただ、私にとっては、自らを省みて幸福を追求する後押しになった気がする。

そんな中、初めて参加してくれた方から「結婚生活のコツ」に関する質問があった。
印象深かったのは「お互い男女として好きであり続ける努力をすること」というアドバイス。
イギリスでは子供が巣立った後を見据えて、夫婦が男女として楽しむ時間を意図的に作るらしい。
性愛を含め、そういう関係性を維持することが、夫婦関係を円満かつ幸福なものにするコツ、という意見には重みがある。

今さらながらだが、男女の話はとても難しい。
男女は異なる生き物であり、実は利益相反する部分が大きいにもかかわらず、場合によっては一緒に暮らさねばならないためだろう。
まとめになってないが、今回の理解はそんな感じ。

会話に参加してくださったみなさま、ありがとうございました。

(by Yoshihiko 2021年12月30日)

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